本日土用の丑の日とは関係なく、つくばーど基地では生垣の刈り込みを行うのですが、関係ないのでお昼ご飯にうな重もうな丼も出ません。
ということは自分自身でも食えないわけです。それなら20日に入った土用が明ける8月7日までに食えばいいやと呑気なことを考えてますが、実際には土用も丑の日も関係なく食ってたりするのです。
3月のことでした。幸手の街を離れる際に立ち寄った「渡邉家」で「石焼うなジュー!」なる献立と出会い、面白がって食っておりました。創業130年だという、利根川や中川由来の鰻食文化を持つ幸手の同店は、意外にもユーモアを醸し出す老舗です。舞鶴の方にも「石焼うな飯」というのを出す店があったはずですが、幸手の方は「ジュー」と表記するばかりか「!」まで付けちゃうのです。
ふっくらの蒲焼と、ぱりぱりなおこげを適量混ぜてよそう、熱々な献立。これは面白美味しい。
しかしご注意を。本日土用の丑の日のはずですが同店「28日」とうたっております。それなら過ぎてるからいいけど、同店土用の丑の日に限っては限定献立となりこの料理は出ません。ちなみに明日31日月曜は定休日です。
こちらでも高知県民なら誰もが知っている(と思う)うなぎ専門店がありますけど、この店は土用の丑の日はうなぎに感謝するという理由で定休日になっております。
市街地から離れてますが、丑の日じゃなくても連日いっぱいの繁盛店です。
若い頃、自分の稼いだお金ではじめてその店に行こうと思ったのが丑の日で定休日…。
まだネットの時代ではなく、丑の日なら絶対開いているだろうと高を括って行ったものの、店先に着いてはじめて休みと知りました。
それでもうなぎを諦めきれず、帰り道のスーパーで売れ残りのうな重を買って食べたものの、気持ち的に美味しくなかったことを覚えています…スーパーの弁当ではすこぶる高い値段でしたが(涙)。
これはまた土佐らしい気風のお店ですね。
土用の丑の日と鰻を結び付けたと定説の平賀源内も讃岐の人でしたから、なにかしらの縁を感じてらっしゃるのかもしれませんね。
高知の蒲焼は蒸さずに焙るんでしょうか?
僕は以前、浜松の有名店にSIDEKICKさんに連れて行ってもらった折、蒸さずに焙るかりかりのうな重を初めて食いました。
関西圏の調理方法だとばかり思ってましたが、浜名湖の界隈だとどちらの焼き方もあるようで、たまたまそれに巡り会いましたね。
他のうなぎ屋はどうか分かりませんが、その店は蒸さずに焼いてます。
その分調理時間もかかって、入店から提供までに小一時間は当たり前です(汗)。
聞いた話では浜名湖あたりを境に蒸すか蒸さないかとか、背開きか腹開きかなどの違いがあるそうですが、娘らが名古屋で食ってきたやつは蒸していたというので、必ずしもではないんでしょうね。