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  ~懲りない傾向~

史上最強の操縦席

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シート超高速偵察救助支援航空機であるサンダーバード1号は、地球上のあらゆる災害現場に1時間以内で到着できるという極めて高度な性能を実現しています。これを速度に表すと、とんでもない数字になってしまうのですが、設定上の最高速度はマッハ20を超えています。この速度をめぐって2年ほど前にアメリカ合衆国で、FalconHTV-2という実験飛行体の無人機テストが行われたそうですが、それは失敗に終わったとか。国際救助隊が活動する2065年まではまだ半世紀も待たねばなりませんから、この間に飛躍的な技術革新(TB1号の場合で言えば、原子力エンジンの採用でそうなっているのですが)が果たされるのかもしれません。

1号においては、その飛行速度もさることながら、サイロからの打ち上げ、弾道軌道などへの姿勢制御と水平飛行への移行などに対して、常に「パイロットが地上に対して足元を下に向ける」操縦席の構造が特徴となっており、逆に言えば操縦席周りはその固定・可動支柱以外はほぼ何もなさそうながらんどう状態です。

この機体内の与圧や耐G制御がどうなっているのかはさっばり判りませんが、機体操作も含め、この操縦席こそがパイロットの基本的な安全性を確保する全ての性能を与えられた、史上最強のシートと言うことができます。

いやしかし、実物大のシートを見せつけられたら、とてもじゃないですが恐ろしくて打ち上げられたくないぞと思っちゃった次第です。

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