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  ~懲りない傾向~

兵は神速を尊ぶのよ

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福田雄一脚本・監督の「新解釈・三國志」が、キネマ旬報などでは酷評なんですが、このプログラムは「その悪ふざけをわかったうえで面白がった方が良い」観方をすべきで、うちでは面白おかしく視聴したのです。

が、女学生時代から諸葛亮公明のファンであるうちの奥さん

「こんだけやって赤壁どまりは許せんっ」

と憤るのです。

「だってさー、このノリで晋の天下統一までは連続ドラマでも予算が下りないぞ」

「三國志演義は赤壁のあとからがドラマなのっ」

もう吉川英治を読み直せと言うしかないのですが、女学生の頃と違って近年の彼女は活字を4ページめくったら昏睡するし、横山光輝版は絵柄が嫌いだと受け付けない。結局は公明を最も美しく作ったと評する「川本喜八郎作のNHK人形劇」を探すことになりましたよ。ありましたよ、彼女は財務大臣かねてますからあっさりと予算措置しやがりましたよ。「新解釈」が赤壁までを描くのは尺として妥当です。この人形劇だと全17巻の9巻めが赤壁ですから。しかし何かの間違いで、福田組版新解釈続編なんかができたら、また捧腹絶倒するんだろうなあ。

6 Responses

でも、このあと蜀軍は続々死んじゃいますからねえ。
大泉くん以上にぼやきが似合う人を仲達辺りにキャスティングしないと成り立たないでしょうねえ。
岩ちゃんの趙雲では…。

  • 仲達だったら安田顕で、頭は切れるけれど何言ってるのかわからない早口キャラってどうでしょうね。

  • >三國志演義は赤壁のあとからがドラマ
    はい、まさしくその通りだと思います。
    魏・呉・蜀と怒涛の展開ですからね。

  • 吉川英治で読み直せと諭してみたんですが、文庫本で八冊読み切るうちに寿命が尽きそうとか言っております。
    それはそれで困るなあ。

  • ヤスケン、いいですね!
    てか、いつの間にかNACS枠!

    吉川版、また買い直そうかなあ。

  • 彼も「銀魂」経由で福田組ですから。
    うちは横山版に行くのかなあ←俺の趣味で