脇が甘い。とはいえなんかもう悪意に満ちたというか、ここぞという報じられ方(グランドチェロキーの方は解説も無しかい)
じゃあスズキのコンプライアンスは何をしているのかというと、これまでの報告書を読むことはできます。あくまでこれまでの、です。購入する社外製品の品質管理、チェック体制には及んでいなかったように感じます。
そもそもが国土交通省に指摘された分野においての、ですから、国内に投入しないディーゼルエンジンは領外かもしれないし、海外案件でもある。
でも、そこが仇になってしまっています。VWの不正問題で彼のメーカーがどれだけ痛い目にあったかを知らないわけでもあるまいし、今回の買い付け先だって問題を取り沙汰されていたわけですから、品質管理については総点検が行われているべきでした。
ハンガリーの拠点も含めて技術者が見抜けないほどの巧妙なソフトなのだとすれば、それが事実なのだとすれば、仕込む方の悪質さを追求しなくてはいけないのではないかとも思いますが、たとえガソリンエンジンを使用するモデルであっても、VITARAを選び、エスクードを買い求めた顧客に対しては、ブランドイメージを壊してしまう責任の一端は負わねばならない。
つまりそういうムードが醸成されている。
しかし、これで前回の燃費疑惑のときのような逆転劇でも再現されたら、痛快すぎて「自動車関係のライターなんか撲滅させちまえ」という波を起こさないといかんのじゃないか? と感じます。