Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

風か嵐か 青い閃光

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587000km2005年9月から運用しているBLUEらすかることエスクードTD61Wが、とうとう587000キロを刻みました。僕の知る限り、エスクート誕生以来28年間の歴代のなかで、この距離を走り抜けた個体は、これまでただ1台。しかもその存在を実体として知っているのはごくわずかな、僕自身逸話でしか聞いたことのない伝説の最長不倒距離です。これがただの与太話なのか、幻なのかを確かめるためには、同じ距離を走るしか術がありませんでした。

 

587000km^ここから先を走ったことのあるエスクードは、ひょっとするとどこかに存在しているかもしれませんが、もしそうでないとしたら、ここより先は1メートルずつでも記録更新です。そうしていずれいつか、BLUEらすかるもまた、伝説にも残らず消えていくのでしょう。

それがいつのことになるかは、僕にもわかりません。ただ、この最長不倒距離はなんとも中途半端な数字じゃないですか。ならばまだけりをつけるときではありません。

夏もこれから始まることだしね。

 

百里の道は

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0612九十九里をもって半ばとす。

などと芥川龍之介は言ったそうですが、これは物事の終盤で気を引き締める話ではなく、

「天才とは 僅かに我我と一歩を隔てたもののことである。 只この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ」

 

これが展開なのです。2200年に、とある宇宙戦艦に乗り組んでいた獣医師がちょっと誤解して若い士官に話してしまうのですが、勝って兜の緒を締める意味合いとは違うのです。

そもそもBLUEらすかるは百里どころか十四万六千五百里を刻んじゃってます。まあ超数学といえば言えなくもない。

危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。

とも芥川は言うのですが、こちらを引用するならば、僕のやろうとしていることはたぶん非常識な部類に相当するので、野放しにしておいても問題ない。ということで、目標としてきた数字まで、あと千キロであります。

Team WESTWIN Warriors#093

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pu-100826_18315019日の日曜日、広島県で開催されるJXCDに後藤誠司選手がエントリーしています。本人にとっては武者修行ですが、でていく以上セコンドから応援まで、大所帯の遠征となります。

その意味では後藤選手は背水の陣で臨まねばなりません。誰一人、彼に負けてもらいたくないからです。しかしここ数回のTDAの戦績を見ると、6年前に鮮烈なデビューを見せた世羅の闘いに比べて精彩を欠いているのは否めない。

6年間、限界で攻めてきたエスクードに機械的な陰りが現れていることは事実でしょう。そしてノーマークだった当時に比べ、ダートラの世界も他車が進化しています。TDAと異なりショップやスポンサーの事情が色濃く出るJXCDは、いささか魅力が薄れたとも言われますが、アウェーで参戦する者にとってこれほど手ごわい場所もありません。

生半可な走りでは返り討ちに遭うということです。その可能性はちょっと高めかなと、危惧するところがあります。ところが彼の僚友は、もう一歩先の視点で彼を観察していました。

「ごっちゃんが気づいているかいないかはわかりませんが、今の走りというのは、車とコースのマッチングができていないんじゃないでしょうか。あんな切れたコーナーへの侵入は神業レベルで真似なんかできない。でも立ち上がりまでのまとめ方をトータルで見たら、案外脅威ではないんです」

僚友はこうも言います。

「それはTDAが恋の浦に移転してから顕著になりました。大牟田ではそんなことはなかった。だから大牟田ではごっちゃんに勝てなかったという要素が強いんです。でもそれは、車がくたびれてきたとか、そんな次元じゃない。コースの設計でもない。路面です」

ああ、そんな要素があったのか。と膝を打った直後、島雄司監督が以前語っていたことを思い出しました。

『モビリティおおむたと今度のタカタの土は、意外と似ています。もう一つ、どちらも・・・タカタには若干の高低差がありますが、まあどちらもフラットダートのステージに括れます。だから恋の浦のようなアップダウンの強いコースに引っ越すと、土の性質も含めてレースの組み立てが変わるのではないか』

さて、あとはキーワードの並べ替えと考察ですね。

 

リコール(ではなくサービスキャンペーン)

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ecu四代目エスクードのエンジン制御コントロールユニットがサービスキャンペーン対象となり、無償交換のサービスが開始されました。

プログラムの不適切箇所が存在することによって、アイドリングストップした後のエンジン再始動ができなくなるというトラブル報告に起因します。対象車両全車において、プログラムの書き換えサービスで対応されます。

ユーザーにとっては穏やかな話ではないでしょうが、初期ロットにおける不具合というものは、乱暴な言い方ですが抱え込んで購入するのは覚悟の上でしょう。それが慣例になっているという事実自体は、もちろんどうにかすべきメーカーの良心と責任でもありますが。

 

久々の働くエスクード

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800西公園通りを走っていると、宮城県庁か仙台市役所かの方面から一方通行の路地を出てくる、見慣れたフロントグリルのロードパトロールがBLUEらすかるの前に滑り込んできました。

あーやっぱり。スペアタイヤのないTDA4W。どこの所属? 東日本高速道路はたいていエクストレイルだし、国土交通省だとだいたいパジェロだし。

と思っていると、向かう方向も同じ西道路。進路を譲ってくれたので隣をパスしていけば、車体には川崎町の文字が入っておりました。

それは受難の相?

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galaxy「CMに4代目エスクがチラッと出てる」

と、コムロさんが発見したのはこれのことか。その後ろにスイフトがいるのも、かわねこさんが指摘しています。

しかしろくでもない目に遭ってしまうところがとほほ。

残り2500km

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at694-rrそんなにあるんじゃあ、これはもうスペアにも回せませんですね。

前回の交換のときがこんなんでした。まだマシとはいえ車検やって二度修理入庫やっての正味二か月不動期と、二シーズン五か月分のスタッドレス期間を差し引いて・・・

なんとも一年間くらいでこれですよ。
四駆に乗っていると言っても、つくづく普段はFRなんだよねえ。

at694rrnewもうしょうがないので今財布の中にいらっしゃる諭吉さんを総動員して、リアの左右のみ新調です。あとはフロント左の摩耗が進んでいるため、これをスペアタイヤと交換。

総動員とはいってもかなりの格安で納品組み付け廃タイヤ処分をやってもらえました。しかし四本まとめて・・・というところまで諭吉さんがいなかったのが情けなや。まあフロントはまだ来年でも大丈夫でしょう。その頃これがどうなっているかだね。

 

到達点

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kawaさんのТD11Wが5月29日に50万キロを刻みました。

いくつかの部品は何人かの仲間が引き継ぐそうで、このノマドは12月まで車検が残っているものの、退役となります。kawaさんが次に乗るのはТD54W。今月中に手元に来るとか。何ゆえのこだわりかは聞くのも野暮なので、どんなエスクードにカスタマイズされていくのかを楽しみにしてまいります。

DSC_9511ともあれν弾丸おたふくノマドと呼ばれ親しまれたゴールドウインが最後にダートを駆け抜けていく雄姿を直に眺めていられたのは、エスクード馬鹿冥利に尽きる瞬間でした。

三十周年企画のキックオフ

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2016/ 5/31 10:46

最初に突っ込み回避で言っておきますが、BLUEらすかるを中古車市場に出しに行ったわけではありません。二階堂裕さんが来仙したので、こっちでは最も著名な(多分そうだと思う)ジムニー専門店を案内している図です。

「すごいねえ、40台以上ストック置いてあるショップはなかなか無いよ」

てなわけでご満悦の図です。

僕も初めてお邪魔しましたが、整備のスタッフさんが「いま店長出かけているんです」と説明するのでそれは残念と思っていたら、事務方のお姉さんがにこにこしながらやって来て

「それなら名取のOVER&OVERさんを紹介しましょうか? あちらも風変わりなジムニーばかり扱っているから」

と親切に応対してくれ、先方に電話まで入れてくれました。二階堂さんが「店長さんはご不在だそうですが、社長はいらっしゃらない?」と尋ねたら

「実は私が社長なんです」

というのが仙台自動車整備の田口理奈社長のお茶目。いやそれ言われなきゃわかんねーよ(汗)

OVER&OVERの菅田光博さんは二階堂さんと面識のあるジムニークラフトマンで、工房を訪ねたら和邇さんが絶対に欲しがるであろう個人輸入車体が3台も(撮影不可)。海外での買い付けの話を興味深く伺うことができました。

このへんの話は来月に出るスーパースージーに掲載されることでしょう。っておい、何がどう三十周年(言わずもがなエスクード誕生の、な)企画なんだ?

そのへんの話は、仙台、名取の往復の車中と昼飯を交えながらやっておりまして、対談の企画とかイベントの企画とかそれらをどういう形で残していくかについて。二階堂さん(SSC出版として)、一肌脱いでくれることとなりました。いやもちろんお金かかるけどね。

 

せめて気持ちだけでもお見送り

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11nomado95kawaさんに続いてs.Doさんも、本日TD11Wのノマドを退役させることになりました。明日のツーリングにはあのノマドがやって来ない。というよりここ数回の行事にもれなく参加してくれていたにもかかわらず、ちゃんと写真を撮っておけなかったこと、直に送ってあげられないことが悔やまれます。まあほとんどの場合、知人友人のエスクードの退役時に立ち会えることはないのですが。

 

kawaさんもs.Doさんも車体色違いの同じゴールドウインながら、アプローチの方向性はかなり異なっています。s.Doさんは一般道飛ばさない中速トルクの使い手です。彼に合わせて走ればだいたい燃費が向上します。トルクの細い4ATであの走りは、実はけっこう難しいのです。

まあしかしノマドは退役しますがs.Doさんは健在ですので、近々再び、いつものようにコーヒー牛乳をドリンクホルダーにのっけてやって来るでしょう。さてさてどんな車に乗り換えるのか、そこは6月に意地でもイベント開催せねばなりませんですね。