舵取りもたいへん。日経の記事によるとSX4-Sクロスとビターラをどちらも国内投入という話が具体化していますが、前者が小型で後者が中型って、同じ排気量で顧客はそれをすみ分けられるのかどうか。日産が軽自動車を自社開発販売するという動きは、スズキにとっては大問題なわけですが、その激戦へ投入するのが小型車でSUVだという認識は、得意の読み違えに発展しなければよいのですが。
Sクロスの展望は知りませんが、ビターラに関しては、テンロクでデビューしながらも、社内ではエンジン機種整理の対象として、これから開発される1400へと鞍替えを余儀なくされる路線上にあります。
もしかしてこの新エンジン搭載が予定より遅れるということなのか。あるいは「以前トップがそんなことを決定したけれど、これは方針転換」なんてことになるのか。新車が出てくることをとやかく言う立場にはありませんが、市場で太刀打ちできるかどうかがかなり心配。でも有象無象に増えすぎたへんてこな乗り換え組が新車に流れてくれればそれもいいのか。
しかし太刀打ちはともかく、軽自動車の競争激化にSUV投入という方針は、スズキの真骨頂ではないような気がします。それでキザシだとかエスクードを無くしちゃうなんてことだったら、それこそ本末転倒どころじゃない。それに、この2車種で食いつぶしあうという懸念は無し?
それにしても、軽自動車ブームとマーケッターが言いきり、トップシェアであることまで紹介されているスズキが、繰り返しますがこの舵取りをする。読み違えているのはどちらなのかが心配です。まあこの引用リンクの記事は、その部分とは異なるところで話題になっちゃったらしいですが。
どう考えてもカニバって、結果、勝者はS-エネチャージ化されたハスラーというおいらの予想。
でも、CX-3が300万円コースなので、100万安く済みそうなビターラを待ってみようかな、と。
マツダのあの超(笑)高圧縮って、長寿命的にはどうなんでしょうね。
まあうちみたいに長く乗る人ばかりではないだろうから問題視されないと思うけれど、そういうところではスズキのブロックは頑丈ではあります(今までのところは)