結婚して最初に夫婦で観た映画が「動戦士ガンダムF91」だったというのは、今さらですけどそれでよかったのか?な選択だったかもしれませんがそれこそ今さらの話です。
「赤い彗星じゃあるまいしの鉄仮面がかっこ悪い」とか「ガンダム(F91)のデザインがとっても厭」などと家内は言っておりました。
F、フォーミュラと言えば、当時はマクラーレンホンダの快進撃で、アイルトン・セナが3度目のワールドタイトルを獲得した年回りでした。この年の夏に本田宗一郎さんが鬼籍に入ってもいます。そういうレース世界とは直接のかかわりのないガンダムでしたが、フォーミュラマシンのデザインをモビルスーツ(ガンダム)に持ち込もうとしたというアイデアは、F91の形をあらためて眺めても成功したとは感じられません。
宇宙世紀0123年3月16日に始まるこの作品は、いくつかサイドストーリーができたものの、映画に続く本筋というか本家版は作られることなく、続編として最も近いところが長谷川裕一さんの「クロスボーンガンダム」となっていきますが、クロスボーンの物語は映像でも見てみたいと今なお思っています。間接的に宇宙世紀の延長上に生まれた「機動戦士Vガンダム」の方が、ガンダムとその派生モデルとしては優れたデザインでした。