あす8月15日は、あの「仮面ライダー」こと本郷猛の誕生日なのだそうで、生年は1948年だとか。はー・・・御年云々は置いとくとして、漫画版とテレビ版をすり合わせていくと、漫画版においては本郷家代々の財産を猛が25歳になったら相続させよという遺言が、執事である立花藤兵衛によって語られています。実際には立花さん、その全財産をつぎ込んで、改造された猛の身体を元に戻すための研究所整備とスタッフをかき集めています。
一方、テレビ版では猛が大学生ないし院生で、立花さんはご存じのようにオートレースの選手とコーチという間柄です。
この生年月日自体があとから明らかになっていく肉付け設定と思われるのですが、関連文献を紐解いていくといろいろ面白いことになっているらしく(すいません、それらを読んでませんのでWikipediaをリンクします)、一文字隼人との友人関係がいつ始まったのか、滝和也とはどこで知り合ったのかなどのエピソードが、後年、番組プロデューサーの平山亨さんによって執筆されているようです。
そのあたりはほぼ「仮面ライダー」のミッシングリンクなので、自由な発想が展開したのだと思われますが、猛と滝が「パリ・ダカールラリーで顔を合わせ、後に待ち受ける運命も知らずに語り合っている」という記述には、ちょっと平山さん、それは飛ばしすぎですっとお墓参りをしたくなる「やっちまった逸話」が書かれているみたいです。
「仮面ライダー」が放送開始された1971年、まだティエリー・サビーヌはパリ・ダカールラリーを企画もしていないのです。同ラリーは78年から開催されていて、二輪部門は79年からカテゴライズされました。生年通りなら本郷猛、30歳になっちゃってます。同じ「仮面ライダー」でも、スカイライダーの筑波洋だったら時代がぴたりと当てはまるのですが、彼はハンググライダー部でオートバイは趣味程度のようです。
しかし・・・それはそれで、チーム・仮面ライダーズがダカールラリーに参戦していたら、面白すぎますし見てみたい気もする。その際、砂漠や荒れ地を10000キロのオーダーで走らせてもぶっ壊れなさそうなマシンとなると、どのライダーのマシンがふさわしいのか。
このコンテンツには、つくばーど解釈で一部フィクションのまたフィクションなマシンも加えられていますが、1号からジオウまで、9割のライダーマシンを網羅していますので、検証してみてください。