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  ~懲りない傾向~

放牧の冬

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正月の放送を見逃していましたが、12日に(仙台では)再放送されたので録画しました「小さな旅」

町営温泉のお客と管理者、篠竹で笊を編む女性、乳牛を放牧する酪農家が紹介された、那須の12月の風景です。そこには大地の恵みをいただき、あるがままに暮らす人々がいます。

という構成で、しめくくりに登場する酪農家の二代目は、搾乳の時以外は一年中(就寝はまた別の話として)農場で放牧していることを、

「野生のままに、流れるように生きているのです」

と淡々と語ります。

 

そうか、そうなのか・・・と思いながらも「くくっ」と笑わずにはいられない、いかにもという演出の登場の仕方をさせられている(上の写真)酪農家こそ、誰あろうあの摩庭正さん。チーズケーキ工房ではなく本業の様子を拝見することができました。お父さんが農業で開拓に入ったのが昭和三十年代だというから、高度経済成長の折にも、那須はまだ荒れ地だったのでしょう。酪農の始まりは一頭の牛を放し飼いにしたところからだとか。のどかな風景にも歴史の重みがあるのだなあ。

 

 

 

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