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  ~懲りない傾向~

車室設計の今更なお話

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初代エスクードはショートモデルが四人乗りで、ロングモデルが五人乗り。我が家は現在フルメンバーでも四人ですから乗車定員に問題はありませんが、ふと気がついたらばドリンクホルダーが標準では二名分しかないのです。僕自身は運転席側の送風口に後付けしているけれど、助手席側ではこれは困難。日頃は僕一人だし仕事を持ってから娘らが揃って乗り込むことも少なくなったので標準装備のホルダーで夫婦分は確保できるのですが、乗車定員は五人なのよ。

たまに家族総出で出かけてファストフードのドライブスルーなんかに立ち寄ってしまったら、一人分のホルダーが不足するのです。今更気がついた話、メーカー割り切ってやがったなあという時代の装備。これがハスラーになると、後席側の使い勝手は悪いけれどドアの内張りに標準の500ミリペットボトルは突っ込めますし、前席には両サイドに格納式ホルダーが付いております。初代エスクードのショートなんか一人分も付いていませんでしたよ。

Team WESTWIN Warriors#196

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川添哲朗君から、15日に開かれたTDA第三戦の報告が来ております。

本戦の結果の前に…
前回の練習会の際に、ミッションの2速と、なぜか5速(5速は使ってないのですが…)が死んでしまい入らなくなったため、練習会後ミッションのオーバーホールを行いました。

ミッションをバラして、2速と5速のギアとシンクロの部品を交換。組み直して動かしてみると、まだ2速の入りが悪いと言うことで、再度ミッションをバラして2速のギアの受け側の部品を交換。
組み直してみると、今度は1速の入りが悪いと言うことで、再々度ミッションをバラして1速の部品を交換。計3度のミッション組み直しを行ってもらい、どうにかTDA本戦の2日前に万全の状態へ直してもらいました。

そして本戦へ…

リミテッドクラス
今回リミテッドクラスは22台のエントリーがありました。
3戦目のレースになると、当日の優勝とは別に、シリーズポイント争いも絡んでくるため、ポイントを考慮したトーナメントとなり、上位者の4名が互いに潰し合いの組合せとなりました。
1戦目から優勝候補のファイナルビーストのりゅうまとの対戦でしたが、どうにか勝ち上がり、ベスト4まで行きましたが、準々決勝で1戦目では勝ったりゅうまに、ここで負けてしまい、3位決定戦へ、3位決定戦ではどうにか勝ち残り、結果リミテッドクラスは3位となりました。

アンフィニークラス
アンフィニークラスは12台のエントリーがありました。
アンフィニーでもシリーズポイント争いが絡んでくるため、それぞれがポイントを考慮したトーナメントの組合せになっていました。
1戦目はリミテッドクラスで負けた、りゅうまとの対戦でしたが、どうにかリベンジして勝ち上がり、2戦目へ進みましたが、2戦目で金子さんに負けてしまいました。
2戦目の敗退のため、敗者復活枠もなく、結果アンフィニークラスは2回戦敗退となってしまいました。

今回、ミッションのオーバーホールを行って、ミッションは万全の状態で本戦に挑みましたが、やはり1速と2速のギアが遠く、2速へのシフトアップの際に回転数のダウンと車速も失速してしまうところがあり、今回のコースでは苦しい場面が多々あったかと思います。4戦目も同じコースのため、苦しい戦いになるかと思いますが、リミテッド、アンフィニー、両クラスとも上位4名のポイントが均衡しているため、どうにかシリーズポイント争いでも勝ち上がれるよう、頑張りたいと思います。

ひとつ加えておくべきことがあります。

川添君のエスクードは、ヨーロッパでラリーなどに出ているJ24の直四2000版ではなく、国内で販売されていたM16搭載の、車重ならヨーロッパと同じクラスという、補強以外はまったくのノーマル仕様だということです。あちこちに負荷がかかるのは当たり前で、それでいてここまで善戦していることに驚かされ、何とかしてあげたいと思わされるのです。←思うだけかい

絶滅危惧種の意外な復活

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「ありきたりなワンボックスに乗りたくないの」

という理由でTX92Wを譲ってくれる人はいないですかとの相談が来たものの、もはや周囲にグランドエスクードを所有している人がいない。隠し球も変化球も無いのでド直球を返したのですが、まあ相手が意外過ぎる人で驚きです。これたぶん仕事用ではなくて、お孫さんたちと一緒に出掛ける用途か。

三世代まとめて乗れる(7人までね)というギミックは、歴代エスクードでもこれしかない選択肢です。ワンボックスやミニバンを避けるなら、なんぼ傾倒しようと、この人でもジムニーロングにはできない領分だと認めざるを得ないのです。はてさてめがねに適ったかどうか。しかしこれが導入されると、TD51Wの方が退役となるのかも。

1987年の確信犯

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どの雑誌だったかもう忘れましたが、新型ジムニーがこんな形になるのか、エンジンに1500も加わるのか! と、当時の読者を注目させた記事をあらためて見るとですよ。1987年時点でここまで描画を正確に描けるだけの情報が伝わっているわけですから、量販試作も終わっており、乱暴な言い方をすればメーカーサイドと出版側とのやらせにも近いやり取りがあっての、「NEWジムニー」なる見出しだったんでしょうね。

もともと「次期ジムニー開発計画」に端を発した「新型小型四駆開発」へのスライドがエスクードのデビュー譚ですから、おおまけにまければ広ーい意味では間違いとも言い切れないのですが、読者側ではあの頃の誰もエスクードなんて知りもしない時期です。NEWジムニー? と言われたら「なんですとーっ」とリアクションするのは自然でした。やだなー確信犯って(笑)

 

「あの頃」じゃないので

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やれクラシックだの懐かしの名車だのと36年にもなってから褒められるくらいなら、なんで当時もっと高評価してくれなかったのよ?(悪評ということもなかったけどね)と感じるわけです昨今の初代エスクードリポート。でもってどちらの記事も「それで? それを今どう解体新書するの?」と最後まで読んでみて、「私は初代モデルについてこう考えるのだ」という論評が出てこないところにもどかしくなるのです。

こうも初代の出自素性に絞ってまとめているのを邪推・・・失礼、好意的に拡大解釈すると「お前ら、エスクードって言うとすぐグランツーリスモに出てくるモンスターマシンをイメージするだろうけどそうじゃない」というメッセージを無理やり想像するしかないなあと思っています。まあそりゃしょうがない話で、若い世代になればなるほど、クルマの記事書いてる人の中にだって、初代エスクードなんか実際に乗ったことない派が大勢を占めるんですから。

なればこそこの手の記事には正確さを期待する一方で、なぜエスクードを取り上げるのかについての論評も読みたいのが人情なのです。あとさ、あの頃は良かった風なこと読まされても何も感じないんだよ。X‐90と1600の貨物車と直4の2000を除けばだいたい乗ったし、まだ1600にも2500にも乗ってるから。

Team WESTWIN Warriors#195と2分の一

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195と2分の一なんて使い方はイレギュラーですがKyushudanji Team Japanの話題が主なので、WESTWINとは間接的なかかわりでしかないから番外編です。

アジアクロスカントリーラリー2024の総合順位は18位。30年前のランドクルーザー80ですから、マシン制作の趣味的な思い入れと技術力、ドラ・ナビの腕前など、森川さんたちの善戦ですね。

で、実にまぬけな話で、島さんが「エスクードも良い走りでしたよ」と言ってくれているのに、彼が送って来てくれた車両の写真を見て「80のゼッケンと違うじゃん」としか思わなかったという節穴な眼でした。

これこそが総合19位でゴールしたTeam BANDIT Thailandの二代目エスクードでした。島さんすみません、最近白内障が出てきて←いいわけにならん

Team WESTWIN Warriors#195

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島雄司監督から送られてきた、最新の川添機のモデファイ写真。

えっ? どこをどう・・・

・・・そこかい!

 

このようなボケと突っ込みをやり合っていたら、17日、タイで行われているアジアクロスカントリーラリーの現地写真も送られてきました。島さんは森川欣也さん率いる「チーム九州男児」にかかわっていて、同チームは齢30年というランドクルーザー80で出場しています(なぜか送られてきた写真は別のクルマ)。17日夕刻の時点では完走暫定28位のようです。

The beginning of autumn.

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蒸し暑くても焦げるほどの暑さでも、暦の上では夏にひと区切りがついて立秋なのです。

そんなわけねーだろうと昔の人に苦言を呈すれば「暑さ寒さも彼岸まで」と切り返されるのがオチです。要するに夏真っ盛りなんですが、風情を愉しむ心持ちも無くてはならないということなのでしょう。

もうちょっと頑張れば盆休み。熱中症にお気をつけてお過ごしください。

来た見た触った!けど走れなかった

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スズキフロンクスの先行展示会に出かけてきました。自販の開店時間前からお客さん大勢です。展示会なのでショールームのど真ん中に鎮座しており、乗れても走らせられません。置いてあったのはプロトタイプでFF版と思われますが聞いてみるとリッター19キロくらいだとか。主治医のところでナビについて吹聴していった営業マンは後で絞めることになり、「1グレードなので全車ナビ装備です」と確認できました。たぶんFFと四駆の価格差と勘違いしていたのではないかと考えます。

全長4m未満とは思えないほど大柄です。車幅の影響でしょう。背も低いので後席に乗ったら座高ン10cmの僕は頭が天井に触りそう。隣で熱心に各部の撮影をやっていた小柄なお嬢さんに聞いてみると「私でも低いと思います。乗り込むときドア枠に頭ぶつけました」とのこと。ただ、リアサスがリアシートよりも少しだけ後方に設置されているので、四代目エスクードよりは乗り心地の改善が期待できるかもしれません。

エンジンルームはクラッシャブルゾーンを兼ねているようで、すかすかです。1500ccの6速ATで四駆はトルク不足だと言われているようですが、タイヤの60扁平が良くないんじゃないかと感じます。これは二代目エスクードで標準だった65扁平を70にしただけでも改善できたことを思い出します。基本的には日本仕様だというし、スイフトのエンジンでもあるため、国産のバッテリーを積めるよね?と問い合わせましたがまだレクチャ不足で「すみません、わかりません」

装備品やカラーバリエーションについては、正規版ではないカタログ(のようなもの)と、広報用チラシに割と細かく書いてあります。市販仕様の車重がどう変わるかもまだ教えてもらえません。でも「これいくらするんだ?」が最大の関心事ですよ。ということでこの車体色の四駆でドライブレコーダー、ETC2.0、ドアバイザー、フロアマットをつけての乗り出し見積もり(茨城県価格)が・・・だいたい渋沢さん326人でした。FFなら300人を割るのかも。納車までは約三か月だそうです。

ただ、上記装備品が要るか要らないかの判断もできますから、一切要らないよとなれば191180円を削れますし、よくよく見ていくとJAF加入代とかも組まれている。これは僕の場合はすでに会員なので5500円削れます。希望ナンバーも6270円入ってる。よくわからんのが「お申込金含む」(額不明)とか、「道路サービス関連費用」(5500円)とか、「保証がのびたS」(10500円)など。さらに下取り車の有無、FFでいいし選ぶ車体色は単色にするとなればまだ見積もりは変わります。

妙に褒められてるなあ

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「プロトタイプ」と但し書きのついた日本国内への輸入仕様が公開され(こっちの地元じゃ明日、関係者向け講習会があるそうな←僕は関係ありません)、メーカーサイトでもインプレッションが載りました。ちぎるほどでないにしろ褒められています。ここで「バレーノと同じプラットホーム」というコメントに「えっそうなの?」、「デストロイドファランクス」というダジャレに「何十年ぶりだぞそんな名前聞くの」などと反応してます。

日本仕様のフロンクスにはFFだけでなく実用的な四駆も用意されることとなり、妙に高そうな質感から道具感は薄れましたがクロスオーバーSUVとしての面目は立つようです。エスクードをカタログ落ちさせてのこれですが、短絡的に後継モデルと決めつけるのは早計な気がしました。スズキはこういうものも作るんだという新機軸として見なくちゃだめなんでしょうね。ただこの高級っぽい感が、インドで作るから人件費などコストを抑えられるって裏話には不快感があります。

で・・・他所でも評価されているフロンクスのリポートに対して、事実は事実なのですがエスクード、引導渡されてしまいましたよ。

これは要確認ですが、ナビゲーションシステムが標準装備ということらしいけれど、うちの主治医によるとナビなしで280万円くらい、装備で300万円くらいと自販から説明されたという話です。

あちこちで見る好評な前情報も珍しい気がしています。けれどもよくよく考えてみると、フロンクスにはトヨタ版のОEМが控えている? とすれば、いきなりやれここがダメだのアレがチープだのと書き立てられねーよなあって、メディアの忖度がにじみ出ているようにも感じるのですが。