エスクード誕生30周年はまだ幕引きではないようです。
二階堂裕さんのこのブログ記事において、エスクードのムック編集は確定的と言えるまでになりました。
けしからん話ですが、けしかけ続けてきた甲斐があるというものです。
僕に言わせてもらえば、ジムニー界の重鎮であることは大いに認めるところから始めたとしても、二階堂さんは48年にわたるジムニーの歴史の中で、実は開発そのものには携わっていない。今回の4代目ジムニーにおいて、コンサルタントを務めたことがむしろ初なのです。
二階堂さんがスズキ在籍時代に手がけた仕事は、次期ジムニー開発でしたが、これについて二階堂さん自らが、ジムニーは今のままで充分売れる(2代目の頃)、ジムニーの次に来る小型四輪駆動車を作るべき、と唱えられたことは有名です。
それがエスクードなのです。
貴方が書かないでどうするんですよ? と、折に触れて要望してきたのですが、これがどんな形で世に出てくるかは聞いていません。聞いていないけれど、これはきっと、開発秘話とその拾遺と、この小型四輪駆動車そのものについて触れていく、ある意味では回顧録になるのではないか。
もちろんそれでいいのです。僕らはずっと、ユーザー目線でエスクードをアピールしてきましたから、生みの親の視点は別のものになって当然。それが初代オンリーの内容であっても、思う存分書き出してほしい(ただ、得てしてありゃっという間違いが出てくるのが大いに心配)
なんにせよ、まだまだ夏が続いていることにはわくわくさせられます。