今年も受けた健康診断。
結果が届きました。
・・・十二指腸潰瘍瘢痕???
知らん間になって知らん間に治ったと??
あーなんかお腹の具合良くない事あったっけ・・・
「さすが兄妹(笑)」
いやいやいや、そこ違うからっ!
そんな微妙な誕生日・・・(どんなや)
謎・・・にはならい第二小隊
こういう話は二年前の「パトレイバー三十周年」のときに書けていれば良かったのでしょうけれど、当時はパトなんかより「エスクードの三十周年」でしたから、今頃になってしまいました。「機動警察パトレイバー」は、メディアミックスで漫画や映像が発表された作品で、それぞれの繋がりはあったりなかったり。特にコミック版については独自の時間軸で描かれていることが明示されており、この時点で「謎の」は使えないのでした。
そのうえで他の時間軸と最も異なるのが、1999年夏の出来事で、特車二課は東京湾に出現した、隕石付着の微生物から加速進化させられた宇宙怪獣と戦っていました。その事件の終盤、細胞破壊薬物を装填した弾丸を撃ち込みながら、現場では怪獣を取り逃がしますが、直後に東京湾には台風が襲来しています。まさかね、この台風の渦中に彼らが別の任務でバビロンプロジェクトの機材メンテナンス用洋上プラットホームに乗り込む余裕はないですよね。
この時点で、「機動警察パトレイバー the Movie」とは別の世界の夏ということになり、映画の冒頭で東京湾に身投げしたキーパーソンの帆場暎一も、コミック版では対黒いレイバーに関する98式AVの分析会議や、2000年以降の篠原重工で健在です。また、この映画に登場する新型パトレイバー・零式も、コミック版では最後の最後でグリフォンと対峙するまで出番がありませんし、なにより香貫花・クランシーと熊耳武緒という登場人物の差異もあります。
1999年夏。唯一摺合せできそうなところは、最初に作られたОVAで、これは第3話までが冬服着用で、第4話のみが夏服の第二小隊です。つまりその前後の時間軸のどこかで、劇場版第1作目の物語が展開するのですが、一つだけ厄介なのは、ニューヨーク市警に一旦帰還しており呼び戻された香貫花が第3話にも第4話にも「いる」こと。逆にコミック版では彼女は終盤まで登場せず、廃棄物13号事件には熊耳が「いる」ことです。
重ねて綴りますが、パトレイバーの映像、マンガはそれぞれ異なる時間軸で描かれているメディアミックス・マルチタスクな作品なので、無粋な摺合せはすべきではないとも考えています。そんななかで、コミック版の廃棄物13号において、後藤喜一が茶化すように言った「~昔 千葉県警が虎狩りを~」は、この事件からちょうど20年前に起きた史実を取り上げていて、細かい部分にも読み流せないリアリティがちりばめられています。そんなわけで、本日は「パトレイバーの日」
八月九日、だからといって特に関係ありません
知人から「ふるーいロボット要る?」と声をかけられて引き取ってきたのは「ハック」です。物自体はそれほど古くなくきれいな状態ですが、ハックといったらウルトラQ、ウルトラマンに続くTBSのウルトラシリーズ第三弾となった「キャプテンウルトラ」の主要キャスト。たしかに「ふるーいロボット」です。ウルトラと言っても円谷プロではなく東映の制作なので、言ってみれば「がんばれロボコン」の先祖というところ。だけどハックの時代は二十一世紀後半と言われているので、ロボコンの方が祖先になってしまう解釈もできます。
しかしさすがにこの番組放送時代のロボットの性能設定はよく覚えていません。宇宙パトロール艇シュピーゲル三号機の専任パイロットで、右腕がロケット砲に換装でき、宇宙のかなりたくさんの異生物の言語を翻訳できる程度のことしか思い出せず、あとは決め台詞の「ほんにょごにょ~ん」くらいか。ってことで調べ物をしたら、動力はよくわからないままで、最大出力が「五百馬力」説と「五百万馬力」説が見つかりました。
正しい設定ってどっちだ? ロボコンは通常百馬力でフルパワーを出すと三百馬力。ハックの五百万馬力説は、たった一体でレッドバロン五体分というすさまじさになってしまうのですが。それにしてもハックというネーミングはなんとなく時代を先取りしていたような気がします。おそらくはぶった切るとか叩き切るという直接的な意味ではなく、切り拓いて進むという開拓のイメージと宇宙開発を掛け合わせたのだろうと考えれば、ですけど。
四十年の因果地平
テレビシリーズの「伝説巨神イデオン」が放送開始となったのは1980年の5月のことで、今頃何を書き始めるんだと思われそうですが、その年の8月7日に第14話が放送され、地球連合軍前線基地ブラジラーでの激戦が繰り広げられています。基地司令のカミューラ・ランバンとユウキ・コスモの邂逅と死別を描いたエピソードは、後にカミューラ・ランバン・アタックと呼ばれるイデオンの全方位攻撃を繰り出し、バッフ・クランを退けます。
まだこの頃は、最後の最後まで登場人物がどれほど翻弄され命を落としていくかを想像しきれない、展開の途上でした。が、そこまでやって打ち切りの最終回か! とはぐらかされたのもつかの間、2年後の「劇場版発動編」で肝を冷やされ、ややこしいけど前の年にカタストロフしていた「劇場版宇宙戦士バルディオス」の衝撃の結末を上書きしてしまうのでした。巻き戻して40年前の夏はまだ、娯楽で見ていながら異様な緊張感が残る、そんなアニメーションでした。
ただ、これを手掛けた富野由悠季さんはずっと以前、「無敵超人ザンボット3」や「無敵鋼人ダイターン3」で、イデオンが極限まで行ってしまった因果の片鱗をちらつかせています。特にザンボットは冷静に考えるとイデオンよりも凄惨なのですが、それにはいずれ触れる機会を探すとして、イデオンには作り手にも視聴者にも共通の鬱屈を感じさせる異質さがありました。すごい威力であることを認めながらも、リメイクは望まない作品だよと思うくらい、自分の方が年老いてます。
みたびやっちまいましたよ
守谷サービスエリアに立ち寄ったら、なんか面妖なものが売られているのを見て、いったいこれはなんだ? とガン見していて、
「ぁ゛・・・」
賢明な皆様はもうお分かりのことと思いますが、
ああっ、俺はたぶん疲れているんだ。人並みに十二指腸に潰瘍だったり胃にポリープだったりのストレスも蓄積してたし。まさか「スタミナまうんてんな重」やら「謎のモリカタヌキ」の轍をまたしても踏むとは!