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  ~懲りない傾向~

乙巳(きのと・み) 成長と結実へ

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干支で云うところの巳年の2025年は、暦と方位学的に「乙巳(きのと・み)」に当てはまるそうです。発展途上を示す「乙」と、植物が成長しきった様を意味する「巳」の組み合わせは、辛抱し続けてきたものがそれぞれの人々の歩み具合に応じて成果を見出せる年回りになるのだとか。それぞれの歩みというところで、僕の場合の極めて情けなくも「それしかないじゃん」な事象は、スズキエスクードとの出逢いと長い道のりの始まりに遡れる気がします。

なぜというに、僕がエスクードを手に入れ最初の1台に乗り始めたのが1989年。この年は己巳(つちのと・み)で、巳年だったのです。「己」は田畑のような自然界を喩えており、このときの「巳」には、夏の始まりがあてがわれていました。振り返ってみたら象徴的で、乗り換え乗り継ぎはあったにせよ、36年にわたって初代エスクードにしか乗ってこなかったことには、このような迷信じみた裏があったようなのです。36と言えば、「約数を9個もつ最小の数」で、次は100だそうです。。

20年目の斗折蛇行

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唐代の文学者であり高級官僚であった柳宗元(りゅう そうげん)が綴った「斗折蛇行」という言葉は、北斗七星のような折れ曲がる星座の配置と、蛇の進むが如くうねりを、道や川の続く様として表しています。この言葉と関わるわけではありませんが、彼もまた優秀な役人であったのに、上層部の政変で左遷の憂き目にあった男でした。

人は大なり小なり紆余曲折な暮らしを続けていますが、そのことはさておきうちのスズキエスクードTD61Wは、乗っている自分が言うのもなんですが、これほどこの言葉が似合うエスクードを他に見ない道のりを走り続けています。海外に持ち出された古い個体には、おそらくうちのエスクード並みの積算走行距離を刻んでいる物があるかもしれませんが、少なくとも日本という国内において、あと約50000キロでオドメータがリセットされるような(リセットされるかどうかスズキもわからないと言っているという)個体は無いと思います。

この個体は90000キロ直前で下取りに出された1台でしたが、二人目のユーザーとの出逢いは20年前のことです。これまた自分で言うのかの話ですが「厄介な奴に見つかっちゃったよね」の始まりが、2005年の夏のこと。そこから文字通り「とせつ・だこう」の日々が繰り広げられています。走ったし壊したし壊れたしで、見てくれ以上に満身創痍です。「斗折蛇行」と言いながらも、走らせる意志と走る力が微塵もぶれていないことだけ、この個体の見どころです。

まだまだ行先は各地に折れ曲がって所在し、そこへたどり着く道のりも未踏でうねうねと曲がっているのですが、今年も淡々と走り続けるのみです。

 

遅くなりましたが報告しますと、12月30日夜、急な鳩尾の痛みと嘔吐で倒れまして、県立総合病院に電話をしたら救急外来が混雑しているけれど、来るだけ来てみなさいと。雫さんに運転してもらって駆け込んでみると電話のときのピークは過ぎたのかもともと混雑していなかったのか、すんなり診察に回されました。

ここら辺の経過はほとんど覚えていませんが、あとから情報を加えると、触診とか心電図とかCTスキャンでわかったのが胆石。しかも胆道と胆嚢の接点に確認されステンドを入れて胆道確保の必要アリと。しかし場所が悪く胆嚢を傷つける恐れが出ていてそれやっちゃうと最悪重篤化と脅されたようですが、朦朧としていたのでそのまま内視鏡処置へ。

この頃すでに意識はありません。内視鏡は口から入れられたようで(マウスピース咥えていた)すがあれが体内を蛇行した感覚が無い。←干支的な表現できたよ

この一連のフェイズ進行の最中、胆石は発見場所から砕けて落ちてしまったらしく、ステンド処置も必要なく内視鏡自体も短時間で抜き取られ。朦朧としたまま病室までストレッチャー搬送され点滴の管につながれておりました。

年越しのさ中にお騒がせして申し訳ありません。膵臓も弱ってるってことで診察は続いております。

Gott nytt år 2025

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さわしかのつのおつる

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大鹿の角が落ちて生え変わる頃を「麋角解」と呼びならわします。麋、が大鹿のことなんですが、これはヘラジカのことらしく、そんなもん日本にゃいねーぞと言いたくなる。ずーっと小型化されたニホンカモシカというのは棲息しているけれど、あれはウシの仲間です。二十四節気も七十二候も中国由来だなあと思わされるのはこういうときです。2024年は本日から30日くらいまでが、この「さわしかのつのおつる」の頃に当てはまるのです。

日本には棲息していないヘラジカですが、かつてジムニー1300に「ELK」という限定モデルがありました。「エルク」というのはヨーロッパにおけるヘラジカのことを意味します。北米のヘラジカは「ムース」。北米ではエルクはヘラジカよりは小さなワピチを示すそうです。

「連峰」とか「山脈」を持ってきたジムニーシエラに対して、もうすぐ出てくるロングには「ジムニーエルク」(ヤマとシカで、シエラより小さいのが難点)と呼んだらしっくりするように思います。

まあそうなのよ、ジムニーノマドなどと呼んでもらいたくないからだよ。

 

駆け込みの師走

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この時点ではメーターの撮影をしていませんが、積算走行距離が949300キロになりました。これでなんとか年内には95万キロに届く(んじゃないかな?な)見通しです。とはいえそのペースで走ると社会悪にもとられそうな燃料消費です。長年通っているセルフスタンドの経営者は変わっていますが、以前の会社の会員情報が引き継がれ、今の経営者の割引クーポンと併せて計4円引きになるのはありがたい。さてあと何日でこれを走りきれるか、予想できた方はコメント欄にどうぞ。

議席総数も減らしなさいよ

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燃料に対する段階的な補助金減額が施行され、うちの近所のガソリンスタンドではリッターあたり6円(灯油だと9円)の値上がりが始まります。「車を持っていない人にはその補助金の恩恵が無い」などと寝ぼけたことを言っている朝番組がありましたが、まず物流に打撃、重油を使う生産農家にも打撃、家庭のストーブにも打撃とすべて消費者に跳ね返っていく値上げのラッシュが連鎖するんじゃないかと思うと、自腹で車を使って仕事をしているのがさすがに厳しい。

四駆なんて大飯喰らいでしょ? などと後ろ指刺されちゃいそうで怖いのですが、この記事に使っている写真は2012年夏のもので、当時住んでいた仙台からイベントの開かれる浜松まで走ったときのものです。カタログ燃費リッター10キロですから、今となっては何一つ自慢できないんだけど、600キロ無給油で走れるのです。これは今やってもできるんですが、つわものはさらに870キロを刻んだという事例もありますから、初代エスクードだって捨てたものではないはずなのです。

これほどガソリン車やディーゼル車に鞭を討つ仕打ちは、ハイブリッドや電気自動車を買って経済を回しやがれという短絡的な政治意図なのでしょうか。クルマもまた嗜好品だと言われればそういう面もあるかもしれませんが、風呂はどうなんだ?(いきなりESCLEVから外れた) うちの風呂は灯油でボイラー使うので、フルタンクで170リットルは買っているのです。一昨日、満タンにしておいてよかった。けれども年内95万キロ目標なんて、遊んでんじゃないよとか罵られそう。

それでも手元に手繰り寄せてしまう

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「エージェント・アンヌ」というスイスのサンモリッチを舞台にした、元諜報員の女性が主役という低予算映画を取り寄せてしまったのです。スパイもののサスペンスだと理解されればそれでいいのだと言わんばかりにその世界観や設定の説明なしに、盗聴器が出てくるハンドガンが出てくるショットガンも出てくる、だけどこれが少しも面白くない。監督はジェローム・ダッシェルってよく知らない人で、主演はアーシア・アルジェント。

あ、この人のとーちゃんの作品だと、大昔に「サスペリア」なんてホラー映画を観てます。がそれは置いといて・・・

ここは中盤のシーンですが、要するにこれだけのためにソフトを購入したのです。ヨーロッパだからグランドビターラでしょうけど二代目ですよ、二代目! 主人公が山村に隠れ住みながら生活の足にしている、これまた何の説明もなく出てくる小道具です。

それにしてもこの監督、封切った2023年にあっては貴重な二代目エスクード(物語も2008年の設定)、なんてこと知らんでしょうからとにかく後ろ姿しか撮らない。フロントデザインが見られるのはわずか3カットだけです。予算が無いからなのか生活感出したつもりか右のテールランプ切れたままだし。映画評論もとことん低い評価なのですが、二代目が出ているなんて珍しいじゃないですか。ってだけのことで手繰り寄せてしまいました。Amazonprimeみられる人なら吹き替え版があります。

何の変哲もないエスクードですが

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同型車で同一車体色が一度に二台入庫するお店なんて、全国探してもそうそうありませんね。BLUEらすかるのタイヤ換装とオイル交換に出かけ、BLUEらすかるΩに関してはスタッドレスタイヤが無いなーと勘違いしていたところへ主治医に

「二号車のホイールを換えたときに剥がしたタイヤはスタッドレスですよ」

と言われて思い出し、雫さんにΩを持ってきてもらいました。

しかしこのダンロップのスタッドレス、山はだいぶ残っているけれど2006年もの。大丈夫かこれほど古いので走って・・・

なんなのこの呼び水みたいな流れ

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まあ市販されてないからね

今になって「何か書くことないかなあ」とかいう隙間探しで見出されているんでしょうか?

スズキの巨大な「3列シートSUV」  先日、あの御大から相談を受けて「大人がきちんと三列目シートに乗れるよう、足元が確保できている」と話したばかりでした。それで購入に至ったわけですが、縁のないところからの矢継ぎ早な記事にびっくりです。この記事に言っておきたいことは「フロンクスはエスクードの後継車じゃないでしょう」というところですがまあそこはどうでも良い次元。排気量間違ってますって部分は大事です。

それよりも、当時の需要が無かったという物言いには「何処で見てきたんだその意見」と言いたいくらい、グランドエスクードは一代限りのモデルとしてはそこそこのユーザー層がいましたよ。それはね、数多の車種がミーティングなどをやれば二桁三桁の大所帯になる車種は沢山あり、それらと比べたら、エスクード自体が50台集まった事例がありません。だから、グランドエスクードのミーティングで5台来てくれたらたいしたものだったという数字は、需要が少なかったという意見に結び付けられてしまうかもしれません。

しかしそういうのは釈然としないのです。三列目に家族を乗せていたユーザーもいたし、三列目を畳んで広大な荷室をフル活用した人もいました。案外、かゆいところに手の届く派生モデルだったと思うのです。「KANSAI」「ヘリーハンセン」だけでなく「FISリミテッド」という企画ものもありました。褒めてくれているんでしょうけど、半端な記事に終始しているのが残念です。

 

朔風払葉の候

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BLUEらすかるは11月29日に945000キロを刻みました。今月、大晦日までに5000キロを走りきれるかどうか。うちのクルマはどういうわけか、毎年の暮れになるときり良い数字で年越しできるかの人知れずの悩みを抱え込みます。できることなら2025年は950000キロからスタートしたいじゃないですか。ところでこのときのトリップカウンターは431キロだったんですが、燃料系の状態を見ると、あと150キロくらいは余裕で走れますね。

きたかぜこのはをはらう。「小雪」の次候の終わり。そろそろ都内に入ってきても外気温が10℃くらいになっています。丑三つ時のつくばーど基地の麓はぼちぼち氷点下。ここまで無故障だった奇跡のようなトルクコンバータは、5分程度暖機してやらないとぐずるようになりました。寒さを気合でごまかそうとして風邪をひいてしまう人間に対して、機械は正直です。この冬は降雪量も大盛りだとか。タイヤも交換せねばなりません。