Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

特派員からの第二報

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x-lander「Xランダーは下回りはまんまジムニーシエラで、プレゼンのムービーもおそらく実車を走らせて撮影しているであろうシーンもありましたが、車体に現実味がなくコンセプトで終わりそう。メカ的には少排気量エンジンの低速トルクをモーターで補うのは理にかなっているので、次期ジムニーに採用されれば良いと思います」

ふっじいさんからの第二報は、むしろスズキブースのメインと言った方がいいのかもしれません。しかしこのスタイル。顔立ちこそiV‐4との共通性を見出しているのですが、これって中味はシエラでも、全体的には93年のモーターショーで三菱が出していたザウスやリンクスそのまんまじゃないですか。

「それでも足回りは前後リジッドですよね。そういう車が一台あるとホッとします。しかしジムニーベースのコンセプトモデルはランドブリーズから始まってX-HEAD、今回のXランダーとブレまくりで全く一貫性がありません」

いやいや、ひょっとするとスズキはとんでもないことをやっているのかもしれない。3台ともいかにも合体メカっぽいネーミングじゃないですか。究極の悪路走破性を、3体合体の2足歩行メカで昇華させる。ドッキングサインは「クロス・アドベンチャー!」(なんわけないだろうっ)

ともあれふっじいさんの談のように、方向性があっちこっちに跳んでいて、どれを次のジムニーに用いるのかは様子を見るにもほどがある。遊び心を持ってきたのはいいとしても、2014年に新型ジムニーが登場する?という噂は、きわめて眉唾です(というか、「あれウソだよ」って聞いちゃったもの)

suzuki-00「今回のXランダーは市販車に繋がるコンセプトとは思えません。現段階でも市販車を連想させるようなコンセプトモデルが出てこないとは、相当難航しているのでしょうね。エンジンだけR06Aに載せ替えたJBA3Wとか出たりして。まさか、新型ハスラー発売でジムニー自体が役割を終えたなんて事にならなければ良いけど。アレも一応リア3リンクリジッドですから」

あっ、すいません。そこまで真面目に観察してきてくれているのに、僕ってば「なぜ後部座席にチョビがいるんだろう?」ってところにばかり目が行ってました。

そこを反省してジムニーが無くなってしまうのかどうかを占うとすれば、ハスラーがとんでもないメガヒット商品となるならばまだしも、あっちこっちの抵抗勢力が黙っていないでしょうし、なによりホープスターON型の製造権を首をかけてまで買い取ってきた鈴木修会長の鶴の一声が廃止を許さないでしょう。

そのような背景から、開発陣に許された時間はあと3年少々と思います。何度も言いますが、ジムニーとてスズキのオリジナル製品とは厳密には言いきれない。だとすれば、Xランダーにみる新機軸というのは、ホープスターからの卒業を意味しなくてはなりません。つまりきりの良いところで言えば、ホープスターON型を買い取ってからちょうど半世紀めというのが、新型ジムニーを登場させるべき唯一無二のチャンスだと考えるのです。

suzuki-01そしてこちらは何が言いたいのやらもうよくわかりません。それこそこれだったらあのX‐90の方が、ずっとましなまとまり感があったと思います。よほど、日産の「あれ」とストームトルーパーのオーバーラップが悔しかったのかなあ。次世代プラットホームを見せようというのであれば、そのまんまプラットホームの概念模型だけでよかったと思います。

 

 

 

2 Responses

えっ、これって、AMGさんのTA01Rでしょ。
って思ったのは私だけ?(笑)

  • あー・・・(思いっきりなるほどと膝を叩いてしまった)