実は7月の末近く、週末の夜中にジェーエーシーの蔵王リサイクル工場が火災に見舞われ、工場棟の半分が焼失しました。原因は調査中ということで、プラスチック廃棄物のリサイクルプラントだけに鎮火に13時間を要したとかで、設備の損失は大きな痛手となりましたが、怪我人も行方不明者もなく延焼にも及ばなかったことが不幸中の幸い。鎮火の翌日お見舞いに訪ねたところ、同じ敷地内の事務所棟は無傷で、みなさん気丈に復旧を開始していました。
5年前に東松島にあった本社施設が津波で壊滅し、機能を蔵王工場に移して奮闘してきただけに、火災というトラブルには同情を禁じえません。敷地の高台にあるJAC’SVillageは通常営業して健在です。ただ、この夏までにいろいろ事情が重なったようで、レストラン・コンテッラのシェフが不在となり、開店当初からアピールしてきたフレンチスタイルを断念したことが、二重に悔やまれます。現在は昼夜共通でパスタ3種類を軸に、季節の野菜を取り入れ工夫を凝らしています。
厨房はスーシェフだった姐さん(いやそれ誤解を招く表現だろ)が切り盛りしていますが、彼女の持ち味はパスタだけではなく、前菜のサラダ類の味付けです。季節ごとに様々な果物をベースにしたドレッシングが面白く、付け合せの野菜の味付けが絶妙です。昨日立ち寄った時にはニンジンのスライスを甘酸っぱく漬け込んでいましたが、葉物に使っていた苺ベースのドレッシングとはほんの少し異なる爽快感がいかにも夏らしかった(すいません、写真撮らずに食っちまいました)
コンテッラが新しいシェフを迎えるのか彼女がずっとシェフ代行を務めるのかは不明ですが、これまた負けず嫌いな彼女も気丈に笑っていたのがかえって心配。かなりストレスをため込んでいるみたいで、ご自身がぶっ倒れないことを祈るばかりです。
んー、その経営判断はまともなのかな?
事情は多々あれども、なんかアレだねぇ。
そなんです。
ただ我々が立ち入る義理のない領域なので。
わたしゃ姐さんスーシェフがぶっ倒れたりしないようにと祈るだけ。