Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

他力本願な変身

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ゴースト俺は俺を信じる! と言ってるそばから英雄・偉人の力を身に纏っちゃうんだから、しかもそれらが既にこの世の人々でないのだから、そんなことでいいのかと思わずにいられない「仮面ライダーゴースト」の前ふり。かっこいいフレーズを繋げるだけでは口上は成立しないよ。これはゴーストという新しいライダーのせいではなく、ボキャブラリーの足りないスタッフの責任です。一度命を落とした主人公というベースについても、極めて軽はずみな、制作サイドに思慮が無いです。

そこは、呪いをかけられて、眼魂とやらを15個手に入れないと命を落とすぞ。でよかったのです。ヒーローもの、子供番組において、命のやりとりを商売に持ち込むスポンサーの意向も最低です。

異形の具現化をどこかで勘違いしているデザインは・・・まあもうどうでもいいや。これ、下手をすると偉人・英雄の一人か二人に「本郷猛」とか「風見志郎」なんて企画を立ててきかねない商魂だけは感じられます。

で、この際です。

これでいいのだ憑依する魂のなかに、ぜひ「漫画家」を組み入れてもらって、「ネームを切った通りに相手が倒される」「筆先から墨汁を飛ばして相手を塗りつぶす」「スクリーントーンをかぶせて一網打尽にする」てなバージョンをやっていただきたい。

しかしその魂がベレー帽かぶってたり鉢巻と腹巻してたりすると、憑依間違いになっちゃいます。

もちろんヘッドギアなんかもってのほかです(あっ、この人は存命だ)

配達されちゃった一通の手紙

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仕事の手紙を読み終え便箋を封筒に戻そうとして発見。高田明美さんの描いた南雲しのぶさんです。衣替えの時期よろしく、冬服というのが気が利いている。

うちと同じならば、切手を貼って投函(うちの場合は郵便局員が集配に来てくれますが、切手は貼らないと回収してもらえないのは当然の話)するのは事務職の担当なので、郵送を命じた差出人の方では、こんな切手が選択されているとは全く知らないでしょう。

うぬぬぬ・・・ どこの(いや送り主の会社は知ってるんだけどね)どなたか存じませぬが、受け取るのが俺と知ってのお茶目か?

それよりも、この切手シートってもう何年も前に発行されたものです。僕も初めて見ました。シート自体は五種類のイラストを左右分割する形の10枚綴りで、南雲のバージョンはリアクティブアーマーを装備したイングラムの後ろ姿という背景だったはず。どこかの誰かはそっちを受け取っているわけですが、どっちが得したのかと言えば、まあこっちなんでしょうね。

ただ、それを受け取った人がこちらと同じように切手の図版に気が付くのかどうかは定かではありません。

 

 

どうせ堕落してましたよ

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出てくるなり言われてしまいましたよ。

何が堕落していたかって、「週刊掲載の前編」で、光画部員のレオナルド根岸くんが出ていたことを、「月間掲載の後編」で本人に言われるまで気が付かなかったくらい、コマのなかで巧妙に仕掛けていたいたずら心に乗せられてしまったからです。

さあ大変じゃないかと、前編読み直しましたよ。

おい小学館っ なにが「後編だけでも楽しいよ」だっ。手元に前編がなかったらどうするつもりだったのだ!

面白かったけどさ。

四代目!(いや三世だけどね)

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4thまたもや「30年ぶり」コールにて、1985年がどんだけ凄かったのか痛感させられる話題が、今年は目白押しです。「ルパン三世」もずいぶん前からアピールされていましたが、いよいよ首都圏などでは10月1日深夜、仙台では1日遅れで放送開始となります。

テレビシリーズ4代目のルパン三世(敢えてややこしい)は、ブルーのジャケットに一新されました。「懲りない」からですかね(笑)

しかしネクタイの色柄については、もうちょっとカラーコーディネートに凝った方が良いように思います。

深夜枠で展開し、サンマリノ共和国という固定された舞台を通して、どんなストーリーを仕立てていくのか。世代によって見たいルパン像がまちまちでしょうから、落としどころが難しい。それにしても、またぞろこの曲がメインテーマなんですか? これのアレンジで何年商売してるんだか。

羽目を外して三千話

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ぱとらすかる三千里 =11 781.8182 キロメートル。子供の旅する道のりと考えたら、現代でもなかなかのものです。ブログの記事三千件め(さっき、風花さんが上げてくれました)も、けっこうやったじゃん、と思うのですが、これ出力して書籍にでも・・・と言えるほどまともな記事を書いてこなかったことが悔やまれます。せめて挿絵くらいはとライブラリを探しまくったけれど、アメデオのぬいぐるみなんかありませんでした(そこか、三千)

仕方なく、アライグマぬいぐるみに被り物シリーズが出てきたころのやつなんですが、「フランダースの犬」と「あらいぐまラスカル」の間に「母をたずねて三千里」が制作されているということをイメージできれば(できねーよ)

そういえば「~三千里」が放送されていた頃よりずっと昔、担任の教諭が今で言う読み聞かせというのを毎朝やってくれて、十五少年漂流記だとかクオーレ(三千里、が収録されている)だとかいろいろな物語を読み上げてくれました。あれをちゃんと聞いていれば、もう少しましな人間になっていたのかもしれませんが、その頃問題児だったらしい僕は(本人は知りませんが、職員室ではそうだったらしい)教室の窓から遠くに見える裏山の稜線からロケットが飛び立ち、山麓の池が割れて巨大ロボットが現れ、神社の社から地下基地に入っていくというろくでもないことばかり思い描いていましたね。

想像は創造(オリジナル)でなければだめだ。という指向に行きつくのは、それからずっと後のことです。

天高く 馬子ゆるキャラ

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ゆうきまさみさんの漫画家生活は35年めになり、究極超人あ~るだと連載開始から30年めにあたりますから、ざっくり乱暴に言ったら40代以前までの人たちは、連載当時にはこれを読んだことが無いかもしれません。もっとも氏の代表作のひとつですし、漫画だけでなくドラマCDやOVAなどメディアミックス展開し多くの記録を残していますから、うちの娘らのように90年代半ばに生まれていても知っている若年層は多いと思われます。

なんでそれがスピリッツに掲載されるのだ?と思ったら、同誌も35周年だと。

ふーん、というわけでゆうきさんは当分、少年誌には描かないんだなあと時の流れを感じるのですが、前編が「週刊」で後篇を「月刊」に載せるという商魂は、作者側の良心として阻止していただきたかった感があります。

それはそれとして、まるで「美味しんぼ」の単行本表紙みたいな装丁の扉絵は、ある種パロディマンガ家の真骨頂か。とか言おうとしたら、前編はご飯の炊き方・・・いや炊いたご飯の「加工調理」の極め方で、遠大な究極の献立をやらかしているところからして、オリジナルでありながらパロっているのがわかります。

今回、どんな展開にするのか興味を引いていたらば、堂々と「最終話」のちょっとあとくらいで始めちゃうのが「マンガって羨ましいなあ」と時空の自由度を痛感させられる設定。こっちは30年齢くっちゃってますから。

しかし恐ろしい伏線もはらんでいるような気がしてなりません。まあ「あ~るだから」で済ませられる笑かしですけど、30年前の連載の終幕は、一時的にR田中一郎が行方不明になっていまして、今回初めて、彼が何処をさまよっていたのかが明らかにされました。

そこから察するに、行方不明になる際の、成原大要塞崩壊時に、時空を転移してしまう『ピンホール振動』が発生していた節があり、そんなものが成原成行博士のマッドサイエンステクノロジーに掌握されているとしたら、成原家か、そこに嫁いできたキヨエさんの血筋には、外宇宙文明であるアルタ人の、1000年前の地球漂着が関わっているかもしれない。

現に、R田中一郎のモデルとなった成原あきら君に酷似したアルタ文明の帝国近衛師団員ダール氏という存在もありますし、彼らには『人形』というアンドロイド技術が確立されていました。成原博士の「本人でも理論を説明できない」超破天荒な発明も、アルタ文明のテクノロジーを好き勝手にいじった結果とすれば、「おぉ」と膝を打てるような気がします。

何が恐ろしいかって、アルタ文明だとか連邦だとか帝国だとかの「鉄腕バーディー」の世界は、その超空間転移やそれを引き起こすための膨大なエネルギー転換をもたらすピンホールエンジンの実証実験が『人類の手で行われて失敗し、時空の歪みと並行宇宙の出現』によって成立するものらしいからです(バーディーちゃんと読み返さないと説明しにくい)

その実験が行われるのは、人類時間で言うところの2040年。多説ある中で、その際「我々の住む世界は地球ごと消滅している」ということで、ひょっとしたらピンホール技術を確立してしまったのが成原博士で、これがいち練馬の個人研究所から国家レベルの事業に取り上げられてしまう歴史が、これからの四半世紀に起こってしまうと、世の中えらいことになってしまうのです。

いやもう「馬子ゆるキャラ」なんて言ってる場合じゃないよ。てか、今回それがR田中一郎の大技だったんですが、それに言及できずに長文化しちゃったのでぶん投げることとします。

 

4号ってそっちだったのかよ

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変身dビデオとやらではとっくに完結しちゃっている話なのでまたもや今さら感たっぷりですが、9日にソフトが出て初めて観たんだから今頃書くしかないのです。

仮面ライダー555(ファィズ)は、5ばっかり並んでいるようでも、実はクウガ以降4人目のライダーなのです。

クウガって20世紀の番組だし平成と絞ってもクウガ以前に4人もいるため、クウガの基準値は未だに違和感を覚えますが、とりあえず555はテレビ番組ベースの平成ライダー4号(それでもRXを無視せねばならない)に相当するのです。

この「仮面ライダー4号」には、まあショッカー謹製変な4号が小生意気にも登場してきますが、実際には4番目の男、乾 巧の物語のようです。555の世界観は、リアルタイムで見ていた人でないと解らない、というより感情移入するために2003年の一年間がどうしても必要な主人公。宿縁を背負った者同士の再会と決着が、今回の物語に用意されていた仕掛けでした。

オルフェノク乾と対峙する海堂直也は、あの当時の子供たちには理解しにくかったかもしれないけれど、12年経った今だったら、たぶん解るんだろうなあ。ちくしょー、変な4号なんか要らなかったじゃねーかよこの番組。こういう脚本書けるんだったら、それこそ怪人も戦闘員も要らない、存在だけちらつかせるショッカーで充分。つまり配信チャンネルなんてけちらないで良い、地上波9時台のドラマが成立したと思いますよ。

 

海堂役の唐橋充の、飄々とした人を食った芝居を久しぶりに見せられて、やっぱりオルフェノクって哀しいなあと実感。

化かされてました

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ぽんぽこ「平成狸合戦ぽんぽこ」が封切られたのは1994年なので、何も疑う余地のない平成の話とはいうものの、舞台となったその頃の多摩ニュータウンはあらかた都市化が進んでいて、あれほど急ピッチな大規模宅地開発は多摩ではなくて、八王子ニュータウンの方だよなあと感じていたのがそもそもの混乱の始まり。聞けばあの映画は、物語自体は開発初期の多摩ニュータウンあたりが取り上げられているのだそうです。

だけど、もしそうだとすると、狸たちが夜の森の中で化かしたこの小型4輪駆動車は、まさしく「お化け」以外の何者でもなくなってしまうのです。

うわー、やっちまってるよ高畑監督・・・とぼやいたところで、映画のタイトルに「平成」とあるんだから、もともとパラドックスをはらんだ作りとなっていて、スズキエスクードが出ていようがいまいがそんな細かいことはたぶんどうだっていいじゃんか。と蹴飛ばされるのです。

でも、化かされたというのはそのことよりも、先日の放送を見ていて「ありゃっ、ハードトップだよ」と声を上げてしまった僕のことなのでした。

今回の放送が2度目か3度目くらいのオンエアだと思うのですが、この映画は封切り当時はばからしくて見ていませんで、最初の地上波放送が初見でした。そのときは、何を勘違いしたか、このエスクードをハードトップではなく、白い幌のコンバーチブルだと思い込んでいたのです。

まあつくばーど基地なんて多摩ニュータウンどころか地上波デジタルへの移行時に「電波過疎地」に認定されてしまったド田舎でしたから、アナログ地上波のテレビ映りもまともではなかったので。

お恥ずかしい話ですが、つい先日、その誤認がとけました。

このエスクードは1型のようですが、たった1シーンの短いカットのわりには実に丁寧に書きこまれています。ドアミラーの下半分に影を入れるなんて、やらなくてもいいようなところをやってくれているので、ミラーカバーの形状ひとつがそれっぽく描かれています。

親子で遊べる(うちは親だけですが)

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Xio仙台では四週くらい遅れて放送が始まったため、どういった世界観か設定かについては知らないことが多いのですが、「ウルトラマンX」の防衛組織Xio(ジオ)は、機動力の展開に三種類の車両を用い、これをコントロール系として航空、宇宙、地上にわたる戦力となるライドメカを用意しているようです。この設定を玩具のプレイバリューと重ね合わせるのは、なかなか面白いアイデアだと感じました。

赤い車両がアトス、青がアラミス、黄がポルトスというネーミングがまた、そう来たかと思わせます。これらがドッキングするマスケッティは用途に応じて形態を変えるのもパズル感覚で楽しいし、指を挟まないように注意しなくてはなりませんが、小さな子供でも難しくない変形は好感が持てます。

マスケッティはDX版としてジオ・アトスとのセット構成。ジオ・アラミスとジオ・ポルトスが二台セットという分割販売で、価格を抑える考え方かと想像できますが、なぜビークルが三種類? 三銃士に重ねるにはちょうどいいとして、防衛組織としては海洋機動力の無いことが腑に落ちません。

sea-muskettyひょっとして、いずれジオ・ダルタニアンなんて車両が追加されて、マスケッティにも第四の形態が登場するのか? などと考えながら可動部をいじっていると、なんだかそれっぽいスタイルが作れることが判明。小さい子がこんなところに気が付いて「メカ開発」したら、お父さんやお母さんにはほめてあげてくれたらいいなあと思うわけですが、うちはとーちゃんだけが面白がっているしょーもない家庭です。

呼んでいるあの声はSOSだ

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tb-bay2半世紀が経って三たび「サンダーバード」と邂逅する日がやってこようとは。

などと感慨に浸っていたら、いつの間にか先行放送開始になってしまいました。本日と明日の夕方より、第一話と第二話がオンエア。放送局が50年前と同じで、しかも地上波だというのは非常に好ましいことです。家族の録画予約と被っても、てか被ってるんですが、それなら仙台で録画しておけるから。

tb-1-2メカニックプロップを実物かCGかで比較したら、オリジナルの50年前に軍配を上げてしまいますし、白組が作ったレスキューフォースのCGプロップの方がリアルに思えますが、超人巨人と光線わざに頼らないメカニック番組を堪能できるのだから、見る側もつい贔屓目にハードルを下げてます。その点、酷評だったという2004年版の映画作品は、脚本を低年齢層向けにしただけのことで、映像としては優れていたと思います。まあ低年齢層で何が悪いのよ、とも言えるのですよね。

tb-sTB‐Sなる新規機体を河森正治さんが手がけたということが、今作のひとつの話題。懐かしのSR71風のデザインは、彼や僕らの世代にとっては一種羨望のシルエットと言えるのですが、何と言っても今回、2足歩行変形しないところがいい(笑)。その代りにコクピットが切り離されてオートバイとして活用できるそうですが、操縦席が切り離されてオートバイになるというアイデアは、UFO戦士ダイアポロンのアポロンバイダーを思い出させます。しかしこういうデザインや日本的ギミックがあの世界で浮かなければいいのだけれど。