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  ~懲りない傾向~

話をモルんです

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国際単位系において物質量単位とされる「モル: mol」は、アボガドロ定数(よくわかってません)で6.02214076×1023個の、組成が明らかとなっている要素粒子又は要素粒子の集合体で構成される物質の物質量と定義されているそうで(ますますわかってません)、この数字を6:02 10/23に当てはめたのが北米の化学者たち。「モル」を記念する日として、10月23日午前6時2分から午後6時2分までをあてがっています。

この単位を持つ特殊波長粒子体で作られた擬似分子によって、あらゆる物理的限界を制御・虚無化する超次元物理学の産物が、「モルダイバー」の誕生につながっていると思っていたら、割と雑に「その理論に基づく超次元装甲のための擬似分子を生成する触媒が、モル鉱石と命名された」程度で細かな因果関係がさらによくわからないままでした。

「モル: mol」の提唱は1971年のことで、単に10月23日だから取り上げたのは、実は5年前にもやってます。それに絡んだ「モルダイバー」も然りなんですが、5年後にわざわざ持ち出してきたのは、まあその、「モルダイバー」が作られて30年目だからという、なんかそれ話題に困ってのことか?と言われそうなオチです。

無敵の超次元装甲と擬似分子効果を有しながら、モルダイバーが出てくると世の中ろくなことにならないうえ(活躍はしてますが被害甚大でもある)、主人公の娘がばかで私利私欲で有限資源のモル鉱石を無駄遣いするし、兄は開発者なのにその大半を偶然の産物で得たことから最大限の能力を引き出しきれないし、末の弟もまた自己中心迷惑やろーと、3人のモルダイバーがそれぞれめちゃくちゃなんですが、縦軸の外宇宙探査船計画を成功させていく物語は面白いのです。

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