1977年9月5日に打ち上げられたボイジャー1号は、45年の歳月をかけて太陽から約233億キロ離れた宇宙を飛行中です。ボイジャーと地球とでは、光の速度でも20時間30分以上のタイムラグを乗り越えなくてはなりません。これほどの長期間運用が可能であることを、当時の技術者は半信半疑以下の確率でしか認識していなかったそうですが、太陽系外探査ミッションはまだしばらくの期間続行されるのだとか。4万年もすると、きりん座の方角にある赤色矮星付近へ到達するはずです。
1996年式のうちのエスクードが26年で85万キロ走っている距離を直接比べることは愚かなんですけど、国家規模のミッションであろうとも、これに向き合う一個人の道楽って、根っこは同じような気がします。逆立ちしてもエスクード1台では火星にさえたどり着けませんが。