ザク・モビルスーツに対して「爪ロボもこんなふうに変わるんか」(わからなかった人にはごめん)と思ったその昔。そのザクが「グフ」という新型機の登場を見たとき、いやそうじゃないと感じていたら、ザクはあくまでザクシリーズの派生世界が出来上がっていきました。でも「ザクⅢ」なんて、誰だこんなのデザインしたバカヤローは。になってしまったという・・・ いきなり何を書いてるんだお前の方がばかじゃねーか(笑)
コンセプトとは言いながらも、これはもう初代デビューの時と同様ほぼ量産モデル。寸でのところで「グフ化」はしなかったようです。うちの娘らはまあ、霰が初代乗りなので「オジロのようなやわいラインの方がいい」と、霙の方が擁護してます。「それにしてもスズキってクラムシェル好きだよねー」とは霰の談。しかしなんだね、室内設計は別として、これなら車体切り張りやれば、JB64のロングもできちゃいそうです。
そんなことを考えていたら、ジオニックに対してソルティックも黙っていないというか、ライバル社の出方はもっと踏み込んでます。これはMOVE系がこうなるのか、名前が復活するというテリオスなのか知りませんが、パネルを閉じたらSなのかDなのかわかんねーというくらい、寄せてきています。リアハッチなんか「跳ね上げ式がいい」という世論をけ飛ばすような構造だし、跳ね上げが好きなら付けといたぜと言わんばかりのルーフコンテナハッチ。
これでDだけでなくTからもリリースということになれば、シェアの奪い合いにハスラーが巻き込まれるのは必至でしょう。それよりも、だんだん訳が分からなくなっているクロスオーバーSUVの在り方に、次第に風穴が開いてきたような雰囲気が感じられます。問題は、これらの市場の購買層がどこにあるのか。若い人が車を欲さないという壁はもはや相手にされていなくて、高齢社会向けマルチパーパスの需要が台頭しているのかも。
しかし「なんでかっこいいセダン(クーペ含む)出ないのよ」とか、「コンセプトを異にした同じ車を用途に応じて使い分けるのだ」とか言ってる我が家に挑戦してくるこれ(笑 かっこわるいそうです) デザインは好みの問題として、1台でなんでもやってくれと言われちゃうと、どうやって切り返したものか。とりあえず仕事が山積してこの期に及んで東北やら東海やらへ行ったり来たりで、近場でやってるモーターショーですが観に行く余裕がありません。