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  ~懲りない傾向~

さよならガボテン島

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「スーパージェッター」「冒険ガボテン島」といったら、直撃世代は僕の叔父ですが、彼が読んでいた漫画雑誌を通して僕もそれらを知り得ていて、テレビアニメーションにもかじりついていた番組でした。なぜかこの2作品は、もうひとつ「風のフジ丸」とともに、チャンネル権を牛耳っていた祖父母も寛容でした。「ガボテン島」は、放送時間がニュース時間帯とかぶっていたので、そうでもなかったけれど、むしろこちらは連載漫画の流れのほうが動画よりなじんでいたと思います。

どちらもSFや冒険譚というジャンルで、「サイボーグ009」とは異なる、もう少しあっけらかんとした作風でしたが、茶の間にいて未知の世界を脳内で疑似体験できた、その後の自分に大いに影響を与えた番組であり漫画のひとつでした。今考えると、ゲームやラノベなどでスタンダード化し今の若い人たちが接している異世界や転生という舞台は、当時で言えばガボテン島の奇譚に近いのでしょう。それらを描いていた久松文雄さんも鬼籍に入られたそうで、寂しい心境です。

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