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  ~懲りない傾向~

謎の地球防衛軍 前編

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何をいまさらな話のTDF‐UG(地球防衛軍・ウルトラ警備隊)について。ウルトラセブンの放送50周年にして未だに自分の中で腑に落ちないことがあります。彼らの極東基地は静岡県の富士山麓の地下数十メートルに所在すると言われていますが、これはどのくらい信憑性のある情報だったのか。基地全容を規模で考えれば、様々な部門のひとつやふたつは富士山麓にも展開していると思われますが、富士山麓というのはいったいどれくらいの範囲を示すものなのかが判然としないのです。

たとえばウルトラホーク1、2号の発射サイロとして偽装されている「二子山」はその富士山を遠望する位置にあり、なんとなく元箱根あたりからの風景にも見えます。実際に箱根町には二子山が存在しますが、あの山が発射サイロだったら東海道からも国道1号からも丸見え。駅伝のとき侵略者がやってきたらどうするんだ?という位置関係になります。第一、箱根町は神奈川県なのです。ここまで含めて富士山麓と呼んでしまうのはいささか乱暴ではないかとずっと感じていたのです。

ウルトラ警備隊の作戦室や格納庫類は、箱根の二子山かどうかはともかく、かなりの部門が神奈川寄りの配備なのではないか? クール星人が攻めてきたとき、防衛軍隊員が拉致されたのが極東基地の「すぐ近く」(ソガ隊員談)で、フルハシ・ソガが現場に駆けつけると、神奈川県警のパトカーが樹海一体を警邏しています。樹海と言ったら静岡どころか山梨県の青木が原ですが、そこにいたのは神奈川県警。富士箱根伊豆国立公園括りなら、警邏範囲に含まれる?(そんなばかな)

しかしサイロが湖の近くにある風景が芦ノ湖とも言いきれず、どこか秘匿されたエリアの人造湖と偽装山という説も考えられます。ウルトラ警備隊には現場急行用の地下ハイウエイ「シークレットロード」もあるし、静岡県富士宮市にも二子山はあるのですが、富士遠望のロケーションと神奈川県警の警邏という状況から、クール星人の襲った「すぐ近く」の現場は静岡ではないような気がします。これこそが情報を開示しているようで巧みに攪乱している地球防衛軍の狡猾さなのでしょう。

6 Responses

神奈川県警察も道志みち南側は山中湖のギリ手前まで管轄しておりますので、
たぶん山北の西から富士吉田辺りくらいまでかな、と勝手にイメージしてました。
後々TACが富士山麓の北域に基地を展開してましたしね。

それよりも何故風光明媚な霊峰富士周辺に、あれほどの機甲兵力が集中するのか?
それは…

  • 科学的な物事で考えると(これ後編で少し触れるんですが)、防衛軍300名のための生活用水や原子炉の冷却水、基地内での産業用途水などを潤沢に確保する場合、富士山に降る雪や雨の水量というのは魅力的な水源だと思うのです。
    年間2400000000トンだそうですから、仮に200000000トンくらい極東基地が取水しても流域都市の上水道には影響は少ないのではないか。
    しかもこれらすべてが地下水源ですから、多少の空爆にも耐えそうだし、どこで取水しているかも秘匿できます。まあ富士山頂からBC兵器を撒かれればアウトなんですけど、取水施設にはその手の対策防御もするでしょう。
    極東基地が溶岩の作った空洞をけっこう利用しているフシもありますね。あれを思い返すと、ゴース星人はせっかくの地中弾道弾をなんで極東基地に向けて使わなかったかが別の謎でもあります。

    で、霊峰近郊の基地展開に、和邇説があるとするとどんなお話ですか?

  • 防衛隊のモデルになった組織を退官された方から伺った話では…。
    って、ここで容易には明かせません。M・P(メモリーポリス)が来ちゃいますよ。

  • 物騒なことになりそうだなあ。

  • どのみち建設残土が発生するんでそれを被せた偽装の山・湖ってのは大いにありえそう・・・。

    ところでホーク2号を横倒しにすると思うと(整備とかのため)
    幅だか奥行きで最大(最低?)100メートルくらいは欲しい気がしますが>格納庫
    んでもって【地下18階の原子炉】となったらどれだけ掘り返してるんだか。。

  • 子供の頃に出版されていた雑誌サイズの図版集というのがあって、表は写真で裏が図解なのね。ウルトラホークなら透視図なんだけれど、極東基地はこの二子山と湖の写真で、裏は基地の断面図だった。
    その記憶だと中央エレベーターシャフトがあって、各階に作戦室やらいろいろな施設がまあモグラじゃなくてアリの巣として描かれていた。
    ハイドランジャードックまであるのはご愛嬌として、ホーク2号はサイロの底に立てたまま格納でしたね。