同じような感じに撮れたので並べて比較。 左が7月13日で右が9月13日 2ヶ月の間にはな、お腹回りがむちむちになってる(汗) 順調に〝小さいサイズの猫〟になってきたわー。
リアルとフィクションの間に
М78という星雲は、オリオン座の三ツ星の方向約1600光年の彼方に実在し、今から240年ほど昔の1780年にフランスの天文学者ピエール・メシャンが発見しました。発見歴に78という数字が混じっているところが、2020年という年回りのエポックです(書いててそれには意味がないとも気が付いた)
この星雲は、しかし、あのウルトラの一族が住んでいるМ78星雲とは別の天体です。彼らの故郷と太陽系は300万光年という距離を隔てています。
この際、どっちのМ78でも構わないんですけど、まあどう足掻いてもBLUEらすかるが辿り着ける場所じゃあないです。М78を示すんだったら、下二桁が78のときに見てみたかったのですが、残念ながらこの車を見つけたときには8万キロ以上になっていましたので、それから15年、ようやく上二桁で実現しました。
これがまた、数字は狙って撮影できたのに、日付が9月11日と、外してしまいました。BLUEらすかるは2005年9月5日に陸運登録され、9月10日に大勢の友人たちに出迎えていただいたのです。うへー、78よりそっちの方が重要だったじゃんかよー・・・
第14回買い出しトライアル やります
急なお話で恐縮ですが、固定ページでお知らせしたとおり、第14回買い出しトライアルを試験的に開催することにしました。内容は、第1回で行った「峠の釜めし」を買い出し、ゴールに時間内にたどり着くだけの簡単なものです。が、どこへ買い出しに出かけるか次第で、簡単でもなくなるのがこのトライアルの罠です。前回、あおいろさんの彼女(現 奥方)が、たった一本しかない外れくじを見事に引き当て盛り上げてくれました。
スタート地点、ゴール地点は前回とは異なります。コロナ禍という風潮もありますので、行事自体で密になる時間は極力短縮し、どこへ買い出しに行くのか、ゴールはどこかという移動の楽しみを引き出したいと思います。コロナ禍対策についてはそれぞれ、充分な準備でご参加ください。
とはいえ開催が来週の日曜なので、「そんな急な話につきあってられるかっ」と、誰も来ないって可能性とも承知の上で、スタート地点に出かけることにします。
謎の十三代目 石川五ェ門
十三代目 石川五ェ門だけの謎ではなく、「ルパン三世(のFirstシーズン)」全体にかかわるキーパーソンという話です。
という割にはいきなり峰不二子のキスマーク入り新聞の切り抜き。「カリオストロの城」の有名なシーンで、翌日のクラリスとカリオストロ伯爵の婚礼にバチカンから大司教が来る・・・と書かれているらしいあれです。大事なことは日付。1968年9月12日、つまりあの物語はこのガジェットから時代が判別できます。
だからどうした。という話ではあるのだけれど、この映画製作に関して宮崎駿監督は、ルパンを完結させるくらいの意図で、中年になって落ちぶれかけたようなルパンを描こうとした旨の発言を、当時しています。上映は1979年12月のこと。この映画は賛否二分し、その、中年で落ちぶれた、100円ライターを使うようなルパンは認めぬというファンの声が勝り、映画の出来に関わらず興行は振るわず、宮崎さん自身が干されていきます。
その後の映画の再評価はご周知のとおりですがちょっと待て。この石川五ェ門は、いったい誰なんです? と、いまさら何を言い出すんだな部分が謎なのです。石川五ェ門とルパンの邂逅は、Firstシーズンの第5話にあたるのですが、五ェ門が出るシーンの一つに、深夜放送を聴いている場面があります。彼の趣味の一つです。それはいいんだけれど、このとき流れる楽曲が小柳ルミ子の「お祭りの夜」、1971年9月に発売された2枚目のシングルレコードの収録です。
これはもう、同13話に出てきた魔毛狂介に頼んでタイムマシンで送ってもらったとしか思えない。この魔毛撃退の折にも、江戸時代のセットに翻弄された魔毛に「今は本当に寛永3年か?」と問われ、「今は昭和47年(1972年)でござる」と答えています。というわけで、「カリオストロの城」はルパンを終わらせるエピローグどころか、壮大なプロローグだったと解釈できるのに、68年の世界になぜ五ェ門が存在するのかというパラドックスをはらんでいたのです。
まあね、テレビシリーズと単発映画を無理やりくっつけて考えるなと言われればそれまでです。でも謎は謎です。
ところでその「カリオストロの城」では、五ェ門には「今宵の斬鉄剣は一味違うぞ」という名言がありますが、これもよく練り込まれた使い方で、実はそのセリフ、68年にタケヤみそが打ったCМで、森光子さんが言った「ひとあじちがいます」が、たぶん偶然ですが原典。
Team WESTWIN Warriors#150
台風10号襲来の直前、ウエストウインにニューマシンの素体が届きました。島雄司監督によれば、
「いえね、TDAと同じくらい古くからやっている別の耐久レースに出たんですよ。それで中村隆君のコルトをぶっ壊してしまったので」
ということなんですが、
まあジムニー牙城のダートトライアルにエスクードで切り込んだチームですから、世間から見たら
まともじゃない天邪鬼だと言われても仕方ないんですが・・・
これで走るんかい!(気分はもうすっかりWRC)
「レギュレーションがAT限定で1500ccまでなんですよ。残念ながらJ20A搭載じゃありません」
オートエアコンが付いているのがもう贅沢品です。距離もそんなに出ていなくて上品質。カーナビゲーションは外されてしまっており、川添哲朗君から「コースで迷うといかんので付けてくださいっ」という笑かしな要請も出ているそうです。
雪辱戦は10月25日。なんの雪辱かって? 監督、かなり腹に据えかねたことがあったらしいです。さてどうなることやら。
「続 ウルトラマン」だったとしたら 前編
9月10日(便宜的に放送日)、地球は暗黒怪獣の接近で太陽系ごと丸のみにされ滅亡する危機に瀕していました。この暗黒怪獣がまたとんでもない存在で、北斗七星を飲み込み蟹座を食い荒らし・・・と、それぞれの星座を構成する星々がどんだけ離れているんだ?という突っ込みをものともせず、太陽系にやってくるわけです。しかし地球では星占い師の娘の予言や天文研究所の観測によって察知され、МATが活動するものの、この事実は避けられなくなります。
結局、暗黒怪獣は新ウルトラマンの活躍によって、意外と簡単に退治されてしまうのですが、地球を角砂糖の大きさにまで潰してしまう超圧力の怪獣体内で戦える新ウルトラマンの、どこが弱いんだよという新たな突っ込みをしたくなります。怪獣が退治されたことによって、星々は元の軌道に戻っていくという結末はもういいや、です。問題はそのことではなくて、この9月10日の出来事が、もしも「帰ってきたウルトラマン」でなく「続 ウルトラマン」だったらという話。
「続 ウルトラマン」は、「帰ってきた~」の前段企画で、ゼットンとの戦いから30年後、文字通りウルトラマンが地球に帰ってきて、МATとともに怪獣や宇宙からの侵略者と戦う設定でした。しかし完成した作品は、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」とは異なり近未来色を引っ込め1970年代の日本を背景にしているように見えています。特に、前作ウルトラマンの模倣にしたくないという制作サイドの意志によって、昭和の世界がドラマにも強く押し出されています。
だから、もしも「続」の企画のまま新ウルトラマンが描かれていたら、この70年代の世界は30年ずれることとなるのです。それではその30年後というのはいつの時代になるのか? とりあえずウルトラセブンはすっ飛ばして、初代ウルトラマンの世界を引き合いにしつつ考えていく必要があります。ただし「ウルトラマンメビウス」がその考察を最後の最後で不意にしてくれるのですが、それらは後編で触れるとして、9月10日の話に絞っていきます。
見張られてるような・・・
それはまた極論を言うなあ
1台のクルマに多くなリスペクトを持つことは悪いことではないと思っています。そうでないと、初代のエスクードばかりに乗っている僕の立つ瀬がありませんし。しかし二階堂裕さん、思いきったことを言います。どこをどう切りつければ最新モデルが過去のモデルを超えられないのか。JB64とSJ30の比較論で、その決定打が「幌モデルが無い64」「オープン感覚味わえ乗り味も向上させた30」という部分なのは、無いものねだりのような気がします。
二階堂さんは海上自衛隊を辞してスズキに入社した人で、当時登場したSJ30を大いに気に入りスズキの門をたたいた。この二代目ジムニーの良さ、魅力を守るためなら、後に立ち上げられた次期ジムニー(おそらく乗用車化を視野に入れた構想だったと思われる)を第一回目の会議で蹴飛ばし、結果として次期ジムニーではなくエスクードを誕生させるに至っています。
だから初代エスクードのコンバーチブルは、SJ30FМの姿に通じるものがあります。二階堂さんとしてはこのFМよりも、センターピラーを持たない、フロントグラスを前方に倒せるFKに魅力を感じているのでしょう。
二階堂さんは本日発売のスーパースージー121号で、JB64では継承しきれなかった「本来のジムニーの様々な要素の復活」を求めているのですが、わかりやすいところとして「幌モデルが無い」というのは、開発陣に対していささか苦言の域が過ぎるなあ。そこだけ切り取っていいなら、ロクヨンはエスクードのゼロイチアールすら超えていないことになるんだけれど、僕がそれを言ったら炎上間違いないですね(図らずも言っちゃってるけど)