Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

恐怖のビリーがやってくる!

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今月13日から、WOWOWプライムにおいて「宝島」がオンエアとなります。

月曜から木曜までの17時から30分間、亡者の箱までにじり登って26話分の録画予約を死守せねばなりません。

「この前DVDブック買ったでしょう?」

 

「それはそれ、これはこれだ!」

 

「えー、また金曜日に無駄な録画が入るシフトじゃないのさー」

「しょーがないだろー。『月曜から木曜まで』の録画プログラムないんだから!」

「お言葉ですがー。その録画予約枠・・・いま一杯でもう入れられません」

なななな、なんだとっ? 誰だそんなに予約入れてるのはっ

 

「他ならぬお父さんその人ですっ」

 

・・・いっぱいだそうでよーそろー ビリー・ボーンズ、俺を助けてくれー・・・

 

そういうことじゃないんだ

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「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の一環である「HG 1/144 ガンダムG40(Industrial Design Ver.)」は、原点となった最初の1/144 ガンダムを組んだ記憶から考えたら、驚くべき進化と可動を果たしているようです。

でもこれ、ありていに言ってかっこ悪い。人間らしいフォルムや動きにこだわる一方、その印象を残したままリアリティの伴った構造を考える事・・・が果たして正論なのか?

工業製品として二足歩行人型機械が進化していけば、それはおそらく限りなく人間に近い動かし方ができるようになっていくのでしょう。関節や装甲板の設計によって、このガンダムは恐ろしく複雑な捻りや屈伸が現実に可能となっています。

だけど、メインカメラをレール式にして、とか、原初の時代に語られた「薬莢を用いない頭部バルカン」という設定をリアル側に振って忘れちゃってたり、胸部排気口にわざわざG文字をあしらうなどのデザイナーの趣味性が、全体をまとめるフォルムも相まって、かえってキャラクターから機械へ転ずるはずの造形の行き着く先で、玩具オモチャした(いやおもちゃなんだけどね)結実になってしまったように見えます。

もうひとつは、この四十年、キャラクターというより巨大ロボットとして見続けた中でモビルスーツの動きが、ときに「それ『ヒトの動き』でしょうよ」と思わされる違和感です。ペダルとレバーとボタンの組み合わせ操作で瞬時にそこまでできるのか?という動作を、巨大ロボがやれてしまうパラドックス。以前、長谷川裕一さんが「鉄人28号」の漫画で水中推進モードの選択と背負い投げの動作の組み合わせで鉄人に「クロール」をやらせる・・・

ような絵を描いていたと思いますが、それに対してAMBACの機能性以上の動作をモビルスーツは何気にやりすぎていた。

このあたりが、アニメのキャラという動きと、ロボットというキーワードを介した工業製品化されるガンダムとの間に、そういうことじゃないんだよなーと思ってしまうもやもやを生じさせるのかもしれません。

あー、僕だけのことですよ。

そのなかでも一番印象的なシーンは、実はガンダムではなくてガンキャノンなのです。敵の銃撃をかわして一瞬、岩陰に避難したとき、首をすくめて両腕で頭部をガードする。テム・レイさんはモビルスーツの完成度として「これじゃない」と言ってましたが、なかなかどうして、ロボットの動作としてなんてすごいんだと。アニメの、優れた原画と動画の罪と言えば罪ですが、こういうとろからG40に来てしまっている。だったらその操縦方法も知りたいのですよ。

 

本棚の隅の不条理

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菊池ユキ子と菊池友紀子と菊池雪子と菊池ゆきこと菊池由希子に翻弄された十代。しかしまだこの菊池さんたちはましな方だったと記憶もあやふやなんですが、吾妻ひでおさんといったらギャグマンガのようでいてときどき「どきっ」とさせられる美少女とエロティックを繰り出してくる。うっかり買ってしまった「清楚でかわいらしい美少女の表紙」の本など、うかつに机の上に置いておけなかったのです。プレイコミックあたりの連載は、読んだらすぐ友人に譲渡です。

だけど、それらを、モノを知らない時代に単純にロリコンと認知していたけれど、今になって定義で考えると、70年代に「キャベツ畑でつまずいて」を描いた和田慎二さんの解釈がねじれており、ロリータ・コンプレックスの原点とは本来「少女が中年男性に関心を抱く」ものだったはず。だから、中年どころか少年だった自分にとってはロリでもなんでもねーという不条理の渦中だったのです。まあでも、隠しておかずにはいられないことには変わりはないんだけど。

吾妻さんのもうひとつの鮮烈な記憶は、様々なSFガジェットを面白おかしく作品内にちりばめていたことですが、その中でも歩行肉食植物トリフィドという、まあジョン・ウインダムの原作においては怖いことこの上ないやつを、今ならゆるキャラレベルに昇華させてしまったことが僕の評価軸です。

そうですか、逝去されましたか。やはり時代の移り目にはいろいろな人がいなくなるなあ。と、合掌・・・

他人の念仏で極楽詣り

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これは昔の方ね

ま、仏の顔も三度などと言います。でもこれをやるってことは、またぞろ七章構成とかにしたら尺の問題で「永遠に」が取り込まれること必至だし、その先には「Ⅲ」が待ち受けている。するとまさかの「完結編」・・・で、性懲りもなく「復活編」

命の尊厳をなんだと思ってんのか知りませんが、罰が当たらなけりゃいいけどね。へぼでも当たるカードであることは保証されてます。

WIND SCALE

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自分で笑っちゃいますが、バンドが・・・僕の手首に対して

「1コマ足りないスケール」

さてこれ時計屋に持って行って同じようなのを1コマ加えられるかどうか。

 

ちなみに、販売元には届いたその日(8月3日)に「修理相談窓口」のメールアドレスにコンタクトしましたが、スルーされちゃってます。

時計堂クジゴジ堂の常盤順一郎さんに頼もうにも放送終わっちゃったし、デザインのベースを頼って風都の鳴海探偵事務所に行こうにも、かもめビリヤード場は解体されちゃったのだよ・・・

続 謎の地球防衛軍 前編

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ムック本による基地解説

以前、地球防衛軍の極東基地は本当に「静岡県」「富士山麓」なのかというプロファイルをやりましたが、秘匿された地下基地の全容は残念ながら不明であり、よくよく考えてみると、芦ノ湖らしき湖畔から射出されているウルトラホーク1号用サイロが明らかに神奈川県箱根町であるとしても、芦ノ湖の対岸はもう静岡県との県境。裾野市や御殿場市などは極東基地の展開範囲なんだよと思わざるを得ないようです。極東基地勤務の隊員は300名ですが、これを稼働体制にするためのサードパーティーはいくらでもいたでしょうし、作戦室で出前を取っていたことはないけれど、そういった必需品手配や仕入れ先は地上に頼らざるを得ません。

まあ範囲が広すぎるけどね

そのサードパーティーが一丸となって基地の所在を秘匿してきたひとつの事例が、上の図版のような「虚偽の解説」なのでしょう。しかし富士山麓の各都市や町は日常、侵略者の攻撃にさらされないのか?という疑問もあります。実際には極東基地なんて、何度も宇宙人に侵入されているので、秘匿性自体があてにならない話です。とはいえ大規模な空爆を受けた事例もあまりないので、ひょっとすると全地球防衛電磁バリア「プロジェクト・ブルー」の試作バリアシステムくらいは完成していたのかもしれません。富士山麓の上空(低高度)をこれで覆ってしまうと、逆にウルトラホークも飛ばすことができないので、フタゴヤマカタパルトは芦ノ湖の神奈川県側に設置されたのではないかと、最近は考えています。

ちゃっかりすぎる風来坊

話は少し変わりますが、最近のウルトラマン世界ではこの手の巨大防衛組織があまり描かれなくなりました。子供に軍事を刷り込むのはどなのよとか、セット組んで撮影するのもコスト高なのよとかいろいろと示唆されていますが、事はもっと単純で、「地球防衛の最前線に、こうも易々と潜入しちゃって長期滞在できる宇宙人」自体が大いなる矛盾なので、少しでも潜入潜伏しやすい設定にすり替わっていったのではないかと。もっとも昔は、その正体を隠して「ぼくらのために戦ってくれるウルトラセブン」だからこそ、感情移入できたのですが。ここを想像するに、セブンは防衛軍の首脳陣には素性を明かし、軍内のトップシークレットとして扱ってもらう交渉の末、ウルトラ警備隊に迎えられたのだろうと解釈しています。

ここに隊長がいないことは肝(作戦室側にいる)

というわけで、10月1日なので、ウルトラセブンの放送開始日(1967年)にちなんで極東基地問題はおおむね完結の方向へ・・・なのに前編です。

まあね、牧場の緑が左右に分かれちゃったり、そのくせ潜水艇ドルフィンの格納庫が富士五湖水面下の南の斜面にあるのに、そんなとこからわざわざ海へ出るTACのような、もう勝手にしてという富士山麓基地の扱いもありますので(しかも二号まであるように歌われてますが、TACの装備に潜水艇は出てこないという)。ただ、TACの基地は超獣の奇襲を受けてウルトラマンエースが地上戦を展開した折、背後に見える富士山の形で位置を推定できるそうです。

 

実は初代にも浪漫須(す ってどの字充てるの?)

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ウルトラマンゼロのとーちゃんが未だにかみさんの素性を明かさないうえ、従弟のウルトラマンタロウがこれまた母親謎の状態で倅のタイガをデビューさせるという、ウルトラ族の世代継承が相次ぎますが、実はその先駆けは初代ウルトラマンなのです。日没近くの都市で、あの宿敵と対峙する姿を高層ビルのフロアから見つめている女性こそ、初代の恋人。ただしこのとき二人は、度重なる仕事で時間を作れない初代のせいで、険悪な雰囲気でした。

そんな、初代ウルトラマンが地球人女性に恋をする話なんて聞いたことないぞと思われましょうが、これこの通り、プレゼントなんかで気をひいてみたり、パーティーでピアノ演奏している彼女のもとにダンスをリクエストにやってきたりしているのです。出逢いは好調、だけど次第に、仕事に実直すぎる初代に対して彼女の方が不満を募らせていくのです。でもって険悪極まりなくなって今度こそは埋め合わせ、というときに宿敵が出てきやがるという・・・

このエピソードは2005年頃、Nobodyknowsが作成した「メバエ」という楽曲のMVです。Nobodyknows – メバエ で動画を検索していただくとして、年次から考えてもウルトラマンゼロ登場以前の、しかも突然父親になってしまっていたウルトラセブンとは異なり進行形のロマンスが描かれていました。しかし残念なことに、今残されている動画は前後の部分がカットされており、二人の恋の顛末がわかりません。何てことしやがるんだと編集者のセンスの無さにあきれてしまいます。

当時物の動画から、そのヒントのみ切り出しておきます。

ヒロイン、まだ「オダギリジョー夫人」にはなっていない頃の彼女です。いやそこじゃない。その下の「メバエ」役。この子役ちゃんの存在によって、「皆まで言うなの後日譚」が、本当はあることがお判りになるでしょう。やるじゃねーか初代ウルトラマン! その後のこの子を主役にして史上初のウルトラウーマン番組を・・・

 

Mörderwal

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モルトバール。いい響きです。が、お察しの通りマーダーホエール、キラーホエールといった意味のドイツ語。決して響きだけの言葉ではないのですが、こう(便宜的に)名付けられた、自らの名前を明かさない一頭のシャチは、なかなかにパンクで面白い変な野郎です。

こういうアプローチはなるほど直球投げても編集者がパスボールしそう。pixivからデビューしてくるというところが、ある意味恵まれた時代かもしれません。

が、恵まれているだけではない、今まで無かったよこういうの、といった発想も豊かだし、飼育員とのコミュニケーションを通してシャチの生態をけっこうわかりやすく描くインテリジェンスも高い。なにより飼育員のジャクリーンが、その辺にあふれている萌えキャラでなくて、洋画に出てきそうないい感じの雰囲気を纏っています。

ネット配信でのこれを知りませんでしたが、やっぱり行き着くところは紙媒体の書籍として世に出ていくことだよなと思います。コミック化されたことで、きっとこの漫画は魅力の広がりを手に入れたはず。

それにしてもこの本で久しぶりにシャチの博物学を勉強させてもらいましたが、僕は「オルカ」という一般呼称より、英語圏で使われている「グランパス」の方が好きなんですよ。ところが最近はハナゴンドウの属名に固定されているそうで、シャチには使われなくなっているとか。

・・・えー?

破裏拳ポリマーが「ポリマーグランパス」という形態名称を使ったその昔、新しくてかっこいいと思ったのになあ・・・

先にカードを切ります(二代目ウルトラの母)

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こちらの勝手な妄想ですから、書いたら書いたで異論囂々となりましょうがそれは知ったことではありません。

ウルトラマンゼロの物語で(ジードも?)扱わなかったのが実母の所在です。そこはね、セブンやベリアルが親父になっちゃったよ、まだセブンインパクトの後だけにベリアルでは薄れたものの、あのベリアルから鳶が鷹だよ。という分だけでも一大事でした。しかし、ウルトラマンタイガはそうはいかないのではと思います。

彼は、ウルトラの父とウルトラの母を親に持つウルトラマンタロウの倅です。ある意味サラブレッドの中の優駿。そしてじーちやんばーちゃんたちはウルトラの星の命運を賭けた宇宙戦争で知り合い、負傷したケン(父)を介護したマリー(母)という馴れ初めも有名で、今なおウルトラのおしどり夫婦です。その実子であるタロウはまさしくサラブレッドで、こんな両親に厳しく育てられているので、地球では多少生意気な時期もありましたが極めて品行方正に成長しているはずです。

とすると、タロウの嫁ってどんなウルトラウーマンなのか? という興味と感心に、身を滅ぼしかねない好奇心も沸くわけで、そんなカードを制作陣が切らないとは思えないから、切られちゃう前に仕掛けてしまえと、言ったもの勝ち作戦に出ようと思います。

これまた勝手な妄想として、セブンの奥方はきっと「静御前」のような存在だったのだろうと。ならばタロウの嫁さんには「巴御前」であってほしいじゃないですか。女傑的ウルトラ戦士ならば80の婚約者やUSAの紅一点がいましたが、彼女ら以上の跳ねっ返りで、時にはタロウをも尻に敷きかねない。てなイメージで(加工のベースにはウルトラマンルーブに出てきたウルトラウーマン・グリージョを用いましたが)架空の「新(二代目)ウルトラの母」を提案。

ポニーテールのウルトラウーマンというのを、知りうる限りでは見たことがないので、スラッガーを後頭部に括りつけました。脳波コントロールではなく、ビーム状のウルトラリボンで結び付け、間合いを変えながら振り回します。本当は幾筋もの髪の毛にしたかったんですが、そこまで描ける腕が無いのよ。たぶん武器化していないときは髪の毛のポニテ状態なんです。スラッガーになったらタロウでも手を付けられないということです。ただし普段は良妻賢母なウルトラウーマンです。

世界海賊口調日

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・・・なんじゃそりゃー?

経緯はこういうことらしいですが。そうなの? 世界的に広まってるの? そもそもなー、僕らが感化されたジョン・シルバーって、若山弦蔵さんが、まあなんとなくべらんめぇ口調でしゃべってたやつだし・・・

だいたい、発祥の日じゃない日を、しかも前妻の誕生日を充てるって・・・