Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

うんざりだね

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リアハッチこの1年、このブログを検索によって引き当てる人のうち、エスクード・スペアタイヤをキーワードとしている人の数が四ケタを越え、ダントツの勢いです。背中のすっきりした四代目を巷でも見かけるようになり、すでに三代目の後期型から廃止された装備に対して、いま、これを知ろうとする人たちは、どんな情報を欲しているのか。だいたいの想像はしているのですが、売れなくても不人気でもクルマというのは限りなく売り手市場の商品なんだよという結論に至り、うんざりです。

本格的なオフロード性能を謳う以上、三代目の中期型までは、スペアタイヤを背負っていました。スペアタイヤ自体は初期に存在した廉価グレードのXEグレード規格の16インチホイールでしたが、フルタイム四駆の性格上、XG以上のグレードが標準で使っていた17インチと外径を合わせるため、スチールホイールに応急用タイヤである識別をした黄色塗装をしていたものの、テンポラリータイヤなどではなく、225の16インチタイヤを履かせていた。こういうところは、メーカーの良心だったと思います。

ここから先は、別の意味でうんざりするほど書いてきたことなので、リピートするのもいやですから端折ります。まだラインナップされている2.4も、四代目も、自己工夫しなければスペアタイヤは装備できない。2.4は苦肉の策でしたが四代目はスペアタイヤ尾用スペースだけは荷室に設けスタイリッシュにリアをまとめていますから、ユーザーさんはそこにどこかからテンパータイヤを持ってくるか、いやならタイヤ修理キットを使用する覚悟と、バーストレベルのパンクをしたら万事休すだと自覚して乗るしかありません。

そういった対策について、メーカーの良心とはどのように介在してくるのか。広告収入があるとはいえメディアが取り上げないのは不思議でなりません。ダッシュボードの質感についてだとか、乗り心地がどうだとかの話なんかどうだっていいのです。そして、たいていの人が忘れてしまっているのですが、おしゃれですっきりしたSUVのカタチに対して、めちゃくちゃな違和感ながら「あれっ?なんだこれ」と思わせた変則わざにこそ、プラスアルファの魅力を見出すものなのだと。

かつてのゴルフカントリーとかね。

2 Responses

こんにちは。

そもそも、このスペアタイヤorパンク修理キットの規制緩和がどこから出てきた話なのかのか?というところですよね。(やはりメーカー主導なのでしょうかね?)

3代目は設計時に、スペアタイヤを背負う前提で下回りがレイアウトされていたので、MCでは対応しきれなかったのでしょう。
ナンバープレートの規制云々という話もありますが、実際軽規格ですが、ジムニーはそのままなのは、どうなんでしょうかね。
(そういやジムニーは、次はどうなるんですか?)

4代目は、海外生産ということもあるのかもしれませんが、収納する前提で作られているのは、さすがだなと。

そういや、ヒッチにつけるスペアタイヤブラケットなるものも見つけましたが、導入するかどうかは未定です。

  • 何度かコメントのやりとりの中で触れたことがありますが、十年くらい前の何だったかの雑誌で、会長がインタビューに答えた記事が載っていて、車づくりのコストダウンの流れでどうにもならないのがタイヤだと。こればかりはホイールごと必要本数を買い付けなくてはならない趣旨の話をされています。
    さらに昔のアルト47万円時代の「エンジン載せるのやめますか」なる部下の名言の再来というか、タイヤ四本まではどうあっても「取り付けるのやめますか」というわけには行きませんので、何が矢面に立たされたかということではないかと感じています。

    面白くておもしろくない話として、巷に走っている弄りジムニーの多くが、スペアタイヤを背負っていないんですよ。タイヤ規格を変えちゃったから使いものにならないと。だったらスペアも同じ規格で背負えよと言いたい。もっともファッション弄りで乗っているユーザーもかなり多いですが。
    だから、次のジムニーなんかにスペアタイヤを心配してやる義理などありませんや(笑)
    そんなことより、テンパーホイールとタイヤを、四代目のオプションリストに加えてあげるべきです。それがメーカーの良心だと思います。