チームウエストウインのレースを最初に観戦したのが十年前のことで、その頃すでに最初のエスクードは現役を退いていたのですが、非凡な才能と簡単に言ってしまうのは失礼なほど速く、快活な青年たちと出会いました。
実は僕は、島雄司監督やエスクードとお目にかかるよりも先に、後藤誠司君と川添哲朗くん、そしてウエストウインのチームメイトと邂逅しているのです。
このチームでエスクードを操ってくれたら、ダカールラリーともパイクスピークヒルクライムとも異なる、しかしすぐ手に届く近しいところで強靭なレースが実現するのではないか? もっと言えば、それら二つの星に次ぐ第三の超新星爆発を起こせる!(かもしれない)
その要望に彼らは応えてくれ、女性チーム編成の耐久レースやディーゼルエスクードの投入を経ながら、現在のダブルスーパーエスクード体制を構築していきます。
そして五年前のこと、遅まきながら僕は彼らの本拠を訪ねることとなりました。この間、二度ほど彼らのレースを観戦していますが、交流の大半はオンラインでした。それが仙台と福岡の現実的な距離です。
やー、五年も費やしちゃったのかよー。と後悔先に立たずの今回の訪問です。でもこの五年間、彼らは最強のチームであるこことをずっと護り続けてくれていまして、鼻が高いわ臍がかゆいわの福岡です。
今日、ウエストウインのミーティングにお越しいただけるすべての人々に、自信をもって自慢と紹介のできるチームです。
で、こんな忘れたころの訪問なので「そんなこと言ってるあんたは誰ね」って言われるかもしれないので、そこはご勘弁ください。