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  ~懲りない傾向~

たぶん間違っていた記憶

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あの「オリエンタルな味と香りのカレーの店」の撮影に使用された、文京区本郷ではない喫茶店のことを、僕は「るぽ・コーヒーハウス」だと思い込んでいたのです。それはたぶん、「仮面ライダークウガ」のエンディングに、撮影協力としてテロップされた名称からだったはずなのです。

先日、そっち方面に仕事が入って、そりゃもう当然、昼飯どきにはここへ立ち寄ったわけです。

その際、なにげにアイスコーヒーの置かれていたコースターを見たらば、「CoffeeHouseるぽ」と綴られているではありませんか。

あれっ? と思って紙ナプキンと伝票のロゴも見たらば、「るぽ・コーヒーハウス」とは書かれていないのです。

いやー・・・21年も勘違いしていたのか俺は!

このお店の食事献立は豊富ながら、カレーライスだけはメニューにないのですが、いつも何を食うかで多少迷います。

関係あるようで全くありませんが、このお店は1988年の開業だそうです。偶然です、スズキエスクードと同い年なのです。昭和の雰囲気が漂うのはそういうことかと、あらためて膝を打ってきました。

55年目といえど、あと30年以上未来の話

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そう来たかよサンダーバード55

これが作られた時代、ドラマの背景や設定は100年後を描いていました。いつしかその21世紀に足を突っ込んでいるのだけれど、まだ30年以上も未来の話です。さすがに2060年代後半まで生きている自信はないです。となれば、もう一回その未来を描いてくれるというところには、おぢさんは夢を持てるのです。

記事に出ているあんな著名な人たちじゃなくても、幼児で直撃を食らった僕は、「巨大ヒーローの格闘よりもスーパーメカニック」という刷り込みをされていますから、国際救助隊の活動シークエンス一つひとつにわくわくしてきました。

アニメじゃない。CG(はある程度使うのか?)でもない。特撮ってこれだろうと。

でも、小躍りしていいのかというほど、歳食ってしまったなあ。

特撮の日

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昨年だか、須賀川市が申請し、円谷英二さんの誕生日にちなんで「特撮の日」が制定されました。円谷さんを特撮の神様と呼びならわすことに異論はないですが、その円谷さんが師事した枝正義郎さんやら、円谷さん以前から「神様、巨匠」と言われ、「原子怪獣現る」を撮ったレイ・ハリーハウゼンさんの存在もあります。円谷さんはトリック撮影やダイナメーションからブレイクスルーを果たしたという点で、日本での特撮エポックメイカーとして揺るがないことは事実です。

僕ら昔の少年は、ウルトラの超人と怪獣がプロレスまがいの格闘を繰り広げることよりも、巨大なメカニックが「ミニチェア撮影とわかっていても」空気感のなかで動き出す場面が好きだったのです。ウルトラマンにはなれなくても、スーパーメカには乗れる日が来るかもしれないと、ブラウン管越しに235mもある万能戦艦の出撃に見とれました。それが特撮による架空世界の再現。ウルトラホークもマットアローも、幾度となく模型を作っては壊してしまっていました。

特撮のブレイクスルーを次に感じたのは、「ウルトラマンガイア」のオープニングに4秒くらい出てくるXIGファイターの夕景。平成シリーズの合成技術は、少なくとも「ウルトラマンティガ」では褒められたものじゃなかった。このXIGファイターはそれらを遂に乗り越え、実機が飛んでいるような雰囲気を再現していました。悪く言えば白々しいほど、というカットなんですが。そんな逡巡をしている本日は、英二さんが生誕して120年めの七夕です。

謎の科学特捜隊 番外

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須賀川特撮アーカイブセンターに飾られている、科学特捜隊日本支部の透視図を描いたタペストリー。いやー、売っているなら欲しいなーと思ったんですが、これはこれでよくよく見ると謎だらけです。

世間で言われているベルシダーのサイズが、これを搭載するはずのジェットビートルと矛盾しているし、この場所にあるベルシダー、特殊潜航艇Sを、どうやってビートルの格納庫まで移送するのか。

更には小型ビートルの射出カタパルト「の、建物内」って格納庫からどこをどうやって持ってくるのか以前に、射出時は大丈夫なのかとか・・・

だから鵜呑みにしてはいけないぜ

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17年前の6月27日、ゴジラが日本に上陸し、これを迎え撃つはずだったG-FORCEのメカゴジラがいろいろ不都合が重なって返り討ちに逢うという事態が生じました(生じたんだよ)

このドラマにおいて、主役の一人である青木一馬を演じた髙嶋政宏さんは、出てくるなり対ゴジラ兵器になるはずだったガルーダの格納庫からG-FORCEへの転属を命じられ、スズキエスクードに乗って転勤先へ移動するのです。

青木一馬ってどんな人だったのかを調べようと思いWikipediaに行ってみたらば、

青木 一馬(あおき かずま)
本編の主人公。国連G対策センターのロボット技師
中略
プロフィールには、かつてスーパーX2の開発にも携わっていた経歴も記載されている。愛車はエスクード・ノマド。

愛車はエスクード・ノマド。

どこがだっっっ

そのくせ、登場兵器・メカニックの欄には「スズキ・エクスード、75式130mm自走多連装ロケット弾発射機、CH-47 チヌーク、BK117A-4」と、実在ものとして正しく書かれているんですけどね。

雷の(空想)科学 ←してません

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I could hear the sound of thunder in the distance  遠くで雷の音が聞こえた
Lightning strikes trees 雷が木に落ちる

雷鳴は thunder
稲妻(光)は lightning

ということは・・・

どっちかというと、同じ二段変身ヒーローでも、サンダーマスクよりもイナズマンの方が怖いぞ!

などと超くだらないことを思いついてしまったのですが、落雷の電気の力を「電源」として利用することは出来ないのだそうです。超大なエネルギーが瞬間的に流れてしまうと、蓄電できないとか。まあようするに、本日は「雷の日」

 

ケネス・アーノルド事件にちなんで(いないです)

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1947年6月24日、行方不明となった海兵隊の輸送機を捜索していたケネス・アーノルドさんは、マウント・レーニア上空で謎の物体を複数目撃しました。これが世にいうケネス・アーノルド事件、世界初ではないようですが、マスコミがケネスさんの証言における表現を丸めすぎて、空飛ぶ円盤(Flying Saucer)という呼称を世界的に広めることなった目撃譚です。このあと、米空軍が使用する未確認飛行物体(UFО)と空飛ぶ円盤がごっちゃになっていきます。

さてこの「UFО」( unidentified flying object)を、こともあろうに(というほどのことでもないんだけど)「ユーフォ―」と呼びやがったエドワード・J・ルッペルト空軍大尉の功罪によって、現代にいたるまで一般名詞として「ユーフォ―」が定着してしまい、日本においても阿久悠さんが77年にそんな作詞をしちゃったものだから、ピンクレディーの絶大なる人気にのっかってそのまま刷り込まれてしまいます。が、これは正しくは「ユーエフオー」なのです。

もっとも阿久さんの「UFО」以前から「UFОロボグレンダイザー」や「UFО戦士ダイアポロン」が「ユーフォ―」を名乗っているので、「謎の円盤UFО」(1970年)から75年のグレンダイザーまでの5年間に、誰かが言い出したのでしょう。UFОといったらこの人という矢追純一さんはその頃、ユリ・ゲラーで売っていたからたぶん違うし、日清焼きそばのあれは76年で、「うまい、太い、大きい」を略して「ユーホー」ですからこれも違う。今のところ、なんとなく謎の~です。

かにの日の解釈の妙

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「か」の字が6番目、「に」の字が22番目なので、6月22日を「カニの日」と制定した株式会社かに道楽の企画担当者は、記念日に対するものの考え方が知己に富んでいると思います。この日はそれだけではなく、黄道十二宮の巨蟹宮が始まる(実際には21日)だということも織り込まれているのです。単なる語呂合わせに済ませず、二重三重の仕掛けを施すところが凝っています。なのになんだって写真がカニバブラーなんだと言われそうですが、いいじゃないですか蟹なんだから。

というわけにもいかないだろうから、ちょとこじつけると、この改造人間が登場したのが第19話で、彼以前の改造人間では唯一、トカゲロンを除いてほぼ、上半身とマスクに造形を集中させ腰から下はアクションをしやすいようタイツ地をベースにあっさりと仕上げていて、その後もおおむねこのコスト縮減方式によって敵方の造形が進みます。予算が無い中での創意工夫と、デザインイメージを再現する努力は、カニバブラーに限ったことではないのですが、この当時の怪人に人間をいじった雰囲気と怪奇性をうまく醸し出していました。そのあたりが、二重三重の仕掛けに通じると思います。

しかしこれ書いてて気が付きました。当時の仮面ライダースナックに付属していたカニバブラーのカードって、これ「裏焼き」していないか?

謎の地球防衛軍 異聞の三

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ウルトラホークシリーズは地球防衛軍の超兵器の代表格です。分離式大型攻撃機、宇宙往還機、強行偵察機(疑わしいけど超大型輸送機も)などの用途別配備が行われ、ウルトラ警備隊が運用して侵略者を撃退するのは言うまでもありません。

何が超兵器かって、いろいろありますが今回は操縦席の話。1号は3機分離式のため操縦室が3か所存在しますが、α号には警備隊6人が全員乗り組めます。6人? モロボシダン着任以前から6人分座席があったんだ・・・

その疑問はあまり重要な謎ではなく、1号はα操縦室の広さがうまく活用され、どうやら座席数も座席位置も作戦によって変更可能な仕様ではないかと思われます。

クラタが操縦した折、1号はクラタ1名だけでの運用だったこともあるせいか、操縦席が機体中央に設定されているように見えます。警備隊の隊員たちが乗り組んでいる場合と、明らかに着座位置が異なります。しかしそれは些細なことです。

それを語る前に、ホーク2号の操縦室に見られる技術の片鱗。発進サインを送るキリヤマの後ろで、なにげに待機するアンヌですが、2号は発射体制に入っており、サイロ内に直立しています。2号の操縦席は、機首より少し後方の多段部分(2号自体は単機ロケット)に備わっていて、サイロ内で直立するということは、着座しているキリヤマはともかく、平然と立っていられるはずが無いのです。窓ごと回転させるとしたら「90度回したあと180度転回」しないと、こうはなりません。

そんなことは「できる」のがウルトラホークの超兵器度なのです。そればかりか、1号から3号まで、彼等はパトロールであろうが戦闘であろうが、誰一人シートベルトをしていないのです。これはもう、隊服の背中側とシート側で「超科学技術」による隊員の体躯の固定が成されているとしか考えようがない。キリヤマなんて、この着座のホーク3号でクラタの1号と血の気の多い空戦をやらかすのですから、いかに座席の固定技術が超科学技術化であるか、想像しなくてはなりません。

後のМATでは3点式、平成防衛チームの戦闘機には、レカロシートと4点式くらいのベルトが装備されています。写真はCREW GUYSが運用したガンウインガーに装填されるコクピットユニットのガンローダーですが、操縦席回りもよく作り込まれています。シートに関しては現用戦闘機のどれよりも座り心地が良いのではないでしょうか。それだけにウルトラホークの操縦室は、1号、3号においては機体に対して破格の広さという設計も見どころといえます。

謎の地球防衛軍 異聞の二

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地球防衛軍の精鋭において「相当程度血の気の多い人」(本文ではなくコメント欄)とSIDEKICKさんが言わしめるキリヤマとクラタは、士官学校時代からの僚友。宇宙ステーションV3以前のクラタの赴任先は明らかではありませんが、脚本(V3から来た男)から略された設定では、ザンパ星戦役のあと、アイロス星人の追撃戦で深追いし部下を全滅させた責任を取らされ、マナベ参謀から左遷通告を受けV3に転属となっていたようです。

そこは「クラタって以前はどこにいたの?」という謎といえば謎なのですが、それは割愛。クラタが二度目のアイロス追撃に失敗して地球に落ちてきた際、フルハシとアマギが乗ったウルトラホーク1号も撃墜され、秩父山中に不時着していく場面があります。おそらくステーションホークも同じエリアに墜落・爆発しているはずで、クラタさんはパラシュート脱出後、極東基地へ自力で帰還するのですが・・・

とりあえず秩父鉄道秩父本線の三峰口駅あたりから列車で戻ったとして、熊谷へ出て東京駅を目指し新幹線を使って小田原駅に辿り着き、防衛軍の迎えを待機させるとすると、三峰口から乗り換えの具合が良かったならば、極東基地まで約5時間弱でやってくるのが、現代のダイヤ編成上の所要時間。三峰口まで車で迎えに来させた場合は、3時間弱というところです。その後、アイロス星人に捕らえられ、疑似生命を作り出された偽フルハシと偽アマギがどれくらいの時間差で基地に潜入してくるかは不明ですが、これもクラタの後に帰ってくるので、撃墜から8時間くらいは経過していると仮定します。

さらにこの偽者が固形燃料奪取に失敗し、アイロス側から脅迫の通信が入るまでの時間経過も不明で、通算10時間後ともう一度仮定するわけですが、なるほど「12時間もありゃジェット機だって直らぁ!」の名言のとおり、アイロスとの人質交換にホーク3号で出たキリヤマを追って、クラタは平然とホーク1号で出撃し、キリヤマと組んでアイロス円盤と地対空攻撃に移るのです。いやその、1号、秩父山中からどうやって回収して修理してたの?

ホーク1号は全長40mクラスの大型攻撃機ですから、墜落地点から陸路で運搬など、機体を解体しても困難で、そもそも墜落地点に車両を入れられないだろうし、既に存在が否定され始めたホーク3号C型で空輸するしかないでしょう。それも、各機体ブロックごとに何度も往復することになりそうですから、半日でこれをこなすのは無謀な気がします。また、ものの本によると1号は開発コスト度外視で作られた機体のため、ジェットビートルやマットアローのように複数機体を持つことができたのかどうかが不明です。

しかし、状況を精査すると、クラタが乗って行った機体は、どうしても「予備機の1号」としか思えない。物語の展開が部下の安否か攻撃かで意見をぶつからせながらも、僚友を守ろうとするクラタの心意気と、その心情を見通しているマナベの粋なはからいに目を奪われ、ウルトラホークの話なんかどうでもいいところに追いやられてしまいました。もうひとつ指摘するなら、ロケット弾ポッドを装備している1号なんて、この流れをあらかじめ読んでいなければすぐにはできないように思える。これって「たぶんそんなことだろうよ」という、マナベの差し金で、クラタが作戦室にいる間に手配されていたのではないでしょうか。

かくしてアイロス星人との戦いは幕を下ろし(思いきり端折って)、クラタは単身V3へと帰還していくのです。来た時に乗っていたステーションホークは墜落・爆発してしまっているので、ウルトラホーク2号を使用するんですが・・・

副操縦士が乗っていない2号でV3に行っちゃったら、その2号をどうやって戻したのだ? 都合よく誰か地球帰還予定があったのか、それとも完全自動制御か!(さすが、今風じゃないか)