クラムシェルタイプのボンネットフード、5分割ラジエターグリルが、スズキのSUVにおける伝統的デザインであるとは知りませんでした。ジムニーはともかく、少なくともエスクードには一度も用いられていないグリルデザインです。いや案外、次のマイナーチェンジで使われちゃうのかもしれないけれど。
などと、思うのは人それぞれですが、もはやジムニーであろうとクロカン四駆と言わずSUVとして括らねばならない時代になっていることを、頭に刻まなくちゃならないのでしょう。
とは言ってもこのシルエット、少なくともジムニーじゃないよなあ。
コンセプトカーだから前衛的であることは折り紙つきですが、サイド側のシルエットに関しては、これまで提案されたコンセプトと比較しても思いのほか保守的。不安がるべきか安堵すべきか複雑な印象でもあります。これが登場するフランクフルトショーには新型SX4も出展されるということですが、デザインの流れはそんなに変わらない。するとサイズの話になるけれど、より大柄であろうと想像してしまいます。だからあまりコンパクトではない。とすると、新型SX4が開発されていた頃に言われていた、「それをさらにストレッチしたボディ」という路線が、路線だけは踏襲されているのでしょうか。
エンジンや駆動方式に関する興味がないわけでもないですが、そのあたりに新機軸があるとは考えにくく、せめてサスペンションの構造くらいには何か面白いことやってこないかなと期待したいところです。それだって、初代エスクードのような(当時としては)思いきったことを仕込む余地など、もはやないのかも。
>クラムシェルタイプ
ボンネットフードがサイドフェンダーの上に被さっていることを指すのであれば、
初代・三代目は該当しますね。
二代目は違うので「伝統の…」というにはちょっと腑に落ちませんが。
ついでに現行ジムニーも該当しません。。。
伝統云々を持ち出してくる以前に、このコンセプト車のデザインは、他社のいろんな車のパーツをコラージュするとできあがってしまうんじゃないかって気がしますねえ。
こんなハリボテみたいな車でも、三代目より大きくならずに、最低地上高が200mm前後確保されてて、MT設定があったら…買っちゃうんだろうなあ…。
エンジン非力なのは止して欲しいけど、フィアットのディーゼルとか持って来れないよなあ…。
取り敢えず、東京モーターショーに出展されたら、腹下覗き込みに行きますかね。
ここには言葉のからくりがあると思っていて、依然として世界視野の車づくりでコンパクトだと言うのなら、それは国内においてはコンパクトじゃないということでしょう。
三代目の「コンパクトさ」が、主力市場としていた北米じゃ、逆に受け入れられなかった(と思うのだけれど)経験を踏まえていればいいんですけど。
最初見たとき、〈グロイザーX〉かと思いました(笑)。なんか似てない?
でも何でカメレオン?ボディカラーが変幻自在だったりして。
“塗れ塗れジムニー”みたいな企画、またやってくれないかな~。
言われてみれば機械獣というか永井豪味付けな表情かも。
いやー、ラジエターグリルがパックリ開いたらこわいなー・・・
マジンガーZか何かの敵役でこういう風に「土台の上に乗っかった」みたいなのってあったような・・・あるいはバンドックとか?
変幻自在なのは・・・光学迷彩は置いといて、まあマジョーラって事で(なぬっ)
バンドックって・・・土偶モチーフだったのかこのフロントデザイン(笑)