TDAの新たな開催地として期待されている山口県のコースは林業伐採管理道から起こされたものだそうで、例えばダム建設のための原石採取場が活用されるダートコースとは根本的に地形も地質も異なります。
「雨が降ったらどろどろの路面で、高低差も35mくらいある。今回は雨後のどろどろコンディションでしたから試走するにも安全第一で速度が出せませんでした」
主催者の一人である島雄司監督は、川添哲朗選手のエスクードがミッショントラブルでそれどころではなかったようですが、話を聞くだに、ドライコンディションでも競技の特性を別のところに見出さなければ安全面でリスクが高いと感じます。更に聞けば、積載車を置いておく場所が無いとか、その積載車が路面状況によっては登っていけないとか、課題がどんどん抽出されている。
広島県あたりの安定したコースまで足を伸ばした方がよさそうですが、そうすると今度は常連としてレースを盛り立ててきた九州勢が遠征しにくくなる。それでも年間五戦あるとして、うち二戦くらいは遠出設営する必要がありそう。もっとも残る三戦をどこでやるのかという問題解決ありきなのですが。
それにしてもTA74Wのミッションはそんなにやわなのか? 面倒なものを投じてしまったのではないかと心配です。