冬支度の一環として車体のコーティングを頼もうと、これまで給油しかしたことのなかった地元のスタンドに持って行ったときのこと。そうなんです。以前通っていたスタンドは僕の転勤とともに潰れており、この数年間、二台のエスクードはほとんどの場合、仙台で行きつけとなった店舗が面倒を見てくれているのです。それもまた不都合なことがあるので、行きつけ店舗を地元で新たに開拓する必要がありました。
「お車の名前はなんでしょうか」
目の前のぷらすBLUEを目にしていながらのお姉さんの質問に一瞬、「え゛?」とは思ったものの、まああと少しで四半世紀前の車になるわけだしなあと、そこはスルー。
「えすくーど・・・ですね。メーカーは・・・スズキ・・・ああ、ありましたエスクード。エスクードだと、料金はLサイズクラスになります」
おお、久々に出たよ料金説明の矛盾と交渉。
「ちょっと待って。Lクラスにあの車が見える? おまけに屋根だってコーティングの施工必要ないんだよ?」
「はあ・・・でも料金表にLクラスで分類されているので・・・」
それはわかる。仮にBLUEらすかるで来ていたら何も言わないのよ。だけどそこに出ているエスクードというのは、十中八九、三代目モデルの車体寸ベースですよ。テンロクのショートの、しかもコンバーチブルを名前だけで同一車体にくくられてしまうのは泣けてくるじゃありませんか。
と、言おうとしたところへちょうど、三代目エスクードが給油にやってきたので、それを目視でうちのと比べてみなさいよと懇願したら、話が通じ小型車クラスで施工してくれました。ここからは作業も丁寧で迅速。ならばしばらく通ってみようか。
それでもこの店舗の系列の車種分類はまだ親切でしょう。別の系列店では、でかかろうが小さかろうが四駆はRVクラス、と高額設定に持ち込んでしまうところもあります。昔昵懇にしていたOくんの店舗でも、それを言われて「四駆は大きいうえ車高が高いので屋根の施工に手間がかかるから」と言い張る女の子の店員がいました。Oくん不在だったのでこりゃだめだなと依頼をキャンセルして、翌週幌を外して再度出かけるという大人げないことをやったのですが・・・
ノマド以上の車体であれば議論の必要などないとしても、もはや三代目が主流のエスクード。さらに四代目に至る時代ですから、こんな場面で過去の車になってしまったことを痛感させられるのが初代の幌車なのでした。
しかしですよ
この話って「海岸ライナー」よりも前のことなのです。実はほんとに笑えない事態に陥っております。
これ読んで思い出したのが、20年くらい前、街中の駐車場にテラノを入れるとなぜか「RV料金」というわけのわからん高価格区分にされたものです。ボディサイズはブルーバードと変わらんのに、セドリックより料金が高いのが解せませんでしたねえ。
やー、そんな時代がありましたねー。
極まると四駆はお断りの看板もあったですね。
三代目でしたが、型式が早見表に乗ってないことが多かったので、
「全長4m未満だ!」「排気量1600ccだ!」で押し切って、
メンテしてもらったことしばしばでした。ジムニーに見えたのかな…
そうか、あれ4メートル未満だったんだ。
74Wも理不尽な思いをしていたんですねえ。