異なる世界、異なる時・・・を舞台にした、天と地と生命の終焉と再生譚。と簡単に書いちゃって、これで合っているかどうか甚だ怪しいので、冒険と幻想の物語(それも違うような気がする)と前置きして『ダーククリスタル』が、今になって再び制作されるのは嬉しい話なのです。
映画館で、当時は一度入館したら繰り返し上映を観られましたんで、これ一本のロードショーだったか何かと併映だったか忘れましたが、丸一日暗闇の中に居りましたよ。それが1983年のことですから、いつの間にか干支も三回巡っておりました。一昨年、制作が発表されたときにはリメイクかと思っていました。が、ふたを開けてみると「前日譚」が作られたようです。
予告編やストーリーボードを見てみると、前作の作風をきちんと生かしているけれど、なんかちょっと違うかなあという印象。ゲルフリンの顔立ちは、前作(左図)の方が「すっと入ってくる」感があります。人に見えてはならず、といって感情移入できないほど怪物であってもいけないという厳しいデザインワークスから生まれている(まあその割に、このキーラという少女は後にタレントの彼女がよく似ちゃってるんですが)キャラクターだけに、ちょっとアクが強くなってしまってます。
それでも8月末の公開は楽しみです。楽しみなんですが、なにこれネット配信かい。