水郷筑波国定公園の指定域まで手を拡げたらもっとすさまじいのですが、ここに見えている風景が全部茨城県石岡市だというだけでもすごいと、最近になって気が付きました。旧八郷町との平成合併によってそれが実現しており、霞ケ浦の高浜入りから筑波三山の稜線までが石岡市。河川改修や干拓が行われた霞ケ浦河畔の形状を除けば、常陸府中などと呼ばれていた時代から、ほぼこの景色はそのままと言っていいでしょう。
今の時期、石岡市内を流れる恋瀬川の栗田橋あたりからだと、月は筑波山の稜線に沈んでいきます。乱暴なことを言えば、その風景を切り取った「見かけの石岡」は38万キロ彼方まで石岡、と吹いちゃってもいいかもしれません。とりあえず本日は満月。21時42分あたりに満月となり、明日の朝6時頃に稜線に消えていきます。