「ALLGRIPの性能とやらを!」
というESCLEV側の試走は今号のスーパースージーに間に合いませんでしたので、7月に出る095号に持ち越して、今号は まだ真っ新の四代目エスクードをいち早く乗り出してくれたcyber-Kさんの寄稿を掲載してもらいました。プロの物書きではない人に頼んでの第一インプレッションなので、伝わりきらないこともありますが、乗っている人でなければ評価というものは下せないものです。
それを言ったらESCLEVのインプレッションがどんだけ的確なんだ?とたずねられたら、次号もあまりあてになりませんとしか言いようがありません(だめじゃん)
実際のところ、高知で書いてもらって原稿を受け取って、Kさんが何を伝えたかったのかわからないことがたくさんあり、それらはこの連休に実際に長距離試走をやらせてもらって初めて判っていきました。
それで悟ったことと言えば、誕生28年でどんどん変革し、いよいよ初代とは同列で語れなくなるほど別の車種になったことなのですが、それを乖離と思うかどうかでした。様々なメカニズムの新規軸や試みを取り入れてまで「エスクード」の名でラインナップさせていることは、裏側には「それに値する商品」という気概があってのことなのではないか。
初代だって、クロカン四駆としてどうなんだ?と言われながらジャンルの確立を果たすエネルギーを秘めていました。悪く言えばあんなのクロスカントリーなんかに使えやしないモデル。だったのです。そのことを振り返ると、四代目はSUVのクロスオーバー化が進む中で、なにかしら新しい道筋を探求していけるモデルではないかと考えてみます。
Kさんが伝えたいのはそういうところだったのかと思いつつ、実はかなり安易に先代以前との比較的な試走をやっちゃったので、次号の原稿を整合性を取りつつまとめるのがけっこう難しくなっております。