いろいろ思うところがないわけでもないのですが、秀作の多いドラマ１０の中でも格段作り込まれて面白かった「トクサツガガガ」も、いよいよ最終回のようです。
番組が終わるまで原作コミックは読まずに過ごしていますから、あくまでドラマ側だけについての話で言うと、これができるなら、怪奇大作戦だって引き取ったＮＨＫに、直球路線で特撮ヒーローものをやってもらってもいいではないかと。
このドラマは特撮ファンを描いたもので、特撮ヒーローはガジェットのひとつにすぎない。そこがある意味けれんであり照れ隠し。だからまだ、等身大でも巨大でも、仮面や特殊スーツで身を固めた正義の味方が市民権を得ているとは言い難い。けれども、トクサツガガガは一つの突破口を提案したとも思えます。この照れ隠しな部分を拭い去り、斜に構えない、しかも戦隊でもライダーでもない（もちろんウルトラでもない）特撮ヒーローを生き残らせる試みを続けてほしいと感じます。
まあその前にね、たった７話で終わっちゃうのか！ なんですけどね。
ついさっき、最終回を鑑賞しました。
ぼくも小、中学生時代に、このヒロインと同じような思いをした事があったので(特撮だけではないですが)、ヒロインに共感できるところはありましたね。
ラストで仮面ライダーV3、怪傑ズバット、アオレンジャー等で知られるヒーロー俳優の名優、宮内洋さんが登場したのに驚きました。やはり特撮ヒーローといえばこの御仁を忘れてはならないでしょうね。
久々に子供の頃に見た戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズも、また見たくなりました。
宮内洋さんの衣装が風見志郎のそれだってところが、なにもそこまでやらんでも（顔立ちではわからない人が多くなったんでしょうね）と思ったけど、高校時代の回想でエマージェイソンとゲンカ将軍に入っている岡元次郎さんが出てくるあたりは、もうカメオ出演として当たり前なんでしょう。
よくよく見ていると、モブシーンにはこの手の番組に出てくる役者さんが結構うろちょろしています。