十二支の干支の中で、竜は唯一、想像上の存在です。辰年は陽の気の脈動によって万物が振動し活力旺盛する、成長し形がととのう年とされています。超自然的とはいえ想像上の存在ごときにそんな効能があるのかよと思うのですが、身近で突然意外なことが起きたり、急に思いついて何かしらを始めることを「足元から竜が上がる」と言い、要は気持ちの持ちようなのかと半分納得するわけです。
竜の視点から見たらきっと「行き当たりばったりで暮らしてやがるくせにどうにかなってるだろうよ」などと言われそうなのがつくばーど®の在りようです。それでもいろいろなものが重くのしかかってきているのが現実。ここで足元に潜む超自然的想像の存在に頼るか、地に足をつけて前を向くかを決めなくてはならないのが人の辛いところです。
ぶつぶつ独り言ちていても2024年は始まってしまいましたから、今までどうにかなってきたならここからもどうにかなるんじゃないの? という能天気さを捨てることも無いのです。と・・・なんともいい加減な一年の計を立てることにしました。自分の力量を願みず強大なものに抗うとか、大それた計画や無謀なことをすることを「竜の髭を蟻が狙う」とも唱えますが、何も自分で自分を蟻呼ばわりしなくたっていいじゃないですか。
そのような気分で、遂に無謀で大それた計画の後半戦に挑んでまいります。
などと能天気なことをやっていた矢先、令和六年能登地震が発災し、極めて広範囲な津波と局所的大地震の被害が時間を追うごとに拡大しています。仙台での被災を思い返すと、それこそ自分には何一つできない無力さしか蘇ってきません。被災された地域の方々が少しでも平穏を取り戻せますようお祈り申し上げます。
新年、あけましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。
昨日の地震はぼくの県でも震度4~5相当の揺れがありました。’11年の長野県北部の地震を思い出すような地震でした。今回の地震でも、また家財の一部が破損してしまいました。
ぼくも以前富山県の黒部市や北陸道沿線の親不知ピアパークへエスクードでいった事があるのですが、もし臨海地区へ車で行っている時に津波の警報が出た時はどうするべきかと思いましたね。
ぼくとしても、こんなに不吉な新年の始まりは初めてです。被災地の1日も早い復興を願います。
今年もよろしくお願いします。
元旦発災というインパクトは大きいですね。僕はあの地下鉄サリン事件の日にわずかの時間差で都内に入り、阪神・淡路の被災地には仕事の応援で赴き、それらより前だったけど都内の同時多発テロはもろにくらって通勤半日かかるというハザードを体験して、まさかの東日本大震災で被災しました。
ただね、そういうものを吉凶に喩えると、断然「吉」の方を多く体験しているはずです。東日本大震災のときにそう悟りました。そうしなければあの修羅場を潜り抜けられなかったのです。
今回、単なる傍観者でしかない何もできない自分に、なにかしらやれることはないものかと考えさせられています。