Trend-Blue

  ~懲りない傾向~

腹八分目の加減

腹八分目の加減 はコメントを受け付けていません

この三月にネクスコ東日本のイベントとして、三度のどんぶり王座決定戦のグランプリが決定していました。知らずにいた意外な話で、つくばーど基地から最も近い友部SAの上りフードコートからの出品が、このイベントの過去二度のグランプリ獲得であったことは驚きでしたが、今回は守谷SA上りからの作品に王座を奪取されたようです。友部上りは準グランプリ。

で、それらは誰もが食いに行だろうから、こちらは友部下りの出品。

「霞ケ浦帆曳船七福丼」と名付けられたこれは税込み980円。

俵メンチ三個(常陸牛、行方産米豚、茨城県産れんこん)
揚げかまぼこ三種・霞ケ浦産佃煮(川エビ、わかさぎ・ゆず、しじみ)
奥久慈蒟蒻のポテトサラダ
奥久慈卵のゆでたまご
茨城県産紅あずまの大学芋
鴎の形をした大根の浅漬け
ライスペーパーを揚げた帆にマヨネーズかけ

というお品書きが添えられていましたが、不思議なことにそれ以外にこの店の名物である豚肉の炙りも一切れついておりました。

帆が固くパリパリ感のなかったことが残念でしたが、小さ目の俵メンチが三個というのが買い得感ありで、ソースとケチャップマスタードが用意されている。かまぼこに添えられるわさび醤油は県産の「紫峰」を使っています。蛇足ですが味噌汁付き、器は笠間焼。

ゴージャス感でグランプリ、準グランプリに敗退したのかもしれませんが、値段も中身も腹八分目で考えたら、かなりの秀作だと思います。友部上りの今作がゴージャス方向にインフレし、守谷上りも同様ながら価格を抑えた点で優勝しているような気がします。仮に、この値段で帆のパリパリ感が実現し、炙り豚が二切れだったら・・・というのはまあ判官贔屓な印象かもしれません。

友部下りのもうひとつ。腹八分目どころかこれは絶対に誇大広告だろうと苦笑したのが、売れ線で出ている豚丼の最上位にあたる「筑波山」の見本。肉八枚乗せの大盛りの上を行く十六枚だそうです。いやこれはもう筑波山どころか八溝山だよ。と思うのですが、そこはここが友部SAなので、常磐道としてはまだ通過していない八溝山の名前を禁じ手にしているところが律儀です。さてしかし現物の筑波山はどの程度のものなのか、恐ろしくて注文できません。

どなたか挑戦して写真のひとつも提供してくださいませんか?

Comments are closed.