昨年、めでたく全課題が攻略されたSuper‐Sレイドの後を受け、今月より新たに「SuperSpread-Sレイド」を開幕しました。
どこがどう拡張されたんだか、相変わらずアナログな手法だし、その辺はいつも通り怪しいのですが、Sレイドの頃から変えていないのは、そこを見つけ出して攻略しに出かけたら、誰かと出会った・・・なんてことが起きないかなあというねらいです。
昨年、めでたく全課題が攻略されたSuper‐Sレイドの後を受け、今月より新たに「SuperSpread-Sレイド」を開幕しました。
どこがどう拡張されたんだか、相変わらずアナログな手法だし、その辺はいつも通り怪しいのですが、Sレイドの頃から変えていないのは、そこを見つけ出して攻略しに出かけたら、誰かと出会った・・・なんてことが起きないかなあというねらいです。
ESCUDO Mileage 2021年版が始動しております。
カバースチルは、応募が全然なかった(涙)ので、かわねこさんに泣きを入れてストックを使わせていただくことになりました。
約4200万キロから、15年めのスタートです。歴代エスクードとその派生バージョンユーザーの皆様、ご協力をよろしくお願いいたします。
ハードディスクの中からサルベージしたテキストは、20年くらい前に書いたものでしたが、主人公が「何年も前に成人した僕の曾孫」という設定は、だんだん予測が崩れてきています。スズキももっと早く水素燃焼エンジンを世に出すかもしれませんし。それ以前に、この世界観をわかってくれる人なんか当時も今もいないんじゃないか?
おまけにブログ記事としてはとてつもなく長いので、お読みになるのはやめといたほうがいいかもしれません。
そんなもの出すなって? 僕だって(そうもいかなくなっちゃったんだけれど)正月くらい休みたかったんですよー。
その日僕は、納車されたSUZUKIの4輪駆動車「雫」についての、取り扱いマニュアルを読みふけっていた。
4WDはSUZUKIのロングセラーブランドだが、営業オフロードコース以外に未舗装路の乏しくなった現代、新しい提案を求められていた。
“雫”と名付けられた新型四駆は、2040年にSUZUKIが発表した水素燃料エンジンが搭載されたものだ。
当時、水素燃料をイメージさせたという“雫”なる愛称は、SUZUKIの文字を組み替えたものと話題になった。これは三代目にあたる。
届いたばかりのこの新車をさっそく乗り出してみようと思っていたところへ、ロンドン郊外に住む知人、アンウイン・スタンレー神父からの使いがやってきた。
驚くべき事に、彼、マシュウ・ハーディングは身の丈50cmにも満たない小人であった。
物質縮小マシン「ミニマイザー」の効果によって自らのサイズを変え、隠密行動をとっているのだという。スタンレー神父は、イギリス情報部本部聖職者作戦課 (BISHOP)のエージェント、マシュウは神父の助手にしてコマンドなのだ。
彼は一枚の写真を僕に差し出した。
デジタル写真が平準化した現代においては珍しい、銀塩写真で撮影されたもののようだ。
神父が、発令されたロンドン指令Xに基づく調査の末、命がけで入手したものだという。命がけだったのは、たぶんマシュウの方だろう。
そこには奇妙なクルマが何台か映っていた。
マシュウは淡々と話し始めた。
20世紀末、謎の円盤UFOが地球上に現れ、地球人誘拐などの事件が相次いだ。
宇宙人の侵略という可能性を見出した人類は、1980年代に地球防衛秘密組織SHADOを結成し、UFOの迎撃作戦を展開していたという。
SHADOはイギリスのハーリントン・ストレイカー映画製作プロダクションの撮影スタジオ地下に司令部を設けていたというが、存在は世界的に秘匿され、月面に前線基地があることすら、人類は知らされていなかった。
その事実が明るみに出たのは、1999年のこと、月面に廃棄していた核廃棄物が連鎖反応を起こし月が地球の周回軌道を外れ太陽系を飛び出してしまう、ムーンベース・アルファ遭難事件によってであった。
ムーンベース・アルファの漂流は、異なる種族との遭遇を果たすが、この事件によって地球を直接侵略しようとするアンドロイド・ゼルダのモンスターも確認された。2020年、人類は地球防衛軍テラホークスを結成してこれを迎え撃った。混乱期に入った地球は、海底からの地上侵略にも見舞われた。タイタン族と名乗る海底人が、UFOやゼルダと共闘していたかどうかは確認されていないが、この局地的侵略には、世界海洋安全機構(WASP)が派遣した原子力潜水艇 スティングレイのトロイ艦長が対応にあたった。
マシュウはデミカップを両腕で抱えながら、ややぬるくなったアールグレイを一口すすり、これほどの攻防に投入された人材、資機材と資本のことについて考えられることは何か。と、僕に問いかける。
卓越した人材登用と技術革新、それに伴う防衛装備の開発・・・ そうか、軍事組織や超兵器の存在は秘匿されていても、開発に伴って培われた技術は、形を変えて一般社会に流出しているのだ。
雲を突くような超高層建築や、それを短時間で施工してしまう工業化技術、巨大な土木工事を合理化する大型土木機械の登場は、確かにある。しかし、ここ数年、原子力施設でのトラブルや、地球環境の変化から起きた自然災害による人的被害も拡大傾向にあった。
マシュウは話を続けた。
災害や事故に対して、国や政治、思想、宗教を問わず駆けつける私設救助隊が存在する。
その機動力は、地球の裏側へも一時間以内に到着し、無償の救助活動を展開する。
テクノロジーをねらう妨害者も存在するが、彼等「国際救助隊」はあらゆるイデオロギーを越えて、世界平和のために尽力しているという。
彼等の顔も姿も見たことはないが、時折、ニュース配信されてくる「国際救助隊」の活躍はよく知っている。彼等は、見ず知らずの被災者を助けるためだけに、命を賭して災害現場に乗り込み、名前も告げずに去っていくのだ。
21世紀半ばを過ぎて、ようやく地球規模の実質的な平和維持を唱えることのできる時代がやってきたのだ。
つまり、スタンレー神父は、僕に、“僕の曾祖父”の意志を継いで、彼等のような正義と平和のための盾として立ち上がれと伝えをよこしたのだろう。
すると、マシュウは、そうではないと首を横に振った。
この数年、人類は有人火星探索を実現している。しかしその途上、誤って異星人ミステロンの基地を破壊してしまい、ミステロンは人間や機械を自在に操れるロボット光線を使って、地球人への復讐を予告してきたのだという。
人類は新たな地球防衛機構「スペクトラム」を結成し、ミステロンの攻撃を撃退しようとしている。
それが、届けられた写真なのだという。
手前の赤い車両は識別もできないほどピントがずれているが、その奥の2台は画像処理によってディティールが明らかにされていた。
フロントタイヤが縦2連のロールス・ロイス! 2065年に日本の自動車スクープ誌がパパラッチショットを載せたものの、それ以前の2060年に大富豪J・トレーシーがフォルクスワーゲンから全面買収し経営再興を図っているロールス・ロイス社が、その存在を全面否定した、あのピンクのスーパーロイスだった。
ジェットエンジンを搭載しているらしい。というウソか本当かもわからないあやふやな情報のこのクルマは、実在したのだ・・・ 隣に対峙している窓もドアも見あたらない車両は、スーパーロイスの大きさから比較想像しても、かなり大型の装甲車のように見える。ドアもしくは乗降ハッチは、おそらく車体のサイドパネルに描かれている、見たこともないエンブレムのあたりにあるのだろう。
さらに奥で護衛のように控えているのは、謎の組織、スペクトラムが世界中に配備しようとしているSPV。わかりやすく言えば追跡戦闘車だ、と、マシュウはつぶやいた。
スーパーロールス・ロイスの所有者は、英国貴族クレイトン・ワード家の長女であるペネロープ・クレイトン・ワード嬢だという。
マシュウによれば、スタンレー神父の所属組織BISHOPとは異なる英国情報組織(F A B)に勤務している彼女は、個人的な関心から、例の国際救助隊にも取り入っており、そのイギリス支部エージェントという肩書きも有しているそうだ。
彼女がスペクトラム結成のために、ずっと以前から行動していたことを、スタンレー神父はキャッチしたらしい。
スペクトラムの指揮官であるホワイト大佐の存在と、件のペネロープ嬢が秘密裏に会見している場面が、マシュウが命がけで撮影したまさにこの写真だったのだ。
マシュウは告げた。
世界は再び、軍事力によって均衡を保つこととなる。20世紀末から経済斜陽で疲弊しきった日本にも、軍需による活況期が訪れるだろう。そのとき、何が正義で、何を信ずるべきかの、健全な判断力を有する世論は不可欠となる。
「ライデン・アラシダ。君と、君の仲間が構築するネットワークの活躍に期待したい。君の国の優れたモータリゼーション・テクノロジーとその産業が、軍需だけに傾くことのないよう、見守ってもらいたいのだ」
マシュウは初めて、事務的な対話を感情のこもった声に変えて、僕、“嵐田雷電”に、スタンレー神父からのメッセージを告げた。
マシュウが帰ったあと、僕は“雫”を走らせ、関東平野の隅っこに秘密基地を持つ曾祖父のもとへ急いだ。
曾祖父は齢100歳を越えてなお、すけべじじいを気取って、僕と同じ世代の若い女の子と遊びほうけている、どうしようもない妖怪爺ぃだと思っていた。
「ひい爺のあれは、このときのためのフェイクだったんだ!」
残念ながら、“雫”の性能をインプレッションするのは、また別の機会に譲らねばならない。僕は世界の片隅で、世界が動いている瞬間に、初めて遭遇した。
西暦2067年、冬のことである。
西暦の末尾が「1」の年、株式市況にとってはろくなことが起こらないそうです。ついでにその年の干支が「丑」だったりすると、何かしらの要因でつまづくことも少なくなかったとか。真偽のほどは、過去の年回りを点検し、ことしを過ごしていけば、どうにかなるのかならないのかがはっきりするでしょうから、当たるも当たらぬも八卦ってところです。
昨年暮れに木星と土星が何百年ぶりの超最接近したことで、世の中の流れはすでに切り替わっているという説もあります。西洋占星術において「風の宮」に属する星座の人たちにとっては、大躍進の年回りだとか。これもまた真偽のほどは過ぎてみないとわかりませんが、丑年で天秤座の僕は、両方比べてプラマイゼロかよ?
翻って丑=牛。牛乳飲んで育ったうえ、牛肉食って重くなった恩恵を受けていながら、牛には馬ほどの魅力が無くて、有馬記念や東京大賞典を走る競走馬が話題になっても、闘牛場での牛の扱いはもとより、そも闘牛って牛がマタドールに負かされる趣向じゃん。劣ったものから優れたものに乗り換えることを「牛を馬に乗り換える」とも云ってしまうのも、なんだか哀れさを感じます。
早くても遅くても、劣っても優れても、行き着く結果は同じじゃありませんか。慌ててもしょうがない。15年もかかりましたが、地球と月を往復する距離を走り切ったし、あの6月の日から現在、80万キロまであと6000キロを割りました。
牛も千里、馬も千里。走り続けられるなら、走ります。
2020年はいろいろな著名人が鬼籍に入られ、昭和から平成に移り変わるときもそうだったと思い出していましたところ、昨日、31日午後、家内の母親が老衰にて享年85歳で静かに息をひきとりました。
新年早々そんな話で申し訳ありません。
そのような次第で、喪と年越しが一緒に来てしまいましたので、欠礼のご挨拶も間に合わず、年賀状の発送を急遽中止いたしました。年始のご挨拶もひとまず本日のみ辞退させていただきます。本欄へのコメントも不要ですのでお気遣いいただきませんようお願い申し上げます。
当ブログ、つくばーどサイトの掲示板などは通常運営いたします。
相変わらずのコロナ禍、警戒レベルの大雪です。皆様も安全とご健康にお気をつけ、2021年をお迎えください。
なんか10年前にもやっていて、またしても同じ轍を踏んでいますが、2020年はつくばーどサイト開設20周年でした。こんな年回りにコロナ禍なんか呼び込みやがったのは何処のどいつだよ。何一つまともな記念行事ができませんでしたよ。
20年紀なんて言葉があるのかどうか調べてみると、Scoreというらしいですが、2世紀くらい前に廃れてしまったらしく、2度目の10年紀としてTwo Decadesと呼ぶらしいです。
らしかったなあというのは、BLUEらすかるが地球帰還を果たしたことと、ついうっかり「200回目のつくばーど」を独りつくばーどでやってしまったことでしょうか。秋以降、買い出しトライアルを復帰させて、不発にならずに済んだことはもう安堵以外の何物でもありません。テレワークが定着しようとも、やっぱり引きこもっているのは性に合いません。
仲良しの福島県相馬の市長さんに「ウィズコロナというのは、正しく怖れて賢く逃げるものなんだよ」と教えられました。彼はもともとお医者さんです。様子を慎重に見ていればどう対処して回避するかが見えてくるということだそうです。これは「慣れる」ということとは少し違います。慣れは成すべきことを見失いますから。
それにしても、10年の節目の2度目を過ごして、なんだかんだ言って持続していることは、いかに不真面目に歳月を浪費してきたということなのかもしれません。それもぼちぼち残り少なくなっているとすれば、来年も好き勝手にやりたいぜ。という暴言を吐いて、本年を締めくくります。
みなさま良いお年を。
クロさんから「これは小田喜商店さんへの挑戦ですね」と、壬生でこの秋から発売されているという和栗のモンブランの紹介がありました。
うわわ、小田喜さんのところの「45分」だってすごいと思っていたのに!
本店の方は不定期に出していたようですが、現在は北関東道の壬生PA/道の駅みぶで常時販売しているというので、本日14時頃に現地へ行って参ります。クロさんも来られるというので、「つくばーどinらいとにんぐ壬生」の開催決定。 ←そっちをやりたかったのばればれ
ソフトクリームが中身とあっては、確かに8分だよねえ。
「もろび」って何? というあんばいに「と」が格助詞になっていました。それに加えて「こぞりて」なんてボキャブラリィが無い。主は来ませリなんかもう、シュワ・・・以下略。もちろん、まだ役者のアーノルド・シュワルツェネッガーはいない時代の話です。
クリスマスカードを絵葉書風に起こすというアイデアは、有りといえば大ありだったんですが、やってみると夏の時より難しかったです。街にあれだけモチーフがあふれているのに、これっというものにはなかなか巡り合わないものです。
先日の「土星と木星の超最接近」の話題にも一部重なることですが、クリスマスツリーのてっぺんに飾られる星のオーナメントは俗に「ベツレヘムの星」と呼ばれており、これを西の天空に見た東方の三賢人がベツレヘムを訪ね、王となる赤子の誕生を祝いに来た・・・という逸話があるわけですけど、そもそもそんなこっ寒いときに二か月も三か月もかけて西へ旅をするのも大変だし、その頃ベツレヘムあたりじゃ羊飼いが野宿しながら羊の監視をしていたりといった季節感の合わない証言が聖書の中にある。
それこそが12月25日はキリストの誕生日じゃないのよ、の裏付けの材料だそうです。まあその辺は、うちは仏教だからどうでもいいわとうっちゃるとして、ケプラーなんかは「紀元前7世紀に木星・土星がうお座で3回連続して会合を起こしていた」と試算しています。するとクリスマスは9月になっちゃう。ただこの3度の会合は、接近と言っても惑星間の角度が離れているという異論を唱える人もいて、「紀元前2世紀の6月に起こっているしし座宮での金星と木星の大接近」ではないかと主張されます。
じゃあなんで12月25日にキリストのミサ=クリス・マスをやっているんだ? というのは、その日がかつてのローマにおける冬至祝だったから。この逸話も有名なんだそうですが、細かいことを言い出すときりがないので、押井守さんの言葉(これは名言だと思う)、「仏ほっとけ、神かまうな」を持ち出して、来週の月曜日まで休みなんかねーよという木曜日に突入します。ちなみに正式なベツレヘムの星は五芒星ではなく八芒星だそうです。あっ、写真のはよく見たら星じゃないし。
TD54Wに乗り換えてから、kawaさんが自車を弾丸あるいはν弾丸と呼んでいるかは定かでありませんが、かつてのTD11Wはそう呼ばれていました。事実、今でもさらっと遠州の向こうからやってきちゃうのだから、弾丸ぶりは健在。主治医のところのTDA4Wが諸事情から廃車となり、宙に浮いたスタッドレス組付けホイールを引き受けてくれて、昨日基地にいらっしゃいました。以前だったら忘年会の設営がある時期ですが、ウィズコロナでそういうわけにもいきません。
「昔やっていた動画配信が、通信サービスの終了になったので、今は夜通し出かけることがなくなりましたよ」
でも彼の現在の勤務先が愛知県なので、うちへやってくること自体が弾丸です。折しも今週、東海地方は平地でも雪が降るという予報だから、ちょうどよいタイミングでした。
先日の東北行の折、道の駅で声をかけてきたハイラックスのオヂサン(たぶん同世代かも)が
『いま古いクルマを好んで乗るのが流行ってっからねぇ。こんな左ハンドルどこで見つけてきたの?ボディーを艶消しのアースカラーでオールペンして、前後のバンパーを黒くすれば今風でカッコよくなるよぉ(笑)』
って、御親切にアドバイスしてくださいました。
あ、ハイラックスは2シーターロングのピックアップで、塗色は艶消しグレーと所々錆止めカラー。バンパーは元メッキ(笑)
荷台には使い込まれた風のサーフボードが2基積んでありました。
声をかけてくる人たまにいらっしゃいますよ、TOYOTAやNISSANの大型ピックアップの逆輸入車に乗った方々。
『これも左ハンドルなんだぁ(笑)』
って、あからさまに上から目線なんですけど。
まったくお前ら、ティラノサウルスに『あんた爬虫類の素人ダネ』って言ってるのと同じやぞ(笑)
彼等にとってはしょせんジムニーかもしれませんが、そのジムニー歴史館が休館日であろうと出かけて行けばアピオの会長が案内してくれる男。というのは、和邇さんのほんの片鱗にすぎないのです。
彼等にとってはしょせんサイドキック(エスクード)レベルでしょうが、古いクルマを探してきて乗っているのではなく、新車登録からずーっと乗り続けている和邇さんというのも、ほんの氷山の一角なのです。いやー、冷や汗もんだわ。俺の指先一本で♪ って鼻歌謳ってる和邇さんの顔が浮かんじゃったですよ。
でも・・・そういうカラーリングのジムニー、和邇家に既にあるよ。