Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

地平線までは遠く 声にならない寂しさ

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と、うっかりダカールラリーのイメージソングを使ってしまいましたがアフリカの話ではなく・・・1989年8月といえば、スズキエスクードはようやくデビュー1年目の夏にさしかかったところで、まだエンジンも改良前だしノマドも世に出ていません。市場ではそこそこの売り上げだったものの、四駆としての~なにしろこの頃はSUVなんて生暖かいカテゴリーは存在しなかった~評価は決して高くありませんでした。

メーカーサイドはどちらかと言えば開発コンセプトを優先して「都会的な四駆」(今思えばわけがわからんというか、要するにシティサーファーのような揶揄の逆利用)をセールスポイントにしていましたが、やっぱりエスクードだって四輪駆動車の端くれなのです。

それを実践したのが、当時アピオ社長だった尾上茂さん(現会長)による89年のオーストラリアン・サファリラリー(現オーストラル・エイジアン・サファリ)への出走でした。シドニーからダーウィンまでの6500キロを10日間で走りきるこのラリーレイドに、1600ccクラスはラダ・ニーヴァとダイハツのタフトやフェローザが出ていたそうです。エスクードで車種が増えたことで主催者がこのクラスでも賞を新設し、尾上さんは初めて投入したTA01Wでクラス優勝を遂げました。

ずっと後になって、僕が知り合う前の和邇さんはよりにもよって01Rのサイドキックで、僕はノマドのV6で、それぞれプライベートで彼の地を走ったことがありますが「保安部品で補強してシートを変えたとはいっても、ラリーカーのシートだし、あの車であそこを1日650キロなんて馬鹿じゃね?」という共通見解を今だったら言います。

けれども当時、10月以降になって四駆雑誌が記事で取り上げたときには「うちのと同じ車だよ、すごいぞこれ」と小躍りしたのです。つまり2019年は、エスクードが初めて世界的な舞台で話題を勝ち取った日から30年目にあたるのです。これは失礼ながら、アピオの創業50年よりも偉業なのよと言いきってしまいます。

いやまあ・・・乗っていない人には、だからどうしたな話ですが。

1日650キロというオーダーは、東日本で言うと、つくばーど基地から青森県中泊町にある小説「津軽」の像記念館まで、規定時間内に走る計算です。ほぼ東北道経由でターマックだから、これは不可能ではありません。が、オーストラリアン・サファリではリエゾンはともかくSSだったらここまでの距離でなくとも、ごちごちの砂漠ですから、未知数の車をよく持ち込んだものです。

尾上さんも、同行した二階堂裕さんも、これくらいのラリーだったら車(エスクード)はどうにか壊れないと言います。これくらいの距離はそれでもぎりぎりのところで、このあとのダカールラリーでは6000キロあたりでミッションがだめになったと。それにしてもラダ・ニーヴァ、タフト、フェローザを向こうに回してクラス優勝。どの車両もオフロードの競争相手としては強敵だったと思われます。その中でもオンオフ折衷の、荒れ地を走った経験もないエスクードが勝ち抜けたというのは、今頃と言われようとも書き留めておきたいことなのです。

で、ひとまず尾上会長のご自宅でそういう昔話をうかがっていたわけですが、そこへ何の前触れもなく二階堂さんが9日発売のスーパースージー113号を持って現れるではありませんか。二階堂さんは談話に加わってくれて、まだ埋もれているオーストラリアンサファリ話を盛り上げてくれました。113号、実はアピオ創業50周年企画が組まれており、オーストラリアやダカールの話もちょっと出てきます。

が、我々エスクード乗りにとっては創業50年以上に「世界のオノウエ」を成し遂げたクラス優勝30周年の方が大事。

・・・あ、レストアされたコンバーチブルのことですか?

この日は撮影用にガレージに移動してくれていたのですが、実は日頃は、尾上邸のリビング(談話中の写真)に動態保管されているのです。リビングですよリビング! ああっ、なんちゅーうらやましい話なことか。もうそれでいいなと思ったことは思ったんですが、再度「ジムニー歴史館に展示しなけりゃお百度踏みます」と陳情してきました。

金色の矢を銀河に放ち

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牽牛と織女が一夜だけの逢瀬を許され渡ることのできる「天の川」、つまり「銀河」とはその伝えと同様、中国の言葉から日本に持ち込まれたものですが、夜空を見上げたときに「そんな色彩に見えたから銀河」というセンスは絶妙だなあと思わされます。その銀河が天の川銀河の一部を見上げていることは言うまでもありません。宇宙的スケールで言うと直径約10万光年、厚さにしたら約1000光年というとてつもない 「河」です。

もうこれは超空間ドライブを搭載した宇宙船でも重労働。銀河パトロール隊(を唐突に引き合いに出しますが)もかなり小割りしたディビジョン編成しているのかもしれません。ってことには関係なく、レンズマン(劇場版じゃなくてテレビシリーズ)。天の川を渡って逢瀬する二人にはちょっと賑やかですが、七夕の夜銀河が見えたなら、小島恵理さんの曲を聴きながら帰ろうと思います。

ウルトラマンタイガの日

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本日朝から放送開始だそうですが、劇中車は日産の提供です。

まーあれもこれもエスクードじゃないのーっ? という無い物ねだりをしてもせんないことです。東映のメタルヒーローにでも復活してもらわないと(笑)

だぁれ??

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くっきり(笑)

近くの工事現場の一角で見かけたの。
つい写真撮っちゃったわ。

乾く前に踏んだねぇ・・・
猫じゃなくて犬の足だねぇ。
お散歩してる途中だね多分。

・・・歩かせないように出来なかったンかい飼い主さん(笑)

それから

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それからというか、その後のというか。

ジムニー歴史館がまだ公にされていなかった頃、建物自体、敷地の埋蔵文化財調査なんかやってたくらいでしたか、尾上茂さんにレストアされたTA01Rを見せていただいたのです(この写真じゃありませんが)

その当時は、01Rも歴史館内の隅っこに展示される構想だったのです。

が、もうその後あれやこれやのオールドジムニーがレストアされちゃったものだから、置き場が無くなってしまった。あえなくこのエスクードは歴史館の倉庫入りという憂き目に。

そそそ、そんなんでいいんですかーっ

と懇願したら

いま違うところに置いてるんだよ

という話で、半ば強引に「見にいっちっゃていいですか、いいですよねっ」てな展開になりました。それこそ、それからの件はそのうちに(なんだそのオチは)

 

 

お・・・お腹が痛い・・・

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バリウム嫌いだーっ!

健康診断受けて参りました。
去年は胃部レントゲン受けてる最中にゲップが出てしまい、追加の発泡剤飲まされましただ・・・
今年はこみ上げてくる空気を押し戻して只管耐えましたわよ。

視力は落ちる血圧は上がる体重は増える・・・
老化のスピード上がってるんじゃなかろーか・・・

路地裏のラインナップ

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都内の路地裏に「これでもか」という売れ筋が並ぶ風景。

あれ、どこかで見たことあるなあとしばし眺めていて、ナンバーの表記で思い出しました。

これってぜんぶ、メディアに貸し出される広報車じゃん。という割にはエスクードはありません(笑)。二階堂さんの話では、イベント時に借りて来てくれた赤いやつは神奈川から持ってきたとのことでしたから。

暑いンだにゃぁ

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これは欠伸。

夕涼みでもしていたのかい?
会社の駐車場で寝てた近所のにゃん。
近づくと鼻にしわ寄せて「かーーーーっ!」と威嚇する割には
手の甲を見せてゆっくり近づくとスリスリする変わり者。
義弟1号んちのウッドデッキにも度々現れては、家の(中にいる)猫に
シャーシャー言って去っていくそうだけど(笑)

あのころは何もかも大きく見えた・・・

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10年前のことです。

7月から10月にかけて、あちこちで大きなモビルスーツを目撃する年回りでした。その際たるやつが、お台場の隣で組み立てられたあれでしたが、この年の夏、話に聞いていた青森県の床屋さんの庭先にある、かなり大きなザクとガンダムを見物し、秋になって偶然、福島県でそれに匹敵するザクと巡り合っています。

2009年というのは、機動戦士ガンダムそのものの30周年という巡り合わせだったからでしょうか。しかも、僕らが高校の文化祭で作っていた着ぐるみのザクなんかよりはるかに精密なディティールが、30年の間にスタンダードに作られるようになっていました。この頃、青森県の床屋さんではコンクリート製のガンダムとシャア専用ザクが「いる」だけでもすごいインパクトでした。

この床屋さんなんかは東日本大震災を経験しながらも、その後に制作量が増加して庭が急速に狭くなっていました。先日通りがかったら、見比べれば一目瞭然。まだ増えている(ガンダム、01に模様替えしている。いやそれよりドムとズゴックが隠れてしまったのが無念)んですから、大したものだと思います。自分じゃ100分の1スケールのプラモデルだって作るのいやです。

 

でも10年前、毎夕仕事帰りに、ガンダムの組み立ての様子を見物に湾岸線を走って出かけていたんだねえと、心境が変わる以前の自分を思い返します。

そして10年目の7月が始まります。

さて・・・

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錆っ!

どおしよお・・・
錆てるってレベルじゃなくて腐食だよねこりゃ(汗)