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  ~懲りない傾向~

First Operation Ultraman

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マーベルコミックのガラモン・・・いや失礼(ガラモンというよりギガス・・・って二重に失礼だな)、C.B.セブルスキー編集長が、ウルトラマンを同誌によって連載展開すると発表しました。円谷プロダクションとの契約では、初代ウルトラマンの物語がまず、取り扱われることになるようです。アメリカにおけるウルトラマンの本格的なプロモーションは「USA」のアニメーション、「パワード」の特撮に続く第三の媒体となります。

ウルトラマンUSAは1987年の全米放送時に子供番組枠で好成績を収めたそうですが、93年に制作されたウルトラマンパワードは真骨頂の特撮番組でありながら、振るわなかったといわれています。曰くアメリカにヒーロー像として「人間が変身して巨大化する」仕掛けは理解されなかったと、モノの本には書かれているのですが、特撮ではだめでもアニメでは受けていたという矛盾があります。僕はパワードを結構好きなんですが、なぜダメだったかはわからんでもない。

パワードは、時々とほほな映像を混ぜながらも巨大宇宙人をよく作りこんでいたと思いますが、どうもアメリカの子供向けにという気を使いすぎての凡庸とした戦いぶりや、仏でもないのにやたらと合掌させたがる謎の演出など、「情報流布されていたウルトラマン(初代)と違う」というコレジャナイ感のレッテルを貼られたからではないかと感じます。まあ顔だちも向こうに気を使いすぎていたし。そのあたりを、マーベルが今回の企画でどうとらえるのかに注目です。

個人的にはアベンジャーズなんぞの一員にされたらたまらんなあと心配なんですが、よく考えてみたらキャラのいじり倒しは我が国の方がずーっと昔にスパイダーマンで先鞭をつけていますから文句を言えないかも。それに我が国じゃ「悪のウルトラマン」をモチーフに2・5次元で舞台化なんですから、マーベルコミック化って逆に健全志向にさえ思えてきます。