搭乗者が乗り込み操作できるAV98式イングラム。TNG宣伝に使われたデッキアップモデルは、デッキアップするだけのしろものでしたが、ロボットベンチャーのMOVeLOTが手掛けているイングラムは上半身だけに絞りながらもテスト機としての操縦をシミュレーションし体感できるようです。現時点での話ですが足がついていない・・・ということは、新山下で大仰な興行をやったモビルスーツとそう違わない気もするのですが。
双腕のモーションコントロールは、ここまでのロボット開発技術で現実的なものとなっているけれど、股間から爪先までの全関節を駆動させて屈伸したり歩いたり体さばきや諸々の動作を操縦席でこなすという行為は、レバーだとかペダルだとかが何対必要で、駆動系の出力をどのように変化させ伝達し動かすのか。という大変興味深いシークエンスの塊です。同時に、長年の巨大人型機械の操縦方法を具現化するのは大変なことだと思います。
このイングラムがそこまで見越して最終ステージを目指していることは大いに期待しちゃいます。