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  ~懲りない傾向~

木のおもちゃの館にて

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA事の起こりはESCLEV・・・ではなく、SUZUDASさんの昨年のブログ。まったくもって恐るべきアンテナの切り巡らせぶりです。そういうことであればと、こちらでは捜索隊を編成しようという展開で、北海道在住のかわねこさんに「機会があったらエスクードの慣熟運転を兼ねて見に行ってください」と依頼したのでした。

かくして、ちゃちゃワールドに展示されている「スズキ ヴィトラ」の姿を確認するとともに、その出自について調べることができました。が、世界の木のおもちゃの館が開設される時に、ドイツのザイファート社のものを買い付けてきた。という、流通品ではないらしい程度のことしか判明せず、さほどの進展にはいたっていません。

しかしそれで諦めないかわねこさん。博物館のスタッフに、買い付け当時の記録が残っていないかどうかを調べてもらうことをお願いしてくれたそうで、再び気長に待てる楽しみを得られました。ザイファートって、人の苗字のようですし、木工品メーカーというより、個人の工房っぽい雰囲気がします。

コンバーチブルの幌の解釈がなぜこうなったのかは謎ですが、おそらくは幌車タイプの自動車に対する既成概念が混じってしまったのでしょう。そこを差し引いて、この造形は実物を観察しなければ再現できないかもしれないという部分と、ひょっとしたら昔発売されていた日本の電動ラジコンを参考にしやがったか?という処理の部分とが錯綜しているように思います。

でも、ここでもまたヨーロッパにおけるエスクードへの認知度の高さを突きつけられた気分です。もちろん、嬉しいことなのですけどね。

2 Responses

いやあ、鮭をくわえた熊じゃなくて良かったです。(←もういい
そうか、フェンダーやボンネットの造形の出来に対して、なんとなく違和感を感じていたのは、幌の部分だったのですね。
それにしても、制作元はほんと謎ですね。

  • 取材お疲れ様でした。
    クラシックカーを作った経験があって、その部品を流用しているんじゃないでしょうか。
    そこから考えたことは、作った人はビターラ幌のクローズドは見ていても、フルオープン状態を見たことがない。幌は後方にたたんでおくものという既成概念で「そうした」んじゃないかなと。
    あるいはフルオープンの姿を再現した時に「トラック」だと思われたくなくて、余計なことをしちゃった。とか。
    一方で、ブリスターフェンダーをあそこまで研き出しておきながら、なんだってあんなにド派手なオーバーフェンダーをくっつけたのかも謎。まさかの「作ったボディにちょうどいい大きさのタイヤが無かった」が有力な気がしますが、昔の電動ラジコンエスクードを知っていると、あれをやってしまいます。グリルガードも形状として純正部品に近いのですが、わざわざ付けているところがまさしく玩具っぽく演出してもいます。
    しかしラジコンだけの知識だと、バンパーのモールドなどはこうも細かく出せないかなと思います。
    いろんなことをイメージさせてくれますよ。