あおいろさんのTD51Wが先日、よりによったら廃車かも?というトラブルに見舞われたというので、いったいどうしたのかと伺ったら、エアコンのコンプレッサーに組み込まれているマグネットクラッチが、経年変化の寿命によって破損し、プーリーと干渉してあわやという事態を招いていました。即断で移動を中止し、旅先のディーラーで応急処置を施し帰宅。地元ディーラーにてリビルド品のコンプレッサーに交換修理と、的確な判断がなされ、故障の度合いを最小限にとどめているそうです。
あおいろさんから、写真と、故障に至るプロセスについてのレポートをいただくことが出来たので、ESCLEVで紹介しています。
あおいろさんによれば
「当初はエアコン周り総取替えが必要と、出先ディーラーでの診断だったのですが、地元ではコンプレッサーASMの交換で復旧可能と診てくれて、中古の51W丸ごと買えるのでは? という見積もりから、中古のレカロが買えるかも。というレベルに落ち着けました」
これは大きな違いです。無理をしなかったことが損傷を小さく抑えられたわけで、ややもするとプーリーも、あるいは破片が飛散してエンジン自体も、ということになるかもしれないです。プーリーとの干渉による大きな音で判断をつけられたとのことです。音に関しては最も初期の自己診断にかかわることがわかりますね。
ここまで来れば見事としか言いようのない破損ぷりですね。回転物に巻き込み、大事に至らず良かったと・・・。
破断面を見れば、(過負荷)破損か(疲労)寿命か分かりますが。
あぁ、これ、うちのTD51Wでもやりましたねぇ〜。
安全が何より。大きなトラブルが亡くて良かったですね。
たしか、5年目でやった気がします。
あのときは、エアコンのコンプレッサ・アッシで交換になりました。
まぁ、エンジンルームで火花は飛ぶわ、なんやらで、恐い思いしました。
たしか、諭吉様10人分でしたね….泣
この機種固有のエラーなんですかね〜?
V6と、直4の1.6では経験のない故障で、どうも51Wだとコンプレッサーに限らずプーリーまわりの破損とか、耳に入る例がありますね。
J系の他の排気量でも出ていたトラブルだったのかな・・・
しかし「5年目で」というのは、エスクード全般に言えるエンジンまわりのあれやこれやのキーポイントだそうですよ。
まだパーツリストで確認してはいないのですが、ひょっとするとコンプレッサーASMが01/11/61と、51で違うのかもしれませんね。
少なくとも、11/61ではコンプレッサーはファンベルト一本で回っていることは無いと思います。
これは51だけの特徴なので。
V6のようにコンプレッサーのベルトが別であれば、また違う方法も取れたんですけどね。
考えてみると、この車は一時期に3機種も4機種もエンジンをラインナップしていて、出荷する方はともかく顧客対応するサービスセクションにとっては、それぞれ特徴を知っていなくてはならないというやっかいな代物だったのかもしれないです。
すっかり出遅れましたが・・・。
その節はご愁傷様でした。
13年モノとなれば、部品そのものも摩滅しますよ。
よく保った方と言ったら怒られるかな?(違う箇所ですがうちの場合は6年目でしたから)
とはいえ、5年で発現した例もあるのだから品質管理や取付等を含めた他の原因もあるのかもしれません。
J型はスズキとしてはオールアルミの嚆矢で、しかも年式的には出始めだから熟成という意味では物足りない部分があったかもしれませんね(人柱かよっという話にもなりかねませんが)
この車種において、これほど長く乗り続けられるなどとは、メーカーは思いもよらなかったかもしれないです。
5や6系ならまだこれからだろ? と思っているユーザーも、他車種だったらどうだろうかと感じますし。スタンダードなところとはちょっとずれたところで、変わったクルマになっちゃったものです。
だから、こうした消耗劣化に対するケアの道筋づくりも、考えていかないといけないんだよね。