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  ~懲りない傾向~

かにの日の解釈の妙

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「か」の字が6番目、「に」の字が22番目なので、6月22日を「カニの日」と制定した株式会社かに道楽の企画担当者は、記念日に対するものの考え方が知己に富んでいると思います。この日はそれだけではなく、黄道十二宮の巨蟹宮が始まる(実際には21日)だということも織り込まれているのです。単なる語呂合わせに済ませず、二重三重の仕掛けを施すところが凝っています。なのになんだって写真がカニバブラーなんだと言われそうですが、いいじゃないですか蟹なんだから。

というわけにもいかないだろうから、ちょとこじつけると、この改造人間が登場したのが第19話で、彼以前の改造人間では唯一、トカゲロンを除いてほぼ、上半身とマスクに造形を集中させ腰から下はアクションをしやすいようタイツ地をベースにあっさりと仕上げていて、その後もおおむねこのコスト縮減方式によって敵方の造形が進みます。予算が無い中での創意工夫と、デザインイメージを再現する努力は、カニバブラーに限ったことではないのですが、この当時の怪人に人間をいじった雰囲気と怪奇性をうまく醸し出していました。そのあたりが、二重三重の仕掛けに通じると思います。

しかしこれ書いてて気が付きました。当時の仮面ライダースナックに付属していたカニバブラーのカードって、これ「裏焼き」していないか?

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