唐突に三浦しをんさんの題名をひねり出しているのは、彼女の作風が家族を取り上げることが多いのと、~なあなあ~が2009年の出版(連載はもう少し前)だったからですが、なんでかと言われたらば「表題なんていつも趣味で考えてるし」としか答えられません。
なあなあ、と、easyは、悪くするとチャラっぽく読まれるかもしれませんが、三浦さんの物語では「ゆっくりと」という方言として出てきます。
「宇宙の日」でもなく、「水路記念日」でもなく、「鳥取県民の日」でも「セイラ・マスの誕生日」でもなく。いつもゆっくりとというわけにはいかないだろうけれど、なあなあと歩む家族のために。