霙がフィガロごと転居してから、実に久しぶりにエスクードを2台とも車庫に入れられるようになりました。が、このような互い違いに入庫させないと双方のドアが開けられなくなる狭さ。ぷらすBLUEは2ドアですからBLUEらすかるのドアよりも大きいのです。
その日、BLUEらすかるを定位置に入れたら妙にドア間隔が広い。いやーな予感がよぎったのは言うまでもありません。
ぷらすBLUEを寄せ過ぎて、車庫内からまだ撤去できていないパソコンラックにリアバンパーを押し付けてしまっていました。
使いもしないで車庫なんかに放置されたスチール家具なんかでっきれーだ! この角に押し当ててはエスクードのFRPバンパーなどひとたまりもありません。これがまたちょうどの高さに張り出していやがります。後退しながらの車庫入れなので、「ぶつけた」感触がほとんどないのも困りものです。
どんなことになってしまったかというと、見ての通りです。まあね、ぶつけるような勢いだったらこんなもんじゃ済まなかったでしょうけど、見るも無残。
眺めていても仕方がないので柄の長いドライバーを探したけれど、うちにあるドライバーの全長では、タイヤハウス側からバンパー内側まで届かない。幸いドライバーよりも長い柄付きの棒鑢が出てきたので、これを片手に台所にてお湯を沸かします。
沸騰した熱湯をおもむろにバンパーへかけていきます。昔のやかんと違ってケトルの口は破損個所に熱湯がうまくかからない。何回かに分けて上から正面から注がなくてはなりません。
これを家内にやってもらいながら、僕は棒鑢をやんわりと破損個所の裏側に押し当て、ゆっくりと力をかけていきます。するとどうなるか。たぶん想像していただいたようなことが起こります。
熱湯で柔らかくなったバンパーは、へこみを押し戻してやればほぼ、元に戻ります。残念ながらラックの角に押し当ててしまった部分には亀裂が入っていましたが、手持ちのパテが無いのでそこは後日修繕予定。
それよりも熱変化で塗装が変色して、前オーナーが擦ったか何かで再塗装していた痕跡まで露呈してしまったよ(笑)。まあクロカン四駆なんてこれでいいわ(いいのかそんな雑なことで)
この熱湯治療、古参のエスクード乗りにはおなじみの応急処置です。考案したのは、かつてくろかんノマドを操っていただいすけさんで、狼駄さんのコンバーチブルのフロントバンパーの凹みを「カップラーメンを作るよりも速く」(狼駄さん談)修復しました。
あれって1999年の9月だったですね。役に立つ技法、受け継がれております。
今月は初代の受難月としか思えませんね。
まったくです・・・でも皆さんのはメンテや故障で、うちのは「壊した」という恥。