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  ~懲りない傾向~

わざとらしいけど良いかもしれない

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ガンダムエースという漫画雑誌を最後に買ったのが、このイレギュラーな24巻目に収録されたセイラ・カイ編の掲載号でした。あれ? 開戦前夜ってまだ未収録エピソードだったのかと何かのデジャビュな感覚もあるんですが、セイラのエピソード以降も単発でアムロ・ハヤト編が描かれていたのは知りませんでした。

ちょうどORIGINが封切られるタイミングでの発刊はわざとらしいけど、ある意味本編よりも面白い一冊です。

この一冊の中に、GMタイプが4コマ出てきてしまうのが残念なほど、潔くもあのガンダムが登場しません。その分、登場人物の掘り下げにベクトルを注いでいるのが良いんです。こうなると、もう最初のエピソードのシャアですら邪魔くさい(笑)

ORIGINの本筋における「過去編」で、キャスバル・レム・ダイクンがジオン本国に潜入するくだりの展開で、僕は心底シャア・アズナブルになり替わっていく彼が嫌いになりまして、その後の士官学校編がいかに面白くともキャスバル自身を認めないことにしたので、なんであんなストーリーにしちゃったのかなあとがっかりしています。だから、戦後のちょっとしたドラマが出てくる方が、ほっとさせられます。キシリアがドズルの「妹」って、そこ勝手にいじっちゃっていいのか?な戦前のエピソードもあるんですが、カイ・シデンもハヤト・コバヤシも、なかなかいい成長を見せてくれます。

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