正月の休みに、地上波で再放送された「怪奇大作戦 ミステリー・ファイル」の録画を観ておりました。すでに一昨年の秋に衛星放送枠で世に出ていた番組でしたから、今頃なお話ではありますが、2007年にリメイクされた「怪奇大作戦 セカンドファイル」から数年して、この番組でも三度めの需要があるんだなあと思わされました。
6年間時間が経過すると技術も進歩していて、CG特撮への依存度も高まりますが、その精度もずいぶん上がっています。一方特殊メイクや液体を使用しての特撮は、逆に映像解像度が良くなっている分苦労させられているかなと感じます。
2作目と3作目のどちらも面白くはありましたが、ミステリー・ファイルの方は、狂信的?科学者の設定に頼りすぎな各話で、展開は違うけれど「またそれかい」の連続なのが残念。それにもまして、SRIの小道具の頂点でもある専用車トータスが無くなってしまったのが無念です。セカンドファイルでは、マツダのAZ-1を2代目のトータスとして登場させただけでも、嬉しかったのですが。
全4話のうち3話が科学者と一線を越えた研究無くしては始まらない怪奇事件というのは、短期決戦ドラマとしてはどうなのよと感じます。それだったら全話マッドサイエンティストで固めて、そのうちの一本に
・ある日SRI事務所の前に、重い鯛焼き機を引きずりながら若者が行き倒れしていた
・SRIの面々が介抱しようとすると、それは現代科学の最先端を行く人造人間だった
・一見鯛焼き機と思われた機械を調べると、とんでもない能力を持つ危険な機材と判明する
・SRIは若者の再起動を試みる一方、これらを開発した科学者の存在を突き止め追跡に出る
・あとはまあ・・・ご想像の通りで
というような馬鹿馬鹿しいシナリオがあってもいいような気がします(ゆうきまさみさんが快諾してくだされば)
その“鯛焼き器”なるものが《アストランザーZ 弐型》なのか、
はたまた《さゆりちゃん(でしたっけ?うろ覚えです)》なのかで
その後の展開が変わってきますよね~、鰯水くん(笑)。
実はこの話のさらに先のことを思いついてしまいまして、この行き倒れの若者らしき人物がある日、
非のうちどころのない好青年かつ博識秀才な教師として、ある高等学校に現れるんですが・・・