いよいよ終盤を迎える今シーズンのTDAが10日に開催されます。ヨコハマタイヤのスポンサード演出の一環でか、当日、塙郁夫さんが恋の浦にやってくるとか。塙さんといえば、2020年のダカールラリーに日野レンジャーからカミオンドライバーとして参戦するニュースが話題となっていますが、もとはバハを走ったオフロードレーサー。ヨコハマの計らいだけでなく、島雄司ウエストウイン社長との交友という間柄もあってのことです。
塙さんのことはさておき、ヨコハマタイヤがスポンサーとして久しぶりにそのような前向き行動に出ていくことは注目です。
それというのも、ここしばらく消極的だったジオランダーに対して、トーヨータイヤが積極的なタイヤ開発・投入をしており、少なくともダートトライアルにおいては性能差を埋め、シェアを奪っていたらしい。島さん曰く、
「現場に熱心に通ってきて情報収集していましたから」
実際、ジオランダーが値上げされたことで、ジムニーユーザーの多くがトーヨーのオープンカントリーに鞍替えする傾向もあるようですが、単に「重い」、という評価のトーヨーが、使ってみると意外にもロードノイズが低く、加速性は落ちてもオフロード走行では「なかなか良い」という声を聞きます。
考えてみれば、ベースがクロカン四駆のスプリントダートトライアル競技なんて、九州でしかやっていない(ような気がする)。しかし九州です。北米やら豪州やらまで出かけていくより、ずっとローコストで情報が得られる。
「確かに我々が求めているのは時速150キロレンジで使えるオフロードタイヤですし、そういうレースになっています。トーヨータイヤさんはそこに熱心だったと思います。だからそれに気づいたヨコハマ勢だって、巻き返してくるでしょう」
こう言っては失礼ながら、福岡の草レースに発したTDAが、現場レベルでタイヤメーカーの開発戦略の一翼を担っているという構図は、ちょっと驚きです。実をいうとウエストウインのエスクードをもう一段どうにかするポイントに、「いつまでもジオランダー使ってていいのか?」という疑問を感じていたのです。そこは諸々の事情があるので「使うのやめれ」とは、僕の立ち位置からは言えないのですが。
これ以上のことを書けませんが、今期は低迷せざるを得なかったウエストウインのクルマづくりには、来期はタイヤ側のアプローチが出てくるのかもしれません。
塙さんとお会いするのは約2年ぶり
当初彼がダカ-ルラリ-?それもカミオン?って・・・・
11日お昼休みに僕が司会でトークショ-をやる予定なんで
そこ辺り聞き出せたら楽しいでしょうね
水を巻かれたヌタヌタのダ-トコ-スをハイスピ-ドで
マシンコントロ-ルするさまを見るとギャラリ-の大半は
ドライバ-のテクニックだと思っているのでしょうが
もちろんそれもあり、しかし実はこれはタイヤの性能があっての光景
https://www.youtube.com/watch?v=vutalg6RqYc&feature=youtu.be
(1分27秒あたりから川添の雨の中でのドラテク動画あり)
第1戦目でタイヤ選び失敗しちゃうとそのシ-ズンは
へたすりゃ棒に振るケ-スも出てくるんで
今、そこそこ自分に合ったタイヤ履いてる選手は冒険して
新型に移行できない人が多いのも事実・・・・
タイヤというのは攻防一体の構成部品で、そのことはレースも一般ユースも変わらないんだと思います。強いて言えば一般用ってどれだけ万能であるかが問われますが、そのうえでレースにも共用となると頭を抱えたくなりますね。