霙がぷらすBLUEを運転しながら、我々を追い越していく他府県ナンバーのクルマをやり過ごし言うのです。
「この前授業で、ビッグデータに触れる機会があったんですよ」
ふーん、情報系の授業にはそういうカリキュラムもあるんだ。どんなデータを閲覧したのさ? と尋ねると
「任意の地方に他の県からどれくらいの来訪があるのか、ですね。それで過去2年で、天狗の森を基点とした半径50キロくらいのエリアに来訪者がどれくらいあるのか絞り込んだら・・・」
あー、そりゃやっぱり正月と花見の時期と悪態祭りのときに数字が跳ね上がってるんだろうなあと話を聞いたら、まあだいたいその通りだったのですが、
「2016年の春に、高知県からぴょーんと移動している軌跡がありましたよ」
・・・絶句というかうへーというか。そりゃ間違いなく「彼」の車のナビ端末かETCか、「彼」自身のスマートフォンの発信が拾われていたということですよねえ。
しかしその移動距離を「ぴょーん」と言っちゃうのはどうなのよ。
公的なデータも取り込んでたりするとNシステムのデータなんかも入ってるのかもね。
ビッグデータって言うとなんか聞こえはあれだけど、一種の恐怖を感じることも事実よねー。
監視社会なのよね。
こういう情報収集に加えて人工衛星からも覗きができる時代ですからねえ。
意識してたらやってられないね。
てことは、年末は北海道から「ぴょーん」しているのもバレてるってわけですか…。
たぶん、あれだけへんてこな(笑)ルートで来る人もそうはいないでしょうからねえ。
「彼」の車とか、
「彼」のナビとか、
「彼」のスマホとか、
その「高知県の彼」って一体誰なんすかっ?!!(笑)
しかし、Nシステムを通過する度にきっと撮られてるんだろうなぁとは思うけど(いや、悪いことはしてないっすよ、はい。)、これは一般人?でも触れる可能性があるデータじゃないですか!
高知県から愛宕山付近に「ぴょーん」な軌跡を見れば分かる人が見れば一目瞭然。個人情報もへったくれもあったもんじゃない(笑)
いやいや、「坂本さん」が時々、十三天狗に会いに来ているという話があるのかもしれないですよ。あの人どこへでも行きそうだし。