「ロックの日」はミュージックネットワークが制定した日本独自の記念日だそうですが、ロックミュージックは元々、50年代に生まれたアメリカの大衆音楽。ロックンロールとは呼ばないのねーと思ったら、そっちは60年代に廃れて「ロック」の呼称が定着したようです。同じ6月9日の「超人ロックの日」とはもちろん別解釈です。双方、頭文字も「R」「L」で異なりますし。東日本大震災の後、よく石巻市で見かけた故・内田裕也さんによれば、石巻も語呂でロックンロールの町と謂われました。
言葉としての起源はかなり古いようで、17世紀の海兵隊が洋上で体験する船舶の縦揺れと横揺れの混じった様子を表現していたものが始まりと伝えられています。これが1930~40年代にR&Bの派生音楽として用いられるまではエッチなスラング扱いの年月が続き、「ろくなもんじゃねえ」とか孫に話していたうちの祖母などはプレスリーにも感化されなかったらしいですが、その子供たちはビートルズにかぶれていました。