Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

※本ページの画像と実際の商品は多少異なる場合がございます

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掌動-XX 仮面ライダーBLACK SUN&バトルホッパーセット【プレミアムバンダイ限定】
【単品内容】
●プラスチック完成品
●ガム(ソーダ味)1個

 

※本ページの画像と実際の商品は多少異なる場合がございます。

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ふざけんじゃねーぞこのやろーっ

 

という半分詐欺な商品なんかぶん投げてやるっ、と思ったんですが、うまい具合に我が家のメカニックが帰省してきたので丸投げしました。

「最近の模型(正しくは食玩)って、設計図はダウンロードで箱内には入れてないんですねー。紙一枚ケチるなんてほんとにふざけてますねー」

などと言いながらも手際よく完成させましたよ。

そもそも「掌動」って書いてあった予約ページの時点で気が付くべきだったんですが、完成したらしたで、適度に塗分けられてはいるけれど食玩レベルでした。ブラックサンに関してはもうどうでもいいので組んでいません。

しかしこのバトルホッパーについては劇中スペックがほとんどわかりませんでした。だからウェブのページも適当です。

実は同い年だった

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「となりのトトロ」が封切られたのが1988年4月16日。スズキエスクードのデビューより1か月ほど前になりますが、両者は同い年の生まれと言えます。

トトロは長きにわたって宮崎駿監督作品の中でも不動の人気を誇るキャラクターですが、興行的には芳しくなかった映画でした。配給収入の低さをものともせず、この変な生き物はある意味スーパースターとなっていきます。

エスクードはどうだったかと言えば、やっぱり変な四駆の域において、物珍しさが販売成績に結び付き、大袈裟に言えば昭和最後のヒット四駆に名を連ねます。

この記事の「実は」には、トトロ以外にもう一つの映画を引き合いに出したいのですが、それは5月に出るスーパースージー連載にて取り上げたので、ここでは言えませんごめんなさい。

Amazonプライムで見放題なんだけど

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なんでか買ってしまいました。しかも今どきBDでない。茶の間のデッキは先日BDに新調したというのに。

何故というに、BLUEらすかるの車内で夜明かし待機の際に観ようとすると、DVDでないとだめなわけです。ところがそのBLUEらすかるは長期入庫している始末。間が悪い。それでもまあ特典映像があるから差し引きしてプラスということです。

庵野秀明監督による企画では、このあと「続」がありそこから「シン・ウルトラセブン」へと発展する余地を持つ作品だそうですが、よくよく見ていると「シン・仮面ライダー」よりも物語の完結性が高いのが「シン・ウルトラマン」。それは「シン・ゴジラ」以上に、とも感じられます。

ウルトラマンの物語として何か足りないとすれば、地球人の子供とのコンタクトが一度しかないということ。我々のような直撃世代と異なり、現代の子供たちがウルトラマンに何を見受けるのかは、今後のウルトラマンの立ち位置を占う大事なファクターだと思います。

あとはあれですよね。やっぱりバルタン星人。

 

「仮面の世界」への風呂敷

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たまたまワイドショーで観ていた庵野秀明さんの「30数年ぶりに計画が無くて白紙です。少しお休みしたいな」という内容のコメントに対して、ネットニュースではテレビで放送されなかった「続編の構想は残っている」発言に言及していました。「シン・仮面ライダー」についての続編構想のことです。公開された映画は、最初期の漫画の単行本で言えば全4巻のうちの2巻分でまとめられていますから、残る部分が2巻分あるわけです。

それが「海魔の里」と「仮面の世界」であることは、テレビシリーズだけでなくコミカライズをご存じの方なら周知のことで、前者は一文字隼人の故郷編、後者は「仮面ライダーコミカライズ版の完結編」となります。

その布石はすでに「シン・仮面ライダー」のなかにいくつも埋め込まれていて、ショッカー創設者が開発したスーパーコンピュータとその外部端末であるJ→Kの存在や、一文字隼人のスーツと仮面が新調され、後に復活してくる本郷猛とのライダーとしての差別化か、これまでのタプルライダーの体表ラインの逆転を諮る狙いがあるような余韻が見受けられます。

問題は役者を押さえられるのかどうかですが、それよりも、「仮面の世界」にも登場する巨大電子頭脳と、ライダーを迎え撃つ外部端末的な存在を、Kにやらせるのかどうかというところです。願わくば物語の展開通りに電子頭脳が自ら破綻した後、制御から解放されたKが造物主たるスーパーコンピュータにとどめを刺すような演出を施してほしいのですが、まだ構想だというし、作られるかどうか未定なのでこちらも妄想の域です。そういえば「ロボット刑事」はことし50周年です。

そうこうしているうちに35年

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細かいことを言うと少年サンデーでの連載開始前に、月刊ニュータイプのコラム(ゆうきまさみのはてしない物語)連載上で「機動警察パトレイバー」のベースとなった企画段階仮称作品の片鱗が登場しています。そこはこの際棚上げして、メディアミックスの先駆けとも言われるパトレイバーの初登場は、1988年4月6日のサンデー誌上つまりコミカライズ版が最も早い。後にアーリーデイズと呼ばれる最初のОVAは同月25日に第1話がリリースされます。

30周年のときにも触れていますが、パトレイバーのデビューはスズキエスクードのデビューと同い年なので、本年はやはり35周年同士。しかしそれらは作品との時系列で、物語の路線上では98式AVと同世代になるのは二代目エスクードです。もちろんエスクード自体は出てきません。それでも20世紀末の巷には、二代目どころかかなり多くの初代エスクードが現役で闊歩していたわけで、イングラムと絡めたイメージはいくらでも創り出せそうです。

45年前の2028年

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模型のスケールから推測すると、全高は1mに満たないらしいサイズになるのですが、何となくそれよりも大きな気がします。その上ダイス船長との比較で見たら、たぶん鉄腕アトムやジェッターマルスの方が小さいんじゃないかとさえ思えるのですが、そこは「ヒトが乗って操作する」という括りで逃げることにします。その範疇においては、おそらく最小サイズの「ロボット」。え? ロボットなのかこれ? とも言いたいのですが、どうも万能工作作業用ロボットと謳われているのです。

この機械が稼働するのは2028年と、もうすぐの未来なんですが、その歴史上世界は2008年にほぼ滅んでいるので、壊滅を免れたインダストリアルにおいて、枯れた技術の寄せ集めとして制作されたものと考えられます。量産されており、力仕事から指先の細やかな作業まで、単純なレバー操作でたいていのことができて、かなりレベルの高い体幹バランス制御も可能という優れものです。

「未来少年コナン」は1978年4月4日の放送開始。45年前に量産機(ただし兵器ではない)というコンセプトでなんとなく現実的な作業機械として登場しており、これをロボットとして見た場合、あとはアナライザーロボット(宇宙戦艦ヤマト)とロペット・ワーワー(宇宙海賊キャプテンハーロック)とロペット(超電磁ロボコンバトラーV)とドンゴ(クラッシャージョウ)のどれが小型かという競争になりますが、重ねて言うけどみんな自律型。さらに自律型ではアメリカ映画の「サイレントランニング」に出てくるドローンやフォンブレイバー(ケータイ捜査官7)のサイズには敵わないのがわかっちゃってるので、深追いはしません。ロボノイドに関しては操縦型ロボの一例として見ております。

 

これもまた40年 と 15年

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例によってロボノイド(未来少年コナン)の背丈には及びませんが、ダンバインやイングラムの全高を大幅に下げてきたスコープドッグは、同時に量産兵器と工業製品の姿をこれでもかというほど突き詰め、テレビアニメーションの巨大ロボットものに大きな楔を打ち込んだと言えるでしょう。ここまで来ると、もうロボットではなく装甲強化服の色合いの方が強いような気もしますが、胸部内に操縦席があるので強化服でもない。1983年はロボットの道具・兵器観が水平展開した頃です。

スコープドッグさえ、この年の秋に登場するモト・スピード・ジャケット(機甲創世記モスピーダ)にサイズ的記録を譲ることになりますが、あちらは純然たる強化服扱いなので、ロボットものという括りで考えると、「装甲騎兵ボトムズ」には爪ロボ(新造人間キャシャーン)やザク(機動戦士ガンダム)を経た量産機という概念を主役格に持ち上げた発想の頂点への到達かもしれません。スコープドッグの3m台には飛影(忍者戦士飛影)や龍神丸(魔神英雄伝ワタル)などもありますが、前者は自律型ロボで対象外、後者は操縦型ですが「魔神」でちょっと異なります。しかしモスピーダよりもあとに2mサイズの光武二式(サクラ大戦)が、ボトムズ世界のアーマードトルーパーに近い存在として現れるようです。

は? ロボノイドどうすんだって?

3日後に出てきますのであしからず。

もう一点、ただしこれは自律型ロボットなので今やっている?操縦型ロボシリーズには入れないのですが、15年前の4月2日に、フォンブレイバ-と名付けられたガラケー携帯電話が変形する、つまり変形前は手のひらに収まってしまう優れものが登場します。「ケータイ捜査官7」には、あの当時でないとできなかった、折りたたみ型携帯電話に手足が生えるばかりかオプションのブースターフォンと合体までするという、近未来技術の可能性てんこ盛りな番組でした。

手のひらサイズと言ったら「ゴールドライタン」の方がずっと小さいんですが、「7」はそれをアニメではなくプロップとCGを駆使した特撮で描いたところがエポックでした。僕の友人にはわざわざ電話のキャリアをスポンサー会社に乗り換え、フォンブレイバ-7と同型のケータイを購入し、さらに限定で販売されていた「手足パーツ」を買い求めて「7」に仕立てて常用していた人がいます。

燃える宇宙1978

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地球人とバッフクランのような、宇宙を滅ぼしてしまう業のぶつかり合いがあるから、ガイゾック星人みたいに査察型コンピュータドールを作って悪意に満ちた文明を消去しようとする業も生まれいずるのでしょう。全米で勧善懲悪ものから始まったスター・ウォーズが盛り上がり始めた1977年、宇宙人の末裔でスーパーロボットと母艦持ってる網元なんてある意味憧れの対象にもなりえたはずの神一族は、どんどん凄惨な運命をたどりだします。

喩えていうと、「デビルマン」よりも「ハレンチ学園第一部」の方が怖くて恐ろしい物語だったように、「無敵超人ザンボット3」は、あとから見ることとなったがために「伝説巨神イデオン」のカタストロフなど寝言は寝て言えな気分になる巻き込まれた人々の凄惨さと、その元凶となってしまった戦うほどに報われない主人公の運命を突き付けられ、なんだってこうも毎週毎週憂鬱な気分にさせられるのかと話数が進むごとに思わされたのがザンボットなのです。

それでも、イデオンが滅亡からの再生で大団円に至る、後は野となれ山となれ的な顛末とは異なり、ザンボットでは絶望の淵に落ちてきた主人公に駆け寄ったのが、それまで彼らを忌み嫌ってきた故郷の人々だったという哀しい救われ方が描かれていました。これが無ければ、後の機動戦士ガンダムの「脱出」も無かったことでしょう。宇宙が燃えた日からいつのまにか45年が経ってしまいました。「接触編」「発動編」を冷めた目で観られるのに、ザンボットは未だに平静で観られません。

 

これはこれで32年

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結婚して最初に夫婦で観た映画が「動戦士ガンダムF91」だったというのは、今さらですけどそれでよかったのか?な選択だったかもしれませんがそれこそ今さらの話です。

「赤い彗星じゃあるまいしの鉄仮面がかっこ悪い」とか「ガンダム(F91)のデザインがとっても厭」などと家内は言っておりました。

F、フォーミュラと言えば、当時はマクラーレンホンダの快進撃で、アイルトン・セナが3度目のワールドタイトルを獲得した年回りでした。この年の夏に本田宗一郎さんが鬼籍に入ってもいます。そういうレース世界とは直接のかかわりのないガンダムでしたが、フォーミュラマシンのデザインをモビルスーツ(ガンダム)に持ち込もうとしたというアイデアは、F91の形をあらためて眺めても成功したとは感じられません。

宇宙世紀0123年3月16日に始まるこの作品は、いくつかサイドストーリーができたものの、映画に続く本筋というか本家版は作られることなく、続編として最も近いところが長谷川裕一さんの「クロスボーンガンダム」となっていきますが、クロスボーンの物語は映像でも見てみたいと今なお思っています。間接的に宇宙世紀の延長上に生まれた「機動戦士Vガンダム」の方が、ガンダムとその派生モデルとしては優れたデザインでした。

 

 

悪を蹴散らす嵐の男

8 Comments »

エスクードミーティング仕切り直しの準備のさ中ですが、「シン・仮面ライダー」の封切りだというので観てきます。細かい話はのちほど。

誰がどう作っても、本郷猛の登場と一文字隼人の登場の仕方は大きく変えられないし、改造人間のデザインワークスの変化に目が行ってしまうのです。今回、それくらいドラマの方は安心して観ていられます。

脚本を手がけた庵野秀明さんによれば「こんな仮面ライダーがあってもいいよね」という所感だそうですから、あれでいいと思います。シン・ウルトラマン、シン・ゴジラに比べたら、興行的には弱い気もしますが、仮面ライダーのファンのために作ったところが伝わってきますから、いいんです。何年か前にあったFIRSTやNEXTにくらわされた詐欺行為の鬱憤は晴らせました。

多くの人々は、「これは『仮面の世界』編でもう一回!」という感想を抱くのではないでしょうか。たぶんそれは実現しないと思うけれど、僕はそう感じましたよ。

それにしても、そう思わせてくれるラストシーンの猛と隼人の対話が流れる場面で、延々と続く橋を渡っていくサイクロンにはやられました。そこで出てくるのかこのやろーっ(笑)